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14年の子育てで最も辛かった1週間の話

注意!嘔吐の表現あるので苦手な方は読まないでください

「育児の何が辛い?」と聞かれたら、いろいろな病むかもしれない。
でも「育児で何が一番つらかった?」と聞かれたら、迷いなく答えられる。
我が家を襲ったノロパニックだ。

それは深夜、娘の突然の嘔吐で始まった。
夜中唐突に起きた娘の第一声「吐く」
「え!?」驚いた私はとりあえずいつも枕元に置いている洗面器を娘に渡すと本当に吐いた。
その横では当時3歳だった息子が寝ている。

夕食もしっかり食べて、いつも通り元気に就寝した娘の突然の嘔吐は、その後明け方まで続いた…。
しかも、午後から38度を超える発熱。
午後小児科を慌てて受診し、インフルエンザは陰性で胃腸炎と診断。
その次の日には熱も下がりかなり元気になった娘だが…。

朝食を元気に食べていた息子がその直後に嘔吐。
娘の「吐いてるよ」に振り向いたら既にカオスの世界。
「遷ったな…」
覚悟を決めたが、なんと息子は朝から晩まで吐きっぱなし。
もちろん小児科を受診し、胃腸炎でしょうと診断。
薬を貰うが薬を飲んでもすぐ吐く。
少し水を飲んでも吐いて、全然水分取れないし、おしっこも出ない。
夜就寝したけどその後緑っぽい何かを吐いて「これはヤバいのでは…」と救急相談に電話し状況説明。
「それは救急対応が必要」と看護師に言われ、そのまま救急車につないでもらった。
人生初の救急車である。

救急車で運ばれる息子と付き添う私。
隣駅の救急病院に運ばれ、血液検査と点滴を受ける息子。
別室で待たされていた私が呼ばれた時には、息子はベッドに横になって点滴を打たれていた。
血液検査の結果は極軽度の脱水症状のみで、他は問題なし。
いつでも帰っていいとのことだったが、看護師さんが「せっかく針刺したし、この点滴は受けていく?」と言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。
だって、その日は殆ど何も取れてない状態(飲んでも吐く。飲んだ量以上吐く)。
点滴の途中、本日初トイレを主張する息子。
歩いて行ける様子を見て、病院の方々も「大丈夫そうだね」と。
その後「喉が渇いた」と言うので、看護師さんが用意してくれた水を飲むが、ようやく吐き気も収まってきたみたいで吐かなかった。

その後、徐々に食べれるようになりつつときどき吐いていた息子も元気になったころ、ついに私がダウン。
吐き気はないがお腹が緩くなり、疲れで食べる量も減っていたのか、夕食準備をしようとしたら立ち眩みして家事無理状態になった。
次の日かかりつけ受診し、脱水症状で点滴を受け安静を言い渡される。
2日間横になって回復したけど、怒涛の1週間だった。

ちなみに、娘が吐いた次の日、なんとクラスの半分以上が胃腸症状で休んだとのこと。
娘のクラスだけではあったが保健所から調査が入り、ノロウィルスが検出されたと後から聞いた。
あのやべぇ嘔吐はやっぱりノロウィルスか…。

コロナ怖いし、インフルエンザも厄介。
でも、私が一番恐れているのはノロウィルスだ。
嘔吐と下痢って、子どもの看病でダントツ1位くらいに大変じゃない?
何が大変って、他の家族や自分が遷らないようにするのが大変。
常に「いつ吐く!?」という緊張感も疲れるし、キャッチし損ねた時のダメージは絶大。
うっすら嘔吐恐怖症っぽいところがあるから、余計に精神力削られる。

新生児の眠れない1ヶ月より、私はこの1週間がしんどかった。
コロナも不安だったけど、でもやっぱりノロの1週間には勝てない。
ノロ恐るべしである。

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