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なぜ1人目すらこんなに遠い?



六次の隔たり

計算とかはよくわからんのだが、

世界中、誰とでも、5人通せば、つながることができる、という仮説がある。

小さな世界。

嘘みたいな話だが、SNSとかはこの仮説が利用されているらしい。

今は、SNSがあるから、3.5次の隔たりになったとも言われている。



まあ、この情報が正しいかどうかなんてことは、知らない。

そういう仮説があるってだけでいい。




いつだったか、6次の隔たりを知った時、夢があるなー、と思った。

オバマ大統領(私が六次の隔たりを知った時に大統領をやっていた)とも、5人で繋がれる。

あの有名人とも、ハリウッド俳優も、地球の裏側の人とも、繋がれる。

きっといろんな人がいて、いろんな人と関わって、、、



自分の居場所が見つからなくても、

誰とも仲良くなれなくても、

私は大丈夫なんだと思わせてくれた。



でも、実際、20になって気づいたこと。


1人目すら遠い。

街ですれ違う人はもちろん、

カフェで隣に座った人、

電車で前に立った人。

近所の人、中学生の同級生、高校の同級生、大学の友達ですら遠い。


自分のラインの中の人、インスタの中の人、Twitterの中の人、

全部遠い。

SNSで世界中に友達を作る、なんてのは夢で、

現実世界のたったの1人目ですら、計り知れない距離がある。



きっと、5人で行き着くことはできない。

私は誰とも繋がれない。



同じようなことを考えている人がいても、近づけないのがもどかしい。


常に不信感がある自分が情けない。


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