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性善説と性悪説

どうも、コーヒー人間山本の人です。

先日知り合いに教えてもらった『12人の怒れる男』を見まして、
それこそ、ここ最近思っていた事が紐解けた気がしました。

最初に思ったのは「善人と悪人と言うのは本当にある人格なのか」という事です。
先ず、絶対悪と絶対善と言うのが存在するのか考えていきました。

絶対悪とはどのような「立場」「観点」においても悪と判断されるもの。
絶対善とはどのような「立場」「観点」においても善と判断されるもの。

こんなものは存在するのでしょうか?

例えば、マシンガンピストルをご存じでしょうか?
ダダダ!と撃てるやつですね。

これは昔歴史をたどると絶対悪と言われている頃がありましたが
作ったハイライト・マキシムの言っていたことは一理あるのかなと思いました。

「戦場で国民が殺されていくのを見たくないと思い開発した」
言う通り、扱いはたやすく、その上断続的に銃弾を発射でき、相手の国をあっという間に屈服させられる武器でした。
(当時はボルトアクションが主流だったらしいよM1903とか)

でも敵国からすれば恐ろしい話で、命を張って戦っているのに簡単に屈服させられてしまう。
この状態では表裏一体で、善と悪が両立しています。

そう思うと次に思ったのは一時悪と一時善。
※こういう場合の言葉を知らないので造語です。

一時とはその名の通り、この時は悪人、この時は善人と言う場合です。
これは存在するのか。

僕的にはこれは存在すると思います。
一時的に怒りを抑えられず、誰かに怒りの矛先を向けてしまった。

この場合、相手からしたら突然怒られるわけですから普通に悪ですよね。

それなら悪人と善人をだれが決めているのか。
僕が思ったのは奴隷道徳と言う物で、ニーチェが書いた
善悪の彼岸に書いてある話です。

弱者の道徳「奴隷道徳」と強者の道徳「君主道徳」
奴隷道徳は簡単に言えば多数決的なものだと思いました。

【自分達】とは違う物を異質と思う。

これはどんな人にでも当てはまりますが。
あなたの隣に腕が八本、足が十五本の人がいるとします。
こんな時「ば、化け物だ!」みたいな。

こんな反応をする、かもしれませんが。
誰が化け物ですか、人を襲うどころか助けているかもしれない人に対して。

目の前で確定しているのはただ「腕は八本あって十五本脚があるな」ってだけです。
それこそ今目の前には善か悪か分からないものが立っている事になります。
シュレディンガーの猫的なやつ。
AかA´か

そこで思うのが君主道徳
自分から見て善か悪か。

これが重要になります。
もしかしたらこの腕八本君はあなたを助けに来たかもしれない。
あなたをザクっと一刺しにするかもしれない。

分からないからこそ、自分の考えが必要です。
彼は腕に武器を持っていますか?
彼は敵意のある顔をしていますか?
彼は実は握手をしようと腕を伸ばしているだけかもしれない。

そこで思ったのは簡単。

善悪を決めるのはあなた自身で、考え方ひとつですべて善になり悪になる。
という事です。

だからこそ、きっちり知っておく。
キッチリ自分で判断する。
これが大切なのかなと思いました。

先ず、人間らしくよく観察し、よく考察し答えを出す。
鵜呑みだけではすべてが他人の多数決になってしまいますから。

是非、皆さんも善か悪か。白か黒か、チキンかビーフか。
見て考えてみましょう。

                         2022/10/20山本紘彰

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