『無くすもの』

 (Cadd9 D Em Gadd9 繰り返し)
たとえば音を聴くことができなくなったら
なんてわたしはふといつも考えてる
無くしたくないもの
 
(Cadd9  Gadd9  繰り返し)
水道をひねる音　君の足音　風が吹く音
日常をわたしを豊かにしてくれるミュージック
(Cadd9  D Em Gadd9  Cadd9 D Em)
それが無いときっと生きていけないとそう思ってた
 (Cadd9 D Em)
でもどうだろう　でもどうだろう  

 (コードは上と同じ)
大自然のなかでこの素晴らしい景色を見ること
星が星座をつくって輝いているのを見つけること
君が笑っているのを見て私もわらう　
ずっと見てたいな
 
でもどうだろう　でもどうだろう
 
カレーのにおい　お母さんの味　布団に入ったときの幸福感
君に伝えたいこと　君と一緒にいた時間
どれもこれもささいなことなんだ　
だからこそ

(F C G D    F C D Em    C  D)
日々ちょっとずつ無くなっていくとしたら　
あなたが最後に残したいものはなんですか
わたしが残したいものはなに
    
(Cadd9 D Gadd9 Em   Cadd9 D Em Gadd9)
きっとわたしはこう思うだろう
最後に君をぎゅーっと抱きしめたいって 
目も耳も口も鼻も考える脳も無くなっても   
(Cadd9 D Em Gadd9  Cadd9 D Gadd9)
君に触れてここにいるってこと
からだ中で感じたい
  
(Cadd9 D Em Gadd9 繰り返し　
Cadd9 D Em)
だから無くならないうちに　
だから無くす前にぎゅっと
   

いつかわたしが無くなっても　
代わりにそのすべてを
君が感じて泣いて笑ってくれたら　
わたしは
わたしは
 
 
 …
2019.3作

ふと頭の中で考えていたことを、
書き出した曲。

前の記事にも書いたけど、左耳が難聴なわたし。もし、もし、聞こえなくなったらどうなるだろう。なんてことを、息子と過ごす日常の中で、ぼーっと考えていた。

怖い。
怖い。
でも、それだけじゃないなって。

悪いことを想像することは、 ネガティブなように思えるけれど、身近にある大切なものにもあらためて気づけるような気がする。

大切なものが手の届く場所にいてくれる。

たくさんたくさんぎゅーーーっとしたいな。

そんな思いを込めて作った曲です。

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アルバム　ほこりのせかい
で、この曲は7曲目に収録しています。

アルバム曲がついに完成したー！という今年の８月、息子の夏休みももう残り１日となった日、
夏休み最後の思い出にちょっとお出かけしようと思いついて、
わたしと息子と娘でドライブへ出かけました。目的地は、若い頃よく友達とドライブしながら行ってた、海岸へ。

その行き帰り、ついでに、このアルバムを全体通して、カーステレオで確認含め聴いてみようと！と決めて。

まさしく夏！という晴天の中、変わる景色を横目にしながら、バイパスを気持ちよい速度で車走らせ、自分の曲を聞いていました。
ふふふーんと、気分よく口ずさんだりして。

このドライブの行き帰りで、たぶん、2回通して聴けたかな？

その２回ともで、わたしは7曲目で泣いてしまった。

それぞれにたくさんたくさん思い入れがある曲たちばかりなのだけど、わたしは"無くすもの"で一番涙腺がヤバくなります。

なんでだろう。と考えたときに、
歌詞そのものが、わたしの大切なものに対するストレートな言葉であり、感情だということとと、
この曲をアレンジしてもらって、特にサビから後のストリングスとピアノがわたしの感情を２倍にも３倍にも増幅させてくれます。
特に、"わたしは　わたしは" のあと、一番最後のストリングスとピアノとコーラスが絶妙なバランスでミックスされているところ。

CD購入してくれた方で、もしどこだろうと思ったら、注意して聴いてみてください。

アレンジおそらくたくさん悩ませてしまったとおもうけど

アレンジしてもらって本当に良かった。