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へそ曲がりへの気遣い【夫婦のこと】

ある相談について妻が私に質問する。「どうしたらいいと思う?」と。私の知っている事柄だったので「〇〇して、〇〇したらいいよ。」と答える。「解った、そうする。」と妻は受け入れました。

その後、ソファーに座ってスマホ片手に調べ物をしている感じの妻。何気なく隣に座ると急に弁明し出した。「違うの。さっきの話は解ったんだけど、これは少し気になった部分だから、自分で調べようと思っただけなの。」どうやら妻は先ほどの相談に付随する何かを調べていたらしい。私がスマホを覗いた訳でも、妻が覗かれたと思った訳でもありませんが、もし画面が目に入った時に私が気分を害さないよう先回りしてくれたみたいです。

些細なことですが妻のこういう気遣いは助かります。何も言われなくても、たぶん私は怒りませんでした。そもそもスマホを覗いてませんし。でも、仮に目に入ったとしたら「そうすると言っておいて確認するの?私の言うことじゃ不安ですか?」と少し引っ掛かっていたかもしれません。「聞かずに最初ハナから調べたらよかったじゃないですか、自分で。」とヘソを曲げてしまうタイプなんです。不安ならば確認はしてもらってもいいのですが、せめて聞いた人の前ではしないでほしい。あと、同じ質問を何人もの人に聞いて納得のいく人数分が貯まったら採用するのもやめてほしい。自分が信用されてない気がします。私を信用するかどうかは相手の勝手ですが、そういう気遣いくらいは持っておいてほしいという我儘な私願なのです。

夕食時、話の流れでこういう気遣いに日々助けられていると妻に話す。
「気遣いじゃないよー。私も答えたことを確認されるのが嫌いなの。だから私は違うよって言い訳したかっただけなのよ。」
私が我儘ではないとまで気を遣ってもらいました。本当に有難いです。

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