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【2021】自作PCデスク「Terminal」【#家具 #DIY】

自作PCデスク・Terminal

なぜ、Terminalを作ったのか?

おうちにいるだけで気分はネカフェにいるかのような快適なPCライフを実現したかった、ただそれだけで作ったのがTerminalである。

Terminalを作るちょっと前に、私は初音ミクとさんさ踊りを踊っていた。

作ったはいいものの、別に四六時中ミクさんと過ごして居たいわけじゃないことに気が付いてしまった私は、もっと今の生活にとって実用的なものを作りたくなった。
ちょうど、矢崎化工のイレクターパイプを使えば割りかしなんでも作れることが分かったので、「じゃあ、机でも作るか」と作り始めたのが、プロジェクタースクリーン付きローデスクである。

プロジェクタースクリーン付きローデスク

Terminalの制作はこのプロジェクタースクリーン付きローデスクという失敗作から端を発している。
ものを作っている時の人間というものは、往々にして、それを使ってみたときどうなるかをあまり想像できないままに作ってしまうものである。このローデスクを作った時がまさにそうだった。使ってみたら不満噴出だった。

  • がたいがデカいせいで部屋が狭く感じる

  • 机が水平じゃない。なんか斜めっている

  • 当のプロジェクタースクリーン自体も若干斜めっている

  • プロジェクターが邪魔で飯が食いづらい

  • PCのキーボード操作するのにいちいち前のめりにならないといけない

  • PCのデュアルモニターにでもなればと思ってプロジェクター+PCモニターの組み合わせにチャレンジしたが、非常に視界に疲れを覚える上に、実用的じゃない

  • そもそも、ホームシアターも毎日のようにはやらない

これだけ不満要素があればもうぶっ壊してもいいくらいだが、Terminalを作り替える決定打になった不満は、これだった。

  • 使っている座椅子に合わせて設計した当の座椅子が壊れてしまい、新しい座椅子に買い換えることになったが今度は高さが合わない

そして、どういう訳か新しい座椅子にルセルのゲーミング座椅子を導入してしまったのである。

ルセルのゲーミング座椅子

という訳で、一度作ったローデスクを解体して、ルセルのゲーミング座椅子の高さとサイズに合った机を作り直さなければならなくなった。
合わせて、だんだんPC周りの収納がごちゃごちゃしてきたので、この際だからコンパクトにまとめたいと思うようになった。
そこで作ったのが自作PCデスク・Terminalである。

余談だが、私の部屋を訪れた友人がTerminalを見るとよく尋ねられる質問がある。
Q:ゲームでもやっているんですか?
と。私が
A:ゲームはやらないしそもそも興味がない
ということをいうと、なんのためにここまでやっているのか怪訝な顔をされるので、重ねて言うことがある。
ただPC環境を快適にしたいがために揃えた結果、ゲーマー仕様にもなってしまっただけなんだ
私はルセルの座椅子以後も、PC環境を一見ゲーマー向けに構築していくようでいながら、ゲームをしない・買わない生活を続けていくことになる。

目標・価値・実現方法

目標

  • ルセルのゲーミング座椅子に合ったデスクを作り出す

  • PC周りの収納をコンパクトにまとめる

  • 自分のクリエイティビティを最大限に引き出せる作業環境を構築する

提供したい価値

  • とにかく自分が使いやすかったらそれでいい

自宅用なので、人をアッと言わせるとか、そういうことは別に考えなくていい。

実現方法

  • 木材加工:ローデスクを作るときにお世話になったこともある、盛岡は肴町のホームセンターを利用した。ここでは木材が買えて、加工できるところがあるので引き続きそこのお世話になった

  • 矢崎化工のイレクターパイプ・ジョイント:だいたい解体したときに出た余り部品を活用すればいいが、それでも足りない部品はホーマックでだいたい揃った。店頭にない部品は注文して取り寄せた

  • モニターやモニターアーム等:基本的にはAmazonでセールのタイミングにちょびちょび購入を続けていった

制作プロセス

製作中の画像がほとんど残っていないので完成写真だけ一気に見せていく。

Terminal 1

だいたい足を伸ばしたときに通る隙間を確保しつつも、PC環境を構築するのに必要なものをだいたい収納してある。
これを作るために私はデスクトップPCから何から横幅・高さ・奥行を全て計測して結構細かく図面を作った記憶がある。

Terminal 2・Terminal 3

この作品のキモはどちらかというとこっちの机2つの方で、どちらもルセルのゲーミング座椅子にピッタリ覆いかぶさるように設計されている。一つはキーボードとマウスを置く台(Terminal 2)、もう一つはご飯を食べたり手書きでノートを書いたりする作業台(Terminal 3)になっている。
とりわけ、Terminal 2は自分でも非常に良くできてると思う台で、タイピングをしていてそこまで疲れを感じないような絶妙な傾斜を実現しているように思う。これも、矢崎化工のイレクターパイプに斜め17°のちょうどいい傾斜を実現してくれるパーツがあったおかげだ。

また、Terminal 2にはヘッドホン掛けも取り付けた。これは私自らヘッドホンに合わせて3Dプリンターで設計している。

ヘッドホン掛け
Logicoolのゲーミングヘッドホンがピッタリ掛かる

Terminal 3の方には、ホワイトボードを取り付けられるようにしてみた。

ホワイトボード付きTerminal 3

私はこのホワイトボードに、思いついたことのメモなどを書いたり、付箋にやることを書いたものを貼り付けてタスク管理したりして活用している。

経験したこと

  • 過去最も自分で自分の毎日の生活に役に立つものをDIYした

  • Terminalの制作を通して図面を描くスキルと、図面通りに木材を加工するスキルが格段に上がった

反省したこと

  • ここまでの環境を構築するのに結構なお金を注ぎ込んでしまった。多分、まったくのゼロからこの環境を作ろうと思ったら、PC・機材・木材・加工の手間・その他諸々含めて20〜30万は費やしてしまうんじゃないかな

成果

目標達成率

  • ルセルのゲーミング座椅子に合ったデスクを作り出す(100%)

  • PC周りの収納をコンパクトにまとめる(100%)

  • 自分のクリエイティビティを最大限に引き出せる作業環境を構築する(100%)

総括

自分の机にTerminalと名付けた理由は「もうこれ以上何も要らない」という机選びの終着点(terminal)でありたいと思って作った。
果たして、本当に快適すぎて、これ以上何も必要ないなと思ってしまう自分がいる。作ってよかった。
多分この先どこに引っ越そうが、このセットだけを持参すればどこでも快適なPC環境を構築できる自信があるし、引っ越した先の部屋に合わないという問題が生じたとしても、引っ越し先に合わせて改造を施せばいい。その点、Terminalは改造が簡単にしやすいように作ってある。

今後の展望

こういう机が欲しいという人には、作り方を教えられる、というくらいまでシステム化したいと思っている
わざわざゲーミングデスクを買うよりは圧倒的にコスパ良くDIYでゲーミング環境を構築できる自信はある。あとは、それぞれの部屋に合わせて設計をすれば良い。

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