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まるっとひとまとめで。

今年は台風が多いですね!
私が住まう地域は、6月から地震と大雨、台風ときて、子ども達は自然の猛威を流石に怖いと感じているみたい。

長女が小学校に上がった年、すごく雨が降って、警報が出たときがあったんだよね。
長女はこの時初めて『雨が沢山降ると、水に沈んでしまう可能性がある』ということを知ったのね。
ニュースの画像や音声は怖くて苦手だった長女。
だから我が家では長女の前ではニュースはかけなかったんだけど、だからこういう情報にはとっても疎かったんだろうなと今は思う。
この時は住んでいる場所が坂の上にあって、近くに川もないし大丈夫と思って寝たんだよね。

でも、長女はちょっと先の未来を想定するのが苦手な自閉スペクトラム症があって、学校は雨が沢山降って水浸しになっちゃったと思い込んでしまって大パニック。
説得して学校に連れていくのが大変だったなとしみじみ思いだします。

ちょっと行き過ぎた発想だなって思うかもしれないけど、自閉スペクトラム症の人は現実にそぐうような想定が物凄く苦手なんだなっていうこと、一緒に生活していて感じるんだよね。


6月からの天災を、次女は次女で『怖いな』という意識をちゃんと感じていたようで、今回のダブル台風のニュースを耳にしたときは意外な反応を示してきたのね。

「怖いね!すごく揺れちゃうよ!!逃げる用意しなくちゃ。」

風で揺れるってことかね?

私「え、それ『地震』だよね?今度来るのは『台風』だよ?」
次女「地面が揺れるやつが来るんだよ!」
私「地面が揺れるのは『地震』。沢山雨が降るのが『台風』だよ。」
次女「じゃあ台風だ!!」

6月の地震の2日後、大雨警報が出てうちの子たちが通う小学校は休校になったんだけど、この数日間の間に起こった『揺れ』と『大雨』が混ざって一つの事象みたいに記憶されちゃってたみたいなんだよね。

発達に凸凹のある子って、時系列とか物事の相関関係が苦手な子がいるんだけど、我が家もまさにそれ。
大人は想像力をフル回転して、

「このことを言ってるのかな??」

をいくつもひねり出してきて正解を見つけては

「それはこういう意味なんだよ。」

と正しくインプットし直す作業が必要だったりするんだけど、この作業が斜め上行く壮大ななぞなぞのようで、私は結構この『答え探し』が好き。



『発達障害』という言葉認知度は上がったと思いますが、実際の発達障害児の生活や家庭内の状況ってなかなか実感していただけないなぁと思い、書き始めました。 子育てに必要な勉強を続けていくために、「投げ銭」という形でご支援いただければ励みになります。 よろしくお願いします。