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嵐の活動休止の意思決定が私を励ましてくれた

嵐が活動休止を発表した日のことを今でも明確に覚えている。

2019年は1月末~2月頭にかけて、2か所、自分が担当の研修合宿が重なって、1週間で釜石と札幌をハシゴするという強行日程が確定していて、とにかくコンディションが最悪だった。そんな最悪な状況に輪をかけて、年始から帯状疱疹になり、通院しないといけないわ、お酒も飲めないわ、でも仕事はてんこ盛りだわで、もはや完全に疲れていた。なので、疲れを浄化すべくいつも以上に嵐のDVDを見ていた。

そんな中、無事に最初の合宿先に前入りした1月27日、忘れもしない釜石のイオンで晩御飯を買ってトイレから出ると同僚から「大変なことになってるよ」と言われた。

「嵐が活動休止するって言ってるよ」と。


その時は「いやいや、またメディアがフェイクニュースで騒いでるんでしょ」と思っていた。でもファンクラブサイトを開きファンに向けて発信された活動休止発表の動画を見て、どうやら本当らしいということを理解した。トイレの前で呆然と立ち尽くして、そこからほとんど何も覚えてない。
なんで。そんなの嘘だ。信じたくない。と発表を聞いた瞬間は思っていた気がする。

けれど、夜のニュースでやっていた嵐の活動休止の発表会見を見ていたら、逆に自分自身がとても励まされてしまった。


決定的な一言だったのは、櫻井君が言っていたこの言葉。

誰か一人の思いで嵐の将来のことを決めるのは難しいんだろうなと思うのと同時に、他の何人かの思いで一人の人生を縛るということもできない

これを聞いて、社会的にも・経済的にも大きな影響力を持つその立場で、そのポジションで、こんなに個人の意思とチームを尊重した意思決定ができる人たちがいるんだ。ということにただひたすら尊敬と感動を覚えた。

と同時に、このとき彼らが意思決定をした姿を見て、「なんだ、いまのまま頑張り続けなくていいんだな」って本当に思えたし「嵐くらい社会的にも経済的にも影響力の大きい人たちが活動休止できるんだから、私なんて余裕でできるわ。」という勝手な励まされ方をして、いまに至っている。(いま10年続けてきた仕事をストップ中)

だから単に歌って踊ってかっこいいという以上に、「嵐」という存在と関係性にとても励まされている。ただ純粋に、社会的にも経済的にも無理に価値を出そうとしなくていいから、ただ幸せに生きていてほしい。という感覚を思い出させてくれる。それは自分に対しても忘れそうになるから、余計に。


ということを、今週末ザ・メンタルモデル読んでいて思い出したよ。
最近どんどん嵐の記事が増えていくのは、ここに端を発しているからという理由もあるなあ。

ありがとうございます。喜びます。