のんのん nonon

詩と絵、日常と非日常をつらつらたらたら🪼

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  • 日常ぽくて非日常のようなもの

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  • 詩と絵のようなもの

    詩と絵をつらつらたらたら〜

最近の記事

スタバに逃げよう

わたしはよくスタバで勉強する。 家族が出来て家事をやるようになってから家で勉強する事の難しさに直面した。 誰かがいるからとかそういう問題じゃない。ひとりで居ても無理なのだ!! テーブルの埃、床の髪の毛、子どもの散乱したおもちゃ。眠気。 我の知識欲 より 家族の中の我 が優ってしまって身体が勝手に掃除機を取り出す。ベッドに潜る。 だから全てをほっぽり出してスタバへ逃げる。 逃げる場所があるのは本当に最高。 たまにでいい。逃げよう。

    • 厄年に自分の為に料理する

      厄年の2023年。 本当に地獄のように色々な厄が出現した。 厳密に言えばわたしの厄ではなく身内の厄なんだけれど、それに伴って生活が一変したり単純に疲れたり。貰い事故を真正面から食らって本事故的な。 もう疲れたレベル50000って感じで2週間で5㎏の減量に成功したりした。(そこは少し嬉しかった) とにかく疲れたって感覚だけが今の時間を占めいる。 そんな状態なのでここ2ヶ月ほどどんな食事をしていたのか全く覚えていない。 娘がいるので作ることもあったけれど、外食したり実家にお世話

      • 洞窟のあなたを

        洞窟 暗闇の 指先すら見えない暗闇 鉱物と体臭が湿る香りを嗅ぎうずくまる そこにはあなたしかいない そう思いたい でもそううまくはいかないことを私は知っている あなたも体感している 目を閉じるとあなたの周りを人々が取り囲み 電車の音がする お湯を沸かす音がする 洗濯機が回る音がする うんざりする もう一度鉱物と体臭が湿る香りに集中する あなたはあなたの中と会話を続ける あなたを取り巻く 目の前の暗闇と 日常の幻想と 物質の不器用さと対峙する すでにあなたは命を理解している

        • あなたを曲げるな

          投げ打ってみろ 全ての感情と人と宇宙と対峙し あなたを曲げずに怒りでぶつかり合う 全ての肩書をぶん投げろ 父であり母であり子どもであること 社会人で常識人であることをぶん投げろ 決して曲げずに決して曲げずに あなたの中の表現を他者に受け渡すことなく 燃え上がりぶつかり合え ぶつかり合った先にあるのは歓喜だ ぶつかり合い 互いに消え去り チリになり 次に生まれ出るのは新たな生命だ 新たな生命のために あなたがあなたであること 命であること ただの命であること

        スタバに逃げよう

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        • 日常ぽくて非日常のようなもの
          2本
        • 詩と絵のようなもの
          20本

        記事

          見えないあなたへ

          あなたはいつもそこに居て あらゆるものに宿り世界を観てる 塵になり素粒子まで分解されて、木になり皿になり、りんごになる あなたの魂はいつも全ての世界を観ていて あなたの大切な人や物の中で笑い怒り、眠っている 私はそれを知っているし あなたもそれを体感している 宇宙にも食卓にも、公園にも教室にも、あの河川敷にも あなたと私はいる まだ遊んでいる 話をしている 今と今と今が重なり合って現実が作られている 止まることのない世界でありながら 全ては時間の中で止まっている あな

          見えないあなたへ

          現状と理想を語る

          世界のごく一部の権力者たちが都合よく作り上げてきた価値観と習慣 君の好きな歌は、色は 何を恐れ、何を普通とみなす 色とりどり廻る世界のあり方を見よ 木々は青く広がり 花はうるさくも神々しく生きてる 水はいつも体に張り付きわたしたちを許し 空は何もないこと、全ては君の目ん玉のみで成り立つことを教えてくれる 全てを愛してみよ 生きることへの恐怖なぞ 大切に大切に両腕で肥溜めまで運び込み沈ませて 少しずつ少しずつ沈んでいく様を感謝を持って見届けよ その次に生まれ出る感情は

          現状と理想を語る

          真面目か!

          知らぬ間に真面目。 真面目か! ⁡ そう遠くない未来、私の肉体は粉々のチリになるし 魂は永遠に生き続けるし 私が成し遂げられなかった業は次の私が生きてくれる。 ⁡ 何より今わたしがふざけ倒して生き抜いた人生は ⁡ 今の肉体も、わたしの前の人生もその前の人生も、 そしてまだ存在していないわたしの肉体すら、 重なり合った全ての私を救う一つの大きな救いなのだ。 ⁡ あなたの肉体もそのうちチリになる。 あなたの魂は宇宙を漂い、 気まぐれに肉体への生まれ変わりを繰り返す。 ふざけ倒して

          +3

          砂と冷たい

          +2

          うなぎの波動

          吸い込まれる瞬間 おぼえてる 水の中のように耳の中が真空になっていく 遠のく意識と 鋭くなる感覚 生まれる前のことを思い出していた 小さな粒だったわたしは海の中をただ漂ってあなたに辿り着いた 遠くで汽笛の音が聞こえる こどもたちの笑い声 夢みたい 繋がりはそう切れない 結び目がどんどん増えていくだけ 吸い込まれた先の今は 生暖かい泥の中だ 突然やってくる電流の他には 何にもない うなぎの波動 空気の音 植物が少しずつ少しずつ大きくなりやがて朽ちていく音 繋がって

          うなぎの波動

          am9:21 11月15日

          am9:21 ⁡ 自我とうまくやれなくなってから 頻繁に小高い山に登るようになった。 心拍数が上がりやすいから少しずつ少しずつ登る。 ⁡ 昨晩。 潮風に吹かれて錆びて動けなくなり、辛うじて言葉を放つわたしに出会った。 「愛と赦しの湯に浸かる」 ⁡ 浸かった先に何があるのか。 「充分に水を吸った豆のように、充分に太陽を浴びたマンゴーのように呼吸がしやすくなる」 ⁡ そう言われて なんとなく理解し、 決意し、今日は山に登った。 ⁡ わたしはわたしを充分に満たすことが出来る。 誰か

          am9:21 11月15日

          いつの日かのわたし

          いつの日かのわたし

          わたしのことを考えて

          わたしのことを考えて

          わたしのことを考えて

          行き先だけ伝えておこう それからわたしがたどる道はあなたが考えて 深く深く考えて わたしがどこを通るか 通りたいか 通るべきか 全ての可能性を考えて セックスのあとに見る生ぬるい 色のない泥のような夢みたいに ずっとずっとわたしのことを考えて 他のことはどうでもいい 労働も生活もお金もそんなことどうでもいい ずっとずっとわたしのことを考えて わたしが今どこにいるか どこにいたいか どこにいるべきか あなたの頭の中が溶けて無くなってしまうまで わたしのことを考えて

          わたしのことを考えて

          泡とあなた

          期待を裏切らない グラスの中にはたくさんの泡とアイスクリーム しゅわしゅわと小さな音を立ててる 今のあなたを見てる 美しい指先にハープの音色をぶら下げて 止まり木から金星を眺める その瞳は金星よりも大きくグラスの中の泡より小さい 半月の夜 霧のかかる苔の森を歩く 肺の中に湿気をたっぷり含んだ苔の胞子を入れ込む わたしの体はそこにいないあなたとひとつになる 少し冷たい湿度はわたしを熱から救ってくれる そのまま眠るあなたと グラス越しにあなたを見る アイスクリームはもう溶け

          10月31日 9:41

          10月31日 9:41 紅茶とお香の香り 強い記憶 このままあなたはあなたの世界で生まれ変わる 落ち葉が土に帰る頃にわたしは