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地雷クライアントの見分け方をクラウドワークス歴7年のwebライターが語る

「SEOってなに?」の状態からwebライターを始めた私は、ずっとクラウドワークスを愛用している。
最初の利用から7年が経過し、クラウドワークスに支払った手数料は軽く100万円を超えるのだから、クラウドワークス達人級を自称しても文句を言われないだろう。
webライター歴が長い人は、とあるタイミングでクラウドソーシングを卒業して行くから、クラウドワークス歴7年なら「クラウドワークスとは」を語ってもいいよねと勝手に思うことにする。

超ド級初心者状態から7年間続けていると、さまざまなタイプの地雷クライアントに出くわした。
幸い契約前に「これ絶対ヤバイ奴」と見分けられるので、大した被害は受けていない。
しかし、世の中には地雷クライアントにひっかかる初心者クラウドワーカーが多いらしい。
そこで、初心者に向けて地雷クライアントの見分け方を解説しようと思う。

地雷クライアントは応募要項を見るだけでも、ある程度見分けることが可能だ。
以下のような応募要項は、地雷クライアント率が非常に高い。

  • 文字単価0.1文字以下

  • 初心者歓迎「丁寧に教えます!」

  • なぜか「主婦歓迎!」と主婦をターゲットにしている

  • ☆ゼロ、かつ本人未確認、発注ルール未確認で初心者歓迎低単価

  • 文字単価は高いのにテストライティングの単価が1文字0.1円レベル

地雷クライアントがターゲットにするのは、右も左もわからない初心者だ。
相場もライターとクライアントの対等性も知らない初心者を掴まえて「教えてあげる」と甘い囁きで誘い込み、くっそ安い単価でこきつかって搾取し、ときには「教えてやってるのにその態度はなんだゴルァ!」「こっちはいつでも裁判に出てやるぞ!」と恫喝もする。
ちなみに、テストライティングが極度に安い案件は、どんなに素晴らしい記事の仕上がりでも不採用とし、格安で1記事いただいてしまう地雷クライアントの典型と言える。
まともなクライアント様なら、合格前と後で文字単価が極端に変わることはない。
どれをとっても契約すると非常にめんどくさい地雷クライアントなので、関わってはいけない人種だ。

しかし、応募要項だけでは見分けられない地雷クライアントもいる。
最近の地雷クライアントの応募分は狡猾で、基本はコピペだろうがかなり丁寧な説明があり、長年クラウドワークスを利用していてもうっかり応募してしまうことがある。
この場合、応募分に対する返信や仕事の流れで地雷クライアントを見分けることが可能だ。

  • 「詳細を説明したい」「今回の案件は埋まってしまったので別の仕事を紹介したい」などの理由をつけてLINEに誘導する

  • 仮払いする前に執筆させようとする

クラウドワークスでLINEに誘導する案件は100%地雷クライアントと思って良い。
まともなクライアント様はLINEで仕事のやり取りをしないと断言する。
外部連絡ツールを使用することはあるが、その多くはチャットワークであり、きちんと外部連絡申請をしてくれる。
してくれない場合も(クライアント様もクラウドワークス利用に慣れていない)こちら側がする旨を伝えれば、快く了承してくれる。

また、クラウドワークスの注意事項にも記載されているが、仮払い前に執筆をするのは絶対NG。
仮払い前に書かせて記事を持ち逃げする悪質クライアントもいるのだ。
もしも、クライアント側から執筆を促されたら「それでは、仮払いをお願い致します。仮払い確認後すぐに執筆に入らせていただきます」とメッセージを送っておけばよい。
ここで丁寧なやり取りをするのが重要だ。

その他、「社会人としてその言葉遣いどうなの?」と疑問を持つようなメッセージを送ってくるクライアントも、早々に見切りをつけるべきだろう。
まともなクライアント様はビジネスマナーをしっかり守ってくださる。
初心者だからといって、上から目線で物を言ってくるようなクライアントは自分から願い下げしてほしい。
暴言や恫喝、脅しなどは論外だ。

最低限、これらを注意していれば、最悪な地雷クライアントを見分けられるだろう。
クライアントとwebライターはビジネスパートナー。
「初心者だからこんな扱いされても仕方がない」という考えは捨てようね。

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