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復興支援から学んだFES!

熊本県八代市坂本での川渡し鯉のぼり🎏
令和2年7月の豪雨で被災した八代市の坂本にて幡ヶ谷再生大学のもと鯉のぼりを上げた!

目の前は球磨川につながる小さな川が流れていて、山の上から大量の土砂が流れ込み川の堤防を崩し何軒かの家が埋まってしまった。河川の応急工事や復旧工事は被災状況を確認しながら着手になるため、被害がでても手をつけられない現場というのは沢山ある。

その場所も9ヶ月もの間放置されていた。


そこで動き出すのが幡ヶ谷再生大学。

被害を受けた人達に元気を届けようと、全国から使わなくなった鯉のぼりを寄付してもらい、その土砂が流れ混んだ川に鯉のぼりを泳がせたのだ。

2016年4月の熊本地震から僕らWALKINNSTUDIO!を中心に鹿児島で復興支援チームをLINEグループ上で作った。
仲間が仲間を誘い、今では150人以上のLINEグループになった。
地震、台風、豪雨、いろんな自然災害を鹿児島が受けた時の大切なコミュニティーになってる。

テレビラジオよりも早く、SNSよりもリアルに鹿児島県全体のそこに住む人達の情報を得る事ができている。

鹿児島なりの復興支援コミュニティーを使い、僕らは幡ヶ谷再生大学の活動を微弱ながらもサポートさせてもらってる。

経験した人はわかると思うが、力を貸しに行ったつもりが、毎回ポジティブなエネルギーをもらって帰ってくる。

2011年東北地方太平洋沖地震から動き出したプロジェクト、東北ライブハウス大作戦から始まり、幡ヶ谷再生大学やサポウィズとの出会いで復興支援の価値を体感させて貰った。

詳しくはこちら👇
★東北ライブハウス大作戦

★幡ヶ谷再生大学
★サポウィズ

いろんな経験を全てWALKINNSTUDIO!の動きとして変換し、FES!だけではなく鹿児島という地方での動き方まで体と頭で教わった。
『やる!やらない、やれない』ではなく『やるためにはどうすれば良いか?やる必要があるのか?』と新たに考えさせてくれる3つ目の選択肢を教えてもらった。

僕個人で言えば、今【ともそだち】という
それぞれにいろんな理由があって
学校に行ってないこども達の居場所づくりをしている。


詳しい活動内容は👉🏻【ともそだち】

そして、合同会社WALKINNSTUDIO!の代表として10年、街のイベントやお祭りの音響、ライブハウスやホールの管理、レコーディングやイベント制作を行ってる。2014年に生まれたWALKINNFES!や、2020年のコロナ禍が始まってからすぐに立ち上げたWALKINNTV!、地元のアーティストを配信しまくった🌋

覗いてみてください👉🏻【WALKINNTV】安田映像研究所

この10年東北の地震から学び、東北ライブハウス大作戦や幡ヶ谷再生大学からも学び、鹿児島という土地でいろんな動きができている。

1年間いろんな仕事をさせてもらい、いろんな人に出会い、その集大成が年に1回のWALKINNFES!
なんだと今は思う。

2020年、コロナ禍になって4月に開催するはずだったFES!を中止ではなく延期にしたのも『どうすればやれるか?』をスタッフと考えた。
復興支援から得たものは人助けではなく、確実に自分達の為になって帰ってきている。
この経験が無ければ、こんな長く続くコロナ禍で規模を小さくしてFES!を年に2回やって行こう!なんて思いもしなかっただろう。

ライブが少なくなり、地元バンドや、たくさんの仲間達とのコミュニケーションが自然と取れなくなった。
せっかく時間をかけて創り上げてきた他会社とのチームワークも崩れていくんじゃないか?
地元バンドの気持ちが音楽から離れていくんじゃないか?
そんなに時間があるなら年に1回ではなく2回にした方が皆んなにも会えるし、一緒にまた創れる!!!

東北震災から学んだ事から始まった『僕らの街は、僕らで創る』は、鹿児島が東北や熊本の様に大きな災害を受けた時、そこに住む自分達がどれだけ動けるか?どれだけ外の人達を動かせるか?と考えたからだ。

復興支援に行っていつも思う事は、最後はそこに住む人達で街を復興させていかないといけないという、不安と気力との戦いになる。
僕らはその応援しかできない。
でも、その土地の人が幡ヶ谷再生大学の動きで、『自分達の住む街でもないのに、こんなに沢山の人が手伝ってくれてる!』もう一度やり直そう!と前を向いてくれる。

それを考えると、WALKINNFES!もやらないよりはやる方を選ぶ、やり方を考えれば良い!って事を学んだからだ。

コミュニケーションが取りづらくなったこの2年、やはり僕としてはWALKINNFES!はたくさんのカルチャーや業者さん、企業、飲食店、技術者、そして地元バンドマン が創り上げた一つの街で、必要な場所だと思ってる。

まだまだコロナ禍は続き、昔のように派手にはできないが、今やれる最大限の僕らなりの街を2日間限定で国分に創り上げる!

この判断ができ、行動に移し、仲間が付いて来てくれる事も、東北ライブハウス大作戦や幡ヶ谷再生大学やサポウィズのおかげだ。

コロナ禍になって規模を縮小して桜島から国分に移り、4回目のWALKINNFES!4/9.10は、違う土地で頑張ってる仲間達へのリスペクトの意味も込めて、去年熊本県八代市坂本で上げた鯉のぼりをお借りして、国分の空に泳がせます!

鹿児島の仲間達で9年間かけて創り上げた今できる『僕らの街』へ気軽に遊びに来てください🌋

💁🏻WALKINNFES!2022

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