情熱大陸「奥土盛久さん」から学んだこと

2019年10月13日(日)放送の『情熱大陸』は、農家・パン職人の奥土盛久さん(69歳)。「ジャムおじさん」みたいに優しくて穏やかな表情をされている、とても素敵な方だった。

家族でパン屋さんを経営されているのだが、雰囲気がバツグンに良い。ホームドラマに出てくる「温かい家族」そのものというかんじ。1年中休みがなくて、体力的に辛い仕事なのに、笑顔が絶えない。奥土さんいわく、「忙しいと文句を言いながらも、楽しんでいる」。こういう一家が作ったパンは、絶対に美味しい。食べなくても分かる。もう人柄で分かるのだ。

通販もやっているということで、早速注文しようと思い、ホームページを見に行ったら、「「情熱大陸」さんの影響で、ご注文が殺到しています。ありがとうございます。そのため、申し訳ありませんが、メールやFAXの返信に、数日かかるかもしれません」とのこと。やはり、みんな考えることは同じ。少し落ち着いたころに、再チャレンジしてみようと思います。

奥土さんは2002年に北海道ニセコに工房をかまえて、毎日コツコツと、地を這うようにパン作りに打ち込んできた。世間的な成功とか失敗といったものには、一切頓着がないそうだ。

フォロワー数やいいねの数、RTの数で自分の価値を見出す人が多い中、「パンさえ作っていられれば、それで幸せ」。なんて真っ直ぐで、清々しい生き方なんだろう。人の生き方は顔に出るもの。自分も奥土さんやノーベル賞を獲った吉野彰さん(笑顔がカワイイ)のような、素敵なシニアになりたい。

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