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独りより温かく、個として存在できる空間。


最近ずっと考えていたことがある。それは「自分はどんな空間を心地よいと思うのか。」一人の時間も好きだけど、誰かの存在を感じる空間も好き。でも、ワイワイ、ベタベタが好きな訳じゃなくて。そんなことを考えていると、自分は難しいタイプなのでは?とも思う。寂しがりやの一人好き、といった感じだろうか。

色々と心巡らせた結果たどり着いたのは、独りより温かく、個として存在できる空間が好きだということがわかった。

個として存在できる空間。ー

私は基本誰とでもお話しするし、それが苦でもない。しかし、誰とでも話す=誰にでも心を許す、訳ではない。この表現だと少し語弊があるかも。決して他人を拒絶している訳ではなくて。ただ、己が個として存在し、そして相手の個も尊重したい、そう思う。それは家族であってもだ。

混ざり合うことのない存在だからこそ、それは尊く、また関わり合い、温もりは生まれるのではないか、と漠然とだが思っている。

今思えば、小さい頃から集団の中に「混じる」感覚が好きではなかった。どこかに「自分はここに存在している」とわかるように、みんなと違う行動をしていた気がする。色とりどりの裁縫セットが選べるのに、たった一人、誰一人として選ばなかった紫の裁縫セットを選んだ。1/80。一人でどこへでも探検しに出かけたし、登下校、いつも一人が良かった。

暖かな布団に包まりながらも、片足を少しだけ出して寝るように、どこかで冷んやりと輪郭を感じる空間、時間をいつも好んでいたように思う。

そんな、ちょっとヘンテコな私がこれから空間を作るお仕事に関わらせていただけることになった。ゲストハウスをうちの職場が運営することがほぼほぼ決まった。

どんな空間になるのだろう。もちろん、私の意見だけで決まる訳ではない。スタッフそれぞれの『心地よさ』を混ぜ込んで、一つの空間が出来上がる。唯一無二の空間。


鳥取の町の中に
そんな空間が生まれます。


どうぞ楽しみにしていてもらえると嬉しいです。

ご縁に感謝*



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