見出し画像

「マウント」されてることすら気づかずに友だち付き合いしていた90年代

『モモウメ』という漫画ではMMBR(マウンティング・マウンテン・バトル・ロイヤル)といって給湯室でマウントを取りたい女子たちが描かれています。そうそう!女ってこんなよねって爆笑します。

今、私は49歳。青春時代にSNSは存在していなかった。なのでマウントバトルはリアルで行われていた。一流企業に入るために学歴をつける。それが人生勝ち組!それもリアルな場でまざまざと見せつける時代だった。

私はマウントされても「へぇすごいね!いいなぁ!」と返し、正直自慢されてるような気もするけど「まぁいいか」で交わしていた。とにかく勝ち組には敵わねぇよっていう弱気な自分、劣等感満載な私でした。

きっと私たちの親世代も子どもの出世がとにかく自慢の時代だったことも大きく影響し、いい大学、有名企業に入ることがステータスだった。

社会人になるころ、PHSから携帯電話の普及によりメールというツールで人間関係がつながるようになり、SNSでのマウントもできる時代がきた。

私の世代はそんなアナログな友だち付き合いからデジタルツールを利用した中での付き合いまで幅広く体験している今や貴重な存在ではなかろうか?

先日かれこれ10年以上会っていなかった短大時代の友だちに会った。久しぶりすぎて遠目でわからず眼鏡をかけて「あ、トモだって」確認しちゃったよ!なんて言いながらの再会。(友よ私はあまり変わっていなかったかい?ふふふ)

そんなに会わなかった私たちが何故会ったか。どこかで同じ思いを抱えたまま49歳になっていたんですね。なんとなく新年の挨拶で近況を伝えた時にもしかしたら同じ思い(しかもモヤモヤ)があるような気がして「会おうよ!」となったんだと思っています。

会わない間に色々なことが起こっていて互いに誤解していたり、今となればあの時の自分は誰かを傷つけていた、自分の想いにすら気づけていなかった。

そう私たちは「マウント」って言葉すら知らなかったよね、もしかしたらマウントされまくりの時にヘラヘラ笑って自分をなくして過ごしていたかもしれないねということに何十年もたって気づきます。

今も昭和の高度経済成長期を体験した親に育てられた私たち世代はなんとなく高学歴こそ勝ち組だ!みたいな思考で生きているかもしれない。

でも、その中で負けてきた人にも様々なドラマがあり学びがあることを私たちは今気づいている。私は友だちと語りつくし、帰宅後こんなLINEを彼女からもらいます。

noteやInstagramで、トモのがんばっている姿を見て、私も何かしなくちゃ!というか、したい!という思いがふつふつ、人生100年もぼーっとしてたらすぐだから、「何か」見つけます!

とっても、とっても、とっても嬉しかった。あの日、私は彼女に「今は誰かに雇われて仕事するのもう自分には無理だって思っていて働いていないの」と報告。今も長く勤めている彼女に言うのは恥ずかしかったが、優しく聞いてくれた。

しかも何者でもない自分が書いた文章や写真で、たった一人、ましてや昔の友だちにこうして「何か」見つけます!と思ってもらえたことに感激しまくった。

そして私の想いは溢れ、彼女に「えっとね、こんなこともあったんだよ」と心の中の小さな感動を伝えたくてワクワクしました。

形あるものを紹介したり、何か大きな結果を出したサクセスストーリーはほぼない私ですが。

とにかく何か小さなチャレンジをしたら、いちいち感動してここに書いてみようと思っています。

「マウント」という言葉すら知らなかった私たちは今、マウントしまくってきた人と自分が感じたことから新たな学びが生まれています。

いいのよ、私は私。いつまでも変わらない私たち。でも変わっている私たちはとっても素敵な時を迎えられてラッキーよ!と語れる友だちもいます。

今回は大好きな友だちに届けたいプレゼント投稿となりました、ここまで読んで下さった方ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?