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自救自足のススメ - #気だるさからの脱却

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今月のテーマは「#気だるさからの脱却」。GWも終わり日常に戻る中、なかなか調子を取り戻せない、気合いが入らない、そんな人も多いのではないでしょうか?いつもの生活にしんどさや漠然とした不満を感じた時、どうやって気持ちを前に向けていけばいいのか、ぜひ一緒に考えてみませんか?

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5月18日、11時24分現在、京都、湿度高め、気温高め、曇り、5月にもかかわらず圧倒的に不快度指数の高いこんな気候を実現できるなんて、さすがはKyoto Basin。そうして、私は今日も元気に喉が痛い。

気候、体調、お肌の調子、何をとっても絶不調な私が、今こうして文章を書いているのはある秘策を知ってしまったからである。体にまとわりつく湿気も、お腹の底から脳へとピコピコ送られる「徹底的にやる気を減退させる成分」も全てはある行動を取るだけで吹き飛ばすことができるのだ。

それが、「自救自足」である。

何を言っているのかわからない?私だってよくわかっていないけれど、とにかく読んでみてほしい。

私は今25歳でフリーでライターとして活動している。さらに1歳の子供の保護者としても活躍中の新進気鋭のお母さんでもある。
子を持ち、フリーランスで働くということは、生活の責任の一切が自分に降りかかるということで、これは気楽な反面、なかなかにしんどい。やる気が出なくても気が抜けないし、育児も仕事も私を休ませてくれない(正確には物理的に仕事は休めるけど休んだ補填は自分でしなくてはならないと思うと気持ちが休まらないのだ)。

それなのに私は精神が脆弱なものだから、時にはやる気メーターがしゅるしゅる下がり、「マジで全く、体動かん」なんてなることもある(それも結構な頻度で)。そんな時、私は無性に慰めてもらいたくなる。褒めてもらいたくなる。

しかし、齢25歳、子を持つ大人が、道端で「慰めてよぅ〜〜褒めてよぅう」なんてわんわん泣き喚いても警察に通報されるのがオチだ。
そんな私が編み出したのが、前述の「自救自足」である。

やり方は下記の3ステップを行うだけ。

・脳内でそれっぽいキャラクターを作る
・いい感じの慰めワードを考える
・キャラクターに全力で慰め/褒めワードを発してもらう

具体例

ね、簡単でしょ?
これが意外に結構救われるのだ。

大人になると、なんだって一人でできるのが当たり前で、できることの中には普通に体調管理やメンタルコントロールも含まれている。そして、そうした“できること”ができなかった時、私たちはつい自分を責めてしまう。

でも、仕事も家事も育児も体調や気持ちを健康に保つこともやる気があることも、本当は全部すごいことなのだ。できないのは悪いことじゃない。できることがすごいだけなんだ。

だから、どんな“当たり前”でも、たまには自分を褒めたり、慰めたりしてあげよう。自分で言うのが気恥ずかしい時は、自分の中の誰かに言うてもらおう。

すごい!すごいよ!君!すごいよ自分!マジで。こんなん普通やったら絶対できひん。ご飯作ってえらい。子供が泣いて大変やったね。今日書いた記事いい感じちゃう?こんな数の洗濯物たたんで、しんどかったなぁ。お疲れ様。

そして何より、自分を鼓舞しようとする自分を、褒めてあげよう。

移ろいやすく、先の見えない今この瞬間をとにかく生きているということはそれだけで十分にすごいことなのだから。

Kotona Hayashi
HP:https://kotonahayashi.tumblr.com/
Twitter:@pndyk77

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