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秋田と私〜2024年J2第2節 レノファ山口FCvsブラウブリッツ秋田に寄せて〜

皆さん、こんにちは。野村です。

レノファ山口と対戦するチームやホームタウンとの個人的な思い出をnoteしてみようというシリーズの第2回。今回は秋田にまつわる個人的な思い出です。

しかし、2回目にして早くもピンチが訪れました。

あ、秋田に一度も行ったことがない。

改めて、私が行ったことがある都道府県と行ったことがない都道府県を確認してみると、こんな感じ。

塗り潰したところが行ったことがある都道府県。交通機関で通過しただけの場所は塗っていません。何かしら滞在歴がある場所を塗り潰しました。

上京する前に東京以北に行ったことがありませんでしたが、上京後は出張で関東近郊を網羅し、東北地方は青森まで車で一人旅するなど、訪れたことがある場所が徐々に増えたものの、近畿地方は未踏の地が多い。死ぬまでに海外を含めて色々な土地を訪れてみたいものです。

さて、今節の対戦相手、ブラウブリッツ秋田といえば、今年2024年の新体制発表会の内容が個人的には大変印象に残りました。

TDKサッカー部を出自とし、廃部となり窮地に陥ったこと。そこから新体制となった後も幾多の困難を乗り越えてJ2まで辿り着いたこと。そして、ブラウブリッツ秋田の未来について。

元TDKサッカー部/ブラウブリッツ秋田の選手だった岩瀬社長が熱く語る姿にグッときました。少し話が冗長だったかな?とも思いましたが、それを割り引いてもすごく引き込まれる内容で感動しました。

TDKってどんな会社?

企業スポーツとしては終了しましたが、今も胸スポンサーとしてブラウブリッツ秋田を支えるTDKという会社。

私と同世代の30代以上の方であれば、TDKといえば多くの方が「カセットテープ」を思い浮かべると思います。

しかし、デジタル化の波は避けることができず、TDKのカセットテープを含む記録メディア事業は2007年にイメーション社(CD-Rなどでおなじみだった会社)に販売事業を売却。

その後も開発はTDKで続けれられていましたが、2015年にイメーション社も事業から撤退したため、TDKブランドの記録メディアやオーディオ製品は既に世の中で販売されていません。時代の移り変わりは激しいですね。

それでは、現在のTDKの主力事業は一体何なのでしょうか?2023年3月期のI決算を確認すると、売上高の53.8%(約1.2兆円)を占めるのがエナジー応用製品事業です。https://www.tdk.com/ja/ir/individual_investors/business/index.html

これ、主にスマホやタブレット、PC向けのリチウムイオン電池が売上を牽引していまして、2005年に中国のATLという企業をTDKが買収し、そのATLの電池がAppleやサムスンの製品に採用されたことから、現在は大きく世界シェアを取るほど成長を遂げました。

産業構造が変わっていく中では事業の取捨選択を行い、痛みを伴うこともあります。その取捨選択の中で当たり外れもありますが、TDKの事業構造転換は、日系企業の中ではレアな成功例の一つではないかと思っています。

創業者が秋田出身で、現在も秋田県内に複数の製造拠点を有して地元経済を下支えしているTDK。

私が住んでいる千葉県内でたまに通る道沿いに、TDKの社屋があるんですよね。総武線の電車からも見ることができます。

何をやっている施設だろう?と調べてみると、TDKテクニカルセンターということで、研究開発の拠点のようです。https://www.tdk.com/ja/careers/graduates/office/chiba/

先日、この付近を車で通りかかった時に妻が「この辺にMaxellなかったっけ?」と言っていましたが、正解はTDKでした。TDK、Maxell、SONY、AIWAなどの名前やロゴを見ると、今でも私はカセットテープを思い出します。

カセットテープの記憶

父親が音楽好きで、レコードやカセットテープが家にあった(そんなにたくさん量は無かったですが)影響で、音楽をよく聞いていた私。

小学生の頃は毎週土曜日13:00になると、TOKYO FM系列のカウントダウンジャパンというラジオ番組を聞きながら、好きな曲が流れるのを待ち構えてラジオのRECボタンを押して録音し、何度も繰り返し聞いていました。

当時は純粋なJ-POPしか聞いていませんでしたが、このラジオから流れる曲をカセットテープに録音して再生した体験が、その後の音楽好きの原点なのかなと思います。

今はもう実家にもカセットテープは無く、私自身も引越しを繰り返すたびに持っていたカセットテープやMDをいつの間にか見失い。

でも、今住んでいる家を探したら2つだけカセットテープが見つかりました。録音したものでは無く、既製のものでしたけど。

そして、再生機材を持っていないのでどうしようと思いましたが、お焚き上げということで、見つけたカセットテープのこともnoteしておきます。

DJ KENTARO / 「My Favorite Songs 2」

ヒップホップやレゲエが好きな方は、昔よくミックステープをラジカセで流していましたよね。ちょっといかつい洋服屋には必ずミックステープが置いてありました。

DJ KENTAROは、DMCという世界のDJバトル大会で2002年にアジア人で初めて世界チャンピオンになった方です。DMCは後にCreepy NutsのDJ松永なども優勝した大会ですね。

高校生のとき、地元山口の知り合いから教えてもらってDJ KENTAROのDJプレイをビデオで見て興味を持ち、その後もミックステープやミックスCDを買ったり、ライブを見に行ったりしていました。

最後に生で見たのはたぶん2012年のエレグラかな。こちらのミックステープは2004年の作品です。

トクマルシューゴ / 「Hatemade」

NHK Eテレの「ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!」や「ミミクリーズ」、最近ではアニメ「ちいかわ」の音楽を手掛けている音楽家のトクマルシューゴ。

このテープはトクマル氏が2007年に発売した3rdアルバムの特典として付いていた未発表音源を収録したカセットテープです。

上京後、トクマル氏がNHKのトップランナー公開収録を行うという情報を得て応募したら当選して、渋谷のNHKに行って収録に参加したこともありました。当時の映像がYouTubeにまだ残っていました。

もっと遡ると、今から約17年前の学生時代、当時活動していたCRJ-Fukuokaという学生団体で福岡にトクマル氏をお呼びしてイベントを行ったことがありました。当時の会場のWebサイトにまだアーカイブが残っていました。

現在は先述したEテレなどへの音楽提供や、サマソニやフジロックのホワイトステージ(フジロックで2番目に大きなステージ)にも出演するなど、大変活躍していらっしゃるトクマル氏。ARABAKIや朝霧JAMでも見たな、そういえば。

当時は失礼ながら激安のギャラで福岡にお呼びしてしまいましたが「お呼び頂けるのなら」と出演を快諾頂き、嬉しかったですね。

イベント終了後、当時福岡・中洲川端商店街の中にあった居酒屋ぶあいそにて打ち上げを行い、打ち上げ代の足しにと気前よく1万円を差し出してくださったトクマル氏と私。(私は酔っ払った深夜のテンションで目がいっちゃってる)

さて、秋田の胸スポンサーTDKの話から、大きく脱線し、最後は趣味のマニアックな音楽の話に辿り着きました。最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

今後もこのシリーズは脱線必至だと思います。ネタ切れが不安です・・・。

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