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KYO NO KOTO

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私は京都が好きだ。 この街に積み重なった歴史はもちろん、何より、今日、今この瞬間のこの街が好きだ。 この街の今が歴史に埋もれてしまわないように、今日のコトを伝えていきます。
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#映画

体験がつながりあう、映画と本とカフェが重なる複合施設「出町座」

京都にあるオモシロい空間を紹介する「キョウのトコ」。第一回は出町柳の桝形商店街にある複合施設複「出町座」です。  映画を観るために、街に出る、というのは出不精の私にとっていつだって大層なことだった。  重い腰を上げて化粧をし、おしゃれをして、観たい映画の上映時間に合わせて家を出る。それらはどこか儀式めいていて、映画館で見た映画のことは、朝起きてから映画館を出て、家に帰るまでの風景とともに、今なおじんわり記憶に染み残っている。 商店街の真ん中で、映画映画というのは、ものでは

金子由里奈:「物語的な展開がなくても、 物語はそこにある」 23歳の映画監督が語る自分らしさ

本を起点に京都に暮らす人にその人生を語ってもらう「キョウノホン」。 第一回目のゲストは23歳の金子由里奈さんです。  金子由里奈さんは立命館大学の映画部に所属しており、自主制作を中心に映画を撮っている。2018年8月には映画監督である山戸結希さんが主催するオムニバス映画『21世紀の女の子』の監督公募において約200人の応募者から選出された。  東京都出身の金子さんは、家族全員が映画や演劇に関わる“映画家庭”で育った。幼少期からテレビ番組や小説が好きだった。実際に小説を書い

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