見出し画像

 1998年にロビン・ウィリアムズが患者を笑わせてばかりいる、元うつ病の中年医学生、パッチアダムスを演じた映画を御覧になっていますでしょうか?

 笑うだけでも病気が治癒へ向かい、全身が健康になる。経験則としては知られていても、因果関係は、まだきちんとは解明できていないかと思います。

 それでも、笑いまくって健康寿命を延ばしたいですよね! 創造的に仕事をするためにも、明るい緊張感でしばし張りつめて働いた後、休憩を兼ねて数分間、大笑いすると、脳がリセットされ、創造性が復活している気がします。

 逆に、「笑わない人は死亡率2倍 山形大調査」という記事が日本経済新聞に掲載されました。

"笑う頻度と死亡や病気のリスクを分析した調査結果を発表した。2万人の健診データを収集した山形県コホート研究をもとに分析。ほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて死亡率が約2倍高く、脳卒中など心血管疾患の発症率も高かった" 

疫学研究的に裏付けられたようです。

 スマートスピーカー(AIスピーカー)に向かって、

「なにか面白いこと喋って」というと、小話、落語の一節みたいなのを丸ごと再生はしています。しかし、AIが笑いを「理解」し、実際に「こりゃたまらん!」と大笑いしたりするのは多分、遠い未来の話。当意即妙に人を笑わせるという優秀な芸人の能力のコピーは早いかもしれませんが、最上級のオリジナルの笑いを「自分でも大笑いの傑作だ」と思えるAIは同じ来世紀以降か、そのころに偶然の産物として誕生するかどうか、という気がします。

 以上を背景に、2019年1月13日放映のTVタックルの収録では、「芸人が最上の、クリエイティブな仕事。AI時代にも絶対なくならないどころか、大いに価値が増す。」と発言しました。ビートたけしさん、大竹まことさんら芸人さんに大うけしたことは言うまでもありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?