AERAでの「うつ」についてのインタビューの補足。

10月7日発売の朝日新聞出版『AERA』に『うつ「予防」と抜け方』という特集にて、僕のインタビューが掲載されています。
言ったことがほぼ間違いなく載っていますので、宜しければ是非。
まさか右よりの僕がAERAに記事を書いたり書かれたり、ヨノナカ不思議です。
で、記事のスペースの問題もありますので、ちょっと補足をば。

「うつのレッテル貼りはやめてほしい」というのは、家族や友人は勿論、社会的に繋がっている人に向けてのメッセージです。
例えば就職活動などをするときには、僕は正直に言います。
隠してしんどい思いするよりも、言ってしまったほうが楽ですから。
お互いに。
でも、まあ。
お祈りメールを見る限り、そこがネックなのは間違いないんですね。
ステレオタイプな「うつ」の概念で僕を見ているなと。
反面、面接では自己主張もしますし(この歳で消極的なのもおかしい)、ちゃんと受け答えしています。
そりゃあ自分を売り込んでいるわけですから、メリットとデメリットを隠さずに言いますよ。
そこでヨノナカの「うつ」に対する見方というのを感じるわけです。

だから、レッテル貼りはやめてほしい。
ちょっと疲れやすい状況だというだけでして。
まあそうならない環境づくりはできますけどね、自分で。

またレッテル貼りというのは「メンヘラ」という言葉も指します。
決していい気分はしませんし、言う人も嘲笑う言葉として使っているでしょうから凄くネガティブなんですよね。
前にも書きましたが「うつ」は人のすぐ背中にあります。
誰がなってもおかしくないし、メンヘラと嘲笑う人も明日「うつ」になる可能性だってあるんです。
この言葉が薄れていくことを望んでやみません。

「うつはいつか抜けていく」というのは、適切な治療があってこそです。
大前提として医学的に治療を受けていることです。
そして、完全に抜けるとも言ってません。
うつは簡単に言うと「脳のバグ」なのですが、脳という複雑な器官である以上、100%うつ抜けした!とはならないでしょう。

言い換えると、みんな「うつ」なんですよ。
人間、悲しんだり落ち込んだりすることも絶対にあります。
それに対して治療が必要か、そうではないかの違いだけで。
逆に悲しんだり落ち込んだり一切しない人はあまり信用できませんね。

それと「電車に乗れない」とありますが、正確に言うと「JR東日本の首都圏の在来線に乗るのが非常に辛い」です。
全く乗れないわけではないです。
実は東京メトロ・都営地下鉄・都バス・成田スカイライナーには普通に乗れます。
札幌市内の地下鉄やバス、JRは全然普通に乗ってます。
ただ、「JR東日本の首都圏の在来線」はできる限り乗りたくない。
途中で降りても構わない状態、もしくは誰かと一緒に乗っている状態ならば20分程度なら我慢できます。
調子が悪いときは甘い飲み物を飲みますが。
妹の家に行くのに20分くらいかかりますが、調子が悪くなったら「ちょっと甘いものをくれ」と頼み、おクスリを飲みます。

紙面のスペースの都合上、全部が全部書かれていませんが、ほぼほぼ言いたいことは書かれています。取材していただいた古川さんに感謝します。

そして、2019年10月10日の17時にまた僕が書いたF1の記事が載るという。
右寄りなのに。
でもスポーツと政治的思想は関係ないからね!