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ウィーンまんぷく日記 82-86/369

 来週の報告ふたつに向けて、データ入力しかしてませんでした。あと、体調が悪くてうめいてました。この数日でハーブティーにはやたら詳しくなった気がします。あんまり研究の話をしてもつまらないと思うので割愛します...(しかも、この前に書いたようなデモへの参加日誌みたいなものではなくて、ただただデータ入力ばっかしてた日誌だから余計楽しくない...)

 他国にサバティカルに来ておられる先生がウィーンにいらっしゃったので、一緒にご飯を食べたのがとても楽しかった。なかなかサバティカルでもないとお一人の先生のお話をじっくり聞くような食事の機会ってなかったりするので……。サバティカルですべきことを色んな人に聞いているのだが、これって学生さんの質問みたいだ。多分多くの教員が質問されることだと思うが、「学生のうちにしておくべきことはなんですか?」とよく聞かれる(そして、「勉強じゃダメ?」といったら少し違うという顔をされる)。何をしてもいいのに、何かしなきゃいけない、何か「正しいこと」があるという感覚からいつまでも抜けられていない。

 最近は、ちょいちょいオタク本屋(勝手に名付けた。コミックスを主な売り物としているが、フィギュアやゲーム、DVDもある。総じてオタクが好きそうなものが売っている本屋のこと)に行っている。いつ行っても私しか客がいないのが気になるところだが、店主さんもやさしくて、行くとバックヤードまで見せて本を探させてくれる。

 ドイツ語の語彙を増やすための漫画を探すために来ているのだが、せっかくだから好きな漫画で/使えそうな語彙が多くて/お気に入りのエピソードがある単行本がほしくなるので、漫画のラインナップ確認に加え、エピソードのチェックのためいいちいち本を開くため、それで長居してしまう。これはないかあれはないかとバックヤードまで見せてもらう。漫画の単行本とはいっても高価なのでよけい失敗できない。こんなことをしていると、中高生の頃の夏休み、まだあった「ファミコンショップ」や「古本屋」でレトロゲームやらフィギュアやら漫画を探して(いまでいう「digる」?)いたのを思い出す……。写真は最近の戦利品で、食べ物と人の関係に関する語彙がたくさんありそうだと思って購入した(店主には「ずいぶん古いの読むんだな」と言われた)。特に右、ナイスチョイスじゃないでしょうか?福島聡『少年少女』は、日本ではたしか絶版になっていたので一応購入しておいた。

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