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中道ひびきさんの事。

 映画『魔法少女は服を脱ぐ』上映会のnoteの続きの前に私と中道ひびきさんの出会いの事書いてみたい。

 そもそもの出会いは2019年の10月頃、私はゲイアイドルの“二丁目の魁カミングアウト”のオタクで“希望の青”きまるくん推しでした。もしかしたら人生で最も愛したアイドルだったかもしれない…。
 で、私が呟いたきまるくんについてのツイートをいいねかRTかしてきた方がいらして、それが中道ひびきさんでした。彼女もきまるくん推しでした。
 「シンガーソングライターやってる子なんだー」とは思ってフォローしたものの特にすぐ音源聴いたりしなかった。なんか現代でもシンガーソングライターってアコギ弾き語りで昔のフォークソングみたいな感じだよなー…って偏見があった。

 今ふりかえるとちょうど同時期に彼女はアイドルユニット“月羽珠”を結成しているのですが当時は月羽珠びびちゃんとシンガーソングライター中道ひびきさんはアカウントが別々だったのでしばらく彼女がアイドルもやっている事は気付いていなかった。なのでしばらくの間は私にとって中道ひびきさんは正に「おなカマ(二丁魁オタクの通称)の仲間」だったわけです。
 そして、時は過ぎる…

 中道ひびきさんの音楽と出会いは年明けて2020年1月17日。彼女がSoundCloudに新曲としてアップした「クオリアリアリティ」という曲をなんとなく聴いてみた。


 衝撃でした。

 所謂シンガーソングライターからイメージされるフォーク的世界と全く違うエレクトロサウンドにネオアコ的センス、器楽的な動きのある旋律ながらエモーショナルなメロディー、テクノ的なサウンドながらカラフルに展開するオーケストレーション的センス。

 一気に引き込まれました。
 そうこうしているうちに3月に1stアルバムをリリース、通販もする!ということで取り寄せて聴いたらエレクトロ系も、ロックも、シンガーソングライター系も、実験的な規格外な曲も色々あり、しかも根底に通じる芯もあって歌声も魅力的。
 好きにならずにいられない…そう思いました。
 そしてほぼ同じ頃、アイドル月羽珠をやってる事も気付きそちらもしっかり月羽珠ならではの根はパンクでも、だからこそ徹底的に可愛い他に無い世界を展開してて好きになりました。

 はっきり言ってこの音楽と出会うために生き延びたんだ…そう思った。(個人的なことですが2020年の2月に救急車で緊急搬送され病院を3つ転院して緊急手術して九死に一生得たりしました。)
 いや、マジ月羽珠知らずに逝ってた可能性もあるよね?


 そんなあれやこれやで中道ひびきさんと月羽珠が大好きになったわけですが世はちょうどコロナ禍。沖縄在住の私はここから2年間一切県外に出ることなく過ごすことになるわけです。
 このコロナ禍で予定してた遠征を最初に泣く泣く諦めその巣篭もり生活の幕開けとなったのが2020年に予定されていた4月の中道ひびきさん生誕(イベント自体が緊急事態宣言の影響で中止)だったのって運命的なものを感じます。

 と、こんな流れだったため中道ひびきさんや月羽珠の配信などを中心にどんどん好きになっていくわけですが月羽珠はそのLIVEを観ることなく活動休止した。

 私が初めて中道ひびきさんに会いに行くことができたのは昨年、2022年4月の生誕。
 本当にこの2年の想いが溢れる時間でした。

 今、ちょっとがんばれば会いに行くことできたりする毎日に感謝しているしコロナ禍中に支援した映画が完成して上映されるの本当に熱かった。

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