夜を拒んで朝を遠ざけ
昇る朝日を
先延ばしにしたい午前4時
暗い部屋で
iPhoneの明かりに照らされて
今日も今日とて
誰かの善意は叶う事なく
志半ば命とともに灰になる
自転車を漕ぐ遠くの空
夕日の空に目をやれば
夜になるのが寂しくて
そんな日々にて
我が者顔で数字ばかりが
この世界を回してるから
だから
眠れぬ夜を見ない振りして
ただ音を積み重ねては紡いでいる
だから
終わらない夜を抜け出そうと
ただ乗せる言葉を探している
そうして
そんな行為に胸焦がし
それこそが「訴う」という事ならば
そうして
そんな行為で
夢の中に成っている
それこそが「歌う」という事ならば
そうして
愛も変わらず
世界が数字で回るから
ゼロからイチを突き立てようと
夜を拒んで朝を遠ざけるかの如く
ただそれだけに
ただそれだけに惹かれている
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