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8/21 ビィソシ

「私は嘘をつかない」っつったって、その嘘というのが、事実に反する事を言ってるのか真実に反する事を言ってるのかで話はまったく変わる。
前も書いたけど、真実と事実は時として、真逆ということも、あろうよ。

じゃがいもの冷製スープをつくる。
ビィシソワーズ、とかなんとか。ビィソシワーズだっけ。いや、ビィシソワーズだな。
特に高級な食材を使ってるわけではないのに、ホテルディナーのコース料理の最初に出てくるやつ、みたいな高級感や上品さあって昔から好きだ。
じゃがいもが好きだ。ビーフシチューよりホワイトシチュー、カレーライスよりハヤシライス、デミグラスソースよりホワイトソース、ミルクチョコよりホワイトチョコ、という調子で、王道の亜種みたいな位置付けのものが好きだ。色が反転するのも良い。そのため白いスープというところと冷たいスープという非王道な雰囲気に惹かれる。辛味や酸味より甘くまろやかな風味が好きだ。生クリームが好きなのかも。パセリを最後に乗せるのが好きだ。こまやかな緑がうつくしい。
以上が、じゃがいもの冷製スープが好きな理由だ。
途中ブレンダーを使用する工程で、一気にスープになった。野菜のポタージュ的なスープ、ブレンダーで思っているより簡単に作れるのかもしれない。
コーンスープは粒を取るのが大変そうだし、一年中パックに入ってるのが買える。
かぼちゃの冷製は良いな。色もかわいい。
冷製スープのレシピを調べていたら、結構きゅうりのスープというのを見かけた。今ひとつ味が想像できていないが、きゅうりは好きだ。
きゅうりとかぼちゃとじゃがいも、良い感じに旬がばらけているからそのとき旬の物で作るのも良いかもしれない。

冷蔵庫で、鍋いっぱいのじゃがいもスープが冷えている。
素敵な比喩じゃなくて本当に鍋いっぱいだ。表面張力くらいの。傷ませるよりはと、買ってきた食材1回で全部使ってしまう。

野菜の旬がいつかを考えるとき、いつも『牧場物語』でいつの季節に収穫できるかを思い出す。すりこまれている。間違えず思い出せる。
牧場物語によるとじゃがいもは春、きゅうりは夏、かぼちゃは秋のはずだ。じゃがいもだけは、苗が残らず種を蒔き直さなければならない。しかしカブよりは出荷額が高い。はずだ、牧場物語によると。

自分以外の全員を殺すより自分が死ぬ方が簡単だという考えで自死した人は、たくさんいると思う。
そう具体的に考えてなくても、近い発想でそう決めた人は。

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