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酢牡蛎と愛。  (本稿の表現につき、一部不快または不適当と感じられる方もいるかもしれません。セクシャルな内容を含みます)

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先日の出張、12/21富士山東側、御殿場周辺にて。今年は冠雪が遅いそうです。

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同 富士山南側、富士市周辺にて。いつまでこの形を保ってくれているのか、今こうしてこの形で富士山を見れることに有難みを思います。と、遠目に見るには美しいばかりですが、登るとなると油断してはいけない恐ろしさを秘めており、悲しい出来事も後を絶ちません。

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出張は多くの場合が「気ままな一人旅」だと思いながら、多くの長距離トラックドライバーの方々を思えば、そうも言っていられませんが、感謝を致しつつ、静岡おでんでひと休憩を取りました。

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私は登山というものはせず、雪山でなくとも恐ろしく思うばかりで、しかし煙に類する傾向なのか、それぞれにある人生の登山というものは登ってみたいと思ってしまいます。

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「あぁこれは天照様とわたつみ様がMTGをしていらっしゃる」と思いながら、美しい景色を魅せてくれることが多い四日市あたりを通り、

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今度は「やまつみ様」がいらっしゃると思いながら、利便性が向上した新名神 名古屋神戸線を「御在所山」「鎌ヶ岳」等、どれがどれか分かりませんがこれら山脈を「鈴鹿セブンマウンテン」ともいうそうで、七つの山に降り注ぐ薄明光線の雨あられで、

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こ、これはもしや・・・と思いながら一路関西へ向かいました。

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奇遇なご縁が絡み合い、3年前より共に人生における登山のパーティを組むこととなった、友に会うのがメインミッションとなる関西です。この3年、ほとんど仕事の話しをしたことなく意思の疎通をして共に仕事をしてきて、つまりはそれだけの信頼関係があるということでもあると思うのですが来てしまっていたところ、友のミッションが変遷をしてきたため、月に一度は飲みましょう、ということにしている二回目です。

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出会って18年を数えることとなる、社会に出てからご縁を頂いたにもかかわらず「無二の友」となることがあると教わった相手ですが、共通項以上に、相違点のほうが恐らくは多く、真逆のタイプかもしれません。今風にいえば友が積極的で能動的行動力もある陽キャラ、私がその逆な陰キャラのような図式です。

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若い頃は相互に「お前のやり方は間違っている」と罵り合い、罵倒し、完全否定し合い、痛烈に批判し合って、人格をねじ伏せようと支配権を争い、とにかく多くの議論を重ねてきました。

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そして段々とお互いを認め合うようになり、たくさんの遊ぶ時間を過ごすようになり、海外旅行も一緒にするほどに、ご縁が育っていきました。

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そのような友、独身時代が第一の人生とすれば、結婚が第二の人生、本宅を維持しながら愛人と同居が第三の人生、そして本宅並びに愛人宅と関係性は維持しつつ、「言われてみればほんまやね」という愛人との別居による一人暮らしが第四の人生となる、つまりはおっさんがいうところの我々仲間内では通称「やり部屋」と呼ばれる一人暮らしをしているところへお邪魔してきました。今年の春頃に拵えた新居、その住所をご教示頂く段で「たいしてやってまへんけど」フォーカスはそこかよ、と思うやり取りもしながら深夜に「いつも多大な愛を頂きありがとうございます」という傍からすれば意味が怪しいと思われかねないおっさん同士のやり取りもしたりしつつ、

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到着してまずは筋トレを教わる、高校生のような時間から開始ですが、そもそも四十路で1人暮らしの友の部屋にいく、という経験が、なんともいえない若々しい気持ちにしてくれることを知りました。10代の頃を思い出すようです。

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昨年あたりはダンベルを買えと何度も頂いてたところ、今は進化し、行きついた極めてシンプルであるとする筋トレメソッドを伝授頂き、何年にも渡り何度も何度も体を気遣ってくれてのことと思いますが筋トレを勧めて頂いており、その想いに深謝を重ねながらこうして「やってみせ」までしてくれることに感慨深くも思いつつ、私は先に一杯頂きながら、今度は友が手料理を作ってくれます。

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私は牡蠣が苦手なのですが、これが非常に美味しく残さず頂いてしまいました。たっぷりの大根おろしを「シャカシャカ」やってくれた酢牡蛎という父上から教わったという絶品です。

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続いて、もつ鍋も振舞って頂きました。気楽に気心知れる友との二人宅飲み、

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荒山をよじ登る登山かのような仕事の話しに弾みもつきますが「人間の本質に迫っていってみる」語り部の中で、中高校生的な論旨にしてみれば、軽く500名、いや一時期は「使命」まで感じて、仕事かよというほどに責務すら背負って、迷え悩めるご年配のご夫婦も多大に来るという秘密倶楽部属仮面舞踏会系に講師的所属もしたり、あるいは海外からの客人も複数プレイでもてなしあっという間に信頼関係を構築し距離感を詰める必殺技ともいえるようなビジネススキルも持っている男ゆえ、山脈的複数形も多いようでその2乗と推量するべきか、700なのか800セットぐらいなのか、カウント不能級に経験はあろうかという友へ、つまらないノーマルでありかつその100分の1×1.5程度もないような私がまるで剣道10段名人を師匠するレベルかのような人へ、小手のやり方がだめだ、いや剣道が分かっていないと説教する入門者かのように「そもそも女を何一つ理解していない」と若い頃を思い出しながら切り込みました。友が最も得意とし、経験がずば抜けて豊富な分野から切り込んでいかないと、伝えたいことを伝えれないと、数日かけて振り飛車的棋譜のような運びを考えてみた結果のストーリーです。

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歳と失敗含めた経験を重ねるほどに男性が女性を知った気になるのと同じく、何事も年や経験を少し重ねて分かっているような気になってまったく分かっていないのが人間という生き物であり、人間の恐ろしさ愚かさであり、いや人間というものは見えているつもりですぐに自分すらが見えなくなりこれが最たる級に怖いことであり、そしてそれすらに気づかず、ゆえにあらゆることが見えないことだらけであり、という気持ちで、いつまでも分からないながらしかしより一歩、たとえ僅かでも失敗を繰り返しながら己を含めた人間という生き物を理解しようと、相手を知ってみようと努めてみないと、なかなかこの荒山は登り切れない、という論旨へ変遷をしていくことになりますが、詳細は割愛しつつ、大阪のスーパーでは普通に売っているという秘伝の味噌タレをお土産に頂き、あっという間に6時間、語り合い尽くせない無二の友ではありますが、香川、熊本、岡山、そして新大阪と移動を重ねてきてくれ疲労もあるであろう友のことも考え、全国遊びながら飛び回ってくれている友に敬意を表し、三回に二回は大阪へ来ることと約束して、そろそろお暇をすることに致しました。

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大阪は人生で最多に出張を重ねてきた地です。多いときは月に三度は通ったときもありました。考えなくとも席に辿り着けるよう新幹線10号車10列D番を基本に毎度決めて、気分転換で飛行機、合わせてもう乗りたくないというほど乗りました。仕事を最たるに熱心にしていたときなので寝る時ぐらいは体をよく休めようと思い、じゃらんで安いところを見繕いつつ、大阪のシティホテルはベイエリア含め、コンプリートしたほど通いました。コンプリート最後はヒルトン大阪でした。しかしどうでしょうか、最近はビジネスホテルが基本ですが、これがどこも綺麗で、その中でも大阪は安い、素敵、景色もよいと、このような大阪の凄味一つを思う一泊を頂き、おじさん街が動き始めた薄暗い中に目が覚め、次の予定までだいぶ時間があるので、

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飛行機を見に伊丹空港のほうへ行ってみることにしました。

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風向きによっては飛行機が間近で見える、伊丹空港近く「千里川土手」と呼ばれるスポットです。これは土手近くのコンビニから撮ったものです。

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以前は近隣に車を止めるところもなくかなりの距離を徒歩で行かねばならず一苦労でしたが、近年はスポット近くにコインパーキングが出来たので、大変アクセス良好となりました。

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到着便の予定を見ると、コロナの影響で「欠航」の文字が散見され、とくにJALの欠航が目立ちましたが、

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それでも思いの外、なかなかの便数で、羽田や各地で搭乗やそれに間に合うようにの起床時間も思えば、多くの人が朝早くから動いているという感想を思いました。

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以前はここに747ボーイングが着陸したようですが、今はエアフォースワンなどの例外を除き、原則大型機は777-300(777のロングボディ版)あたりまでとのことですが、それでも大型機が来ればかなりのド迫力となります。

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という程度しか分からず、多くが見ても何の機体か分かるわけではないのですが、

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飛行機好きでなくとも、ここは特別な場所に思う次第です。


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自転車と飛行機。

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これは777系でしょうか、自信がありませんが、向こう側に見える山も撮影スポットだそうで、離陸を真正面から捉えたり、写真右手のほうにある、

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五月山というところがあり、数年前に撮ったものですが、一帯が飛行機好きにとってはたまらないスポットのようです。ネットのおかげでこのような情報も手軽にしれる有難い時代を思います。

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次の飛行機を待っている束の間は、鳥のさえずりと、上空を飛んで行く飛行機のジェット音が聞こえてきたり、遠くから聞こえる町工場の機械音など街の喧騒が段々増えてきて、それらの音の間に静けさもあったりしながら、しばし朝をここで過ごし、普段はないそれも有難く幸せな時間に感じて、

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大阪に転勤中の「神様」と呼ばせて頂いている方の赴任先でのお顔を拝見していなかったので記念に一枚撮って、社のお姉様出張のお土産というお菓子を頂いて、皆様のお顔だけみて、コロナの時期に東京から来ていますので早々とあとにして、


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これは例の方が乗っている一台に違いない、きっとこれで来られたのであろうと思いながら、

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移動中のわたつみ様を沼津で拝見し、名古屋のノーアポ視察予定はキャンセルしてしまい帰路に就きました。




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