ドラマ「まだ結婚できない男」から学んだこと

2006年に放送された人気ドラマ「結婚できない男」の続編、「まだ結婚できない男」が始まった。前作の大ファンだったので、13年ぶりに桑野さんに会えて本当に嬉しい!

初回を見て思ったのは、「変わらないこと」と「変わったこと」のバランスが絶妙ということだ。

<変わらないこと>
主題歌、偏屈だけど憎めない桑野さんの性格、花が嫌い、コンビニ店員とのやりとり、御成橋(赤い橋)をトントン叩きながら渡る、鈴懸歩道橋(青いアーチの橋)、マンホールを避けて歩く、変な笑い方、猫背、ペットショップの店員(元レンタルビデオ屋の店員)、更新してやがる、パグ犬、棟梁とのケンカ、大音量のクラシック、部屋の金魚、フランクロイドライトのタリアセン・・・etc。

前作の世界観が見事に引き継がれていて、視聴者としては嬉しいかぎり。見ていて何の違和感もないし、13年前に時が戻ったような気分だ(※当時はまだスマホもなくて、アナログ放送だった)

一方で、変わっていたこともある。個人的に最も印象に残ったのは、コンビニの店員が外国人だったこと。前作は日本人の若い女性だったので、世相を反映したキャスティングだなと。

あとは、自宅の部屋にAIスピーカーがあったり、エゴサーチをしたり、国立競技場のコンペに応募(カブトガニのデザインひどすぎw)していたり。テクノロジーの進化や、タイムリーな話題をうまく絡めているのはさすがである。

「懐かしさ」と「新しさ」。「相変わらずな部分」と「成長した部分」。これらが絶妙の塩梅で散りばめられているのが、このドラマが愛される所以だと思う。主題歌のタイトルが「スイミー」から「まだスイミー」にマイナーチェンジしたのも、センスの良さを感じる。年末まで、毎週火曜日がくるのが楽しみだ!

<P.S>
前作の最終回を見たあとに、ロケ地めぐりに行きました。桑野さんのマンション、御成橋、鈴懸歩道橋はいずれも五反田にあります。橋をトントン叩きながら渡って、桑野さんの気分を味わいました。近々、また行こうかしら。

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