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Vol.174 JALファーストクラス【HND➡︎BKK】

京都でのイベントや東京滞在を終え、バンコクへ戻って参りました。
今回は羽田からJALのファーストクラスを利用しましたので、そのレビューです。

これまで何百回と飛行機に乗ってきましたが、実はJALの国際線を利用するのは記憶する限りほぼ初めてに近いです。普段、バンコク拠点で基本はタイ国際航空なので、他のエアラインを利用するとしてもシンガポール航空やエバー航空、そして全日空など必然的にスターアライアンス系になりがちなのです。しかしながらこの度、JALがこの度ファーストクラスの運用を始めたと知り興味を持った訳です。恐らく大学時代にどこかへ旅行した時に作った会員証はとっくに期限切れで満を持して作り直しました。

新たにオープンした第三ターミナル直結ホテルのヴィラフォンテーヌ・プレミア(での滞在がちょっぴり残念な結果で末尾に【おまけ】で記載しておきます)をチェックアウトし、まずはJALのチェックインカウンターへ徒歩で向かいます。ファーストクラスのそれは、手荷物検査入口のすぐ目の前にあります。今回、預入用の大型スーツケースと持込用の小型スーツケースがあり、経験的に日本の空港だと両方の重さを測られるだろうなと予想していたのですが、預入分のみでした。さすがファースト.. 続いて手荷物検査へ。噂通り長蛇の列が出来ていましたが、すぐ脇に上級クラス用のファストトラックがあり係の方が誘導してくれます。誰も並んでおらず一瞬で通過😀

制限エリア内に入ってお土産に東京ばな奈とロイズを大人買いしてからラウンジへ。席へ着くと「何かお飲みになりますか?」と係の女性が来てくれました。生憎、前日の晩が遅くまで会食で睡眠不足かつお酒が抜け切っておらず、未だアルコールと言う気分ではなく緑茶😅

食事は手元の端末でひたすらお寿司をオーダー。お腹がこなれてきた所で少しラウンジ内を探索します。

幾つかのセクションに分かれており、想像以上に広かったです。そして食事を頼めるメインのラウンジは、そこそこゲストがいました。皆さん、ここからファーストクラスに乗って、世界中に散らばっていくのでしょうか?シャワーやロッカーだけでなく、靴磨きとか寿司カウンター、それに泡もの専用コーナーなどもありました。飲みませんでしたが、流石に良いお酒が置かれています。

静かなエリアに移動し、ホットコーヒーを注文。すると最近、JALオリジナルの豆を使ったハンドドリップのサービスを始めたと言うので、それをお願いします。可愛らしいマグカップ。

そろそろ搭乗時刻が近づき、搭乗ゲートへ。と言ってもラウンジのすぐ目の前。タイ航空のように時間になったらカートでゲートまで連れていってくれるサービスはなさそうでしたが、これなら問題なし。当然グループ1(**効率的に搭乗できるよう、席によってグループに分かれています)で、一番手で乗り込みます。写真を撮り忘れましたが、搭乗口もファーストだけ異なります。

席に到着し、コートを預かってもらいます。普段のビジネスクラスと比べても広いです。窓4枚分ちょっと。色んなボタンや収納ボックスがあり、チーフより一通り説明を受けます。ファーストクラスは8席のみで全部埋まっていましたが、それに対して3~4名のクルーが接客してくれるので、サービスには余裕があります。
シャンパンを頂いたところでテイクオフ。色んな空港で離発着を経験すると分かりますが、羽田は滑走路が相対的に短く、かつ混雑しているので効率良く滑走して鋭角的に上昇、すぐに旋回します。スワンナプーム空港やクアラルンプール空港のように果てしなく陸地が続きそうな空港と違って、毎回スリルがあります。機長さんにとっては、いつも以上に神経を使って中々大変だろうなと思います。

離陸して暫くすると食事の時間。洋食か和食かで悩んでいたら、チーフが「和食は『虎白』と『石かわ』どちらもミシュラン3つ星シェフ同士のコラボ、謂わば6つ星です!」と面白い事を仰るのでお勧め通り和食にしました。因みに洋食はカンテサンスの岸田シェフ監修です。そしてペアリングは、もちろんシャンパン。

JALのファーストクラスでは、サロンと言うヴィンテージシャンパンを愉しむ事ができ、これが今回ファーストに乗りたかった理由の一つでもあります。サロンは日本の店頭で正規には売られていないようですが、今回試した2013年を調べてみると一本だいたい20万円以上します。飲んでみた感想としては、エッジの利いたクセの強い味なんじゃないとの予想に反し、実にバランスの取れた深みのあるフルーティな味わいで、寧ろごくごく飲みやすいなと。そしてシャンパン以上に感動したのが食事。外資系エアラインに慣れた身としては、その繊細な味わいに感動を覚えずにはいられませんでした。海老そぼろご飯の香ばしいこと。最近は海外のVIP客の日系エアライン利用が増えていると聞き、実際この日も半分は外国人でしたが、それも納得です。

食事が終わると就寝タイム。もう少し長いフライトだと、ちゃんとベッドメイクをしてもらう所ですが、2時間ちょっとでお手を煩わせるのもと思い、そのままフラットにして掛け布団だけもらいました。因みに海外客はしっかりベッドメイクしてもらっていました😆

目覚めてからアイスクリームを頂いていると、眼下にタイの大地が見えてきました。母国から来ているのにバンコクへ帰ってきてホッと安堵するこの感覚はいつも不思議だなと思います。スワンナプーム空港に到着。ここからはタイランドエリートのスタッフにバトンタッチです。

セントレジスのロビーに今年も登場したツリー🎄

空港を出てから少し渋滞にハマりましたがセントレジスに無事チェックイン。ホテルも街中もクリスマスムード一色です。

2023年最後のフライトは、とても素晴らしい経験でした。因みに今回の機材はボーイングのB777でしたが、JALは来年から新たにエアバスA350型機での運用を順次開始していくそうです。今度は、そちらも試してみたいです。

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【おまけ】

今回、羽田からの午前便を利用するにあたり、新しく出来た第3ターミナル直結のホテル「ヴィラフォンテーヌ・プレミア 羽田空港」に前泊しました。通常チェックインが15時のところ午前11時頃には着いたので、先にスーツケースだけ預かってもらう事にしたら「本日の空き状況ですと14時頃にお越し頂けましたら、お部屋にお通しできそうです」と仰るので(おぉそれは気が利くなぁ、助かる!)と思い空港で3時間ほど時間を潰すことにしました。そして13:45に戻ってきて「そろそろ部屋に入れますか?」とレセプション(別の方)に訊ねると「はい、アーリーチェックイン代として14,000円をお支払い頂けましたらお入り頂けます。お荷物も既にお部屋にお届けして御座います」と仰います。(え?そんな話さっき聞いてないけど…??)と驚き、よくよく聞いてみると「14時 “以降” でしたら、お部屋の空き状況次第で、ご案内させて頂くことも御座います」とのこと。(でも今さっき荷物はもう部屋に届けたって言ったよな..🤔)と思い「え、でもあと10分じゃ…..??」と言っても無反応なので… 目の前のソファで10分待ちました🤣 結果的に規定時間より早く通してもらえた訳だし、この対応をどう解釈されるかは皆さんにお任せします。ただ、同じ敷地内に「プレミア」と「グランド」がある中でハイエンドを謳うプレミアが、どういう客層をメインターゲットにしているのかは正直よく分かりませんでした。少なくとも私ではなさそうなので再訪はありません。ターミナル直結で便利だし、部屋は悪くなかったのでちょっと残念です。そして翌日のJAL(つまり上記の本投稿)もこんな感じだったら… と一瞬、疑心暗鬼になりましたが… 心配ご無用、ちゃんとファーストクラスでした😆

因みに、私が過ごしたいのはこう言うホテルです➡︎

*******Disclaimer*******
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