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キラキラの魔法

日差しがすっかり秋めいてきて、私の好きな色合いの日差しになってきました。
降り注ぐ秋の日差しの色合いをただぼんやり眺めているだけで、懐かしい気持ちになったり、ほっこりしたり、凄く癒されます。


この秋が過ぎると、街はクリスマスカラーのなっていきます。
今はハロウィングッズ一色のスーパーや雑貨店も、11月からはクリスマス商戦。

で、これは遊園地や街並みもそうだったりするよね。


前の記事にも書いたけど、うちの長女はフリフリ・キラキラが大好き!
これってつまりお姫様なんだよね。
お姫様のドレス。
宝飾品。
こういうのが大好き。
小さな女の子が憧れる、昔からのある種の定番の一つだと思う。

かく言う、私もお姫様ドレスにあこがれを持つ女の子だった時がありました。
だいぶ昔だけど(笑)
で、その「好き!」
が未だに尾を引いていて、18~19世紀のファッション・プレートを集めてたりします。
歴史の本も好きだけど、やっぱり読むのは18~19世紀の歴史の本が多い。


長女のお姫様好きはまだ幼くて、ディ〇ニーから来てるなーというのがありあり分かる。
恐るべしディ〇ニー。
でも、きれいなドレスを着て、運命の人に出会ってって、すごくわかりやすくて憧れやすいんだよね。

長女はワンピースが大好き。
ドレスっぽいから(笑)
デパートに行くと、キレイでかわいらしいデザインのブティックに引き寄せられて、なかなか帰路に就けません。

当然アクセサリー屋さんも大好きで、イヤリングにすごく憧れがあるみたい。
でも、イヤリングは落としちゃうと悲しいからって、絶対に出かける時にはしないんだよね。
宝の持ち腐れです(笑)
今はシールで貼れる、大人用のイヤリングもあるから、そういうのを誕生日にプレゼントしたらいいのかもしれない。


こんな風に、女の子っぽいものが大好きで、フリルにレースにリボンにアクセサリーとキラキラ大好きな長女。

だから、私は長女は『キラキラしたものなら何でも好き』って勝手に思ってたんだよね。



長女が保育園の時、工作でシールとかビーズとかモールを使いたいというので、買い物ついでに100均に行って適当に見繕ってきたのね。
色とりどりのビーズ。
可愛い絵柄のシール。
キラキラのモール。
絶対長女好みってものをチョイスして意気揚々帰宅した私。
しかし、保育園から帰宅して、私が買ってきた物を見た長女が言ったことはこれ。

「このキラキラしたの、見てると気持ち悪くなる!!!」

その、”キラキラして気持ち悪くなるもの”っていうのが『モール』だったんだよね。
青とか赤とかピンクとか、シルバーカラーでキラキラしてる、クリスマスなんかによく見かける、あのキラキラのモール。

「気持ち悪くなるから、どっかやって!」

とまで言われ、仕方なく引き出しの奥にしまうことになったのでした。


大きくなった長女に言わせると、あのキラキラぶりがチラチラしてすごく気持ちが悪くなるのだそうだ。

で、じつはわたしにもこれには思い当たる節があって、

「もしかして、目の中にキラキラが入り込んじゃったみたいな感じ?」

と訊いてみた。
私は小さいころ、この症状にすごく悩まされていた時期があったんだよね。
で、このキラキラが見えると、必ず凄まじい目の痛みに襲われて寝込んでたのね。

でも長女はこの問いには

「うーん、よくわかんないけど、ちょっと違うかな。」

と言っただけだった。


でも、人には他の誰かに理解してもらいたくても理解してもらえない感覚の違いっていうのがあって、それは結構誰にでも起こってるんじゃないかなっていう考えこの頃の私の中にはもうあったんだよね。
で、感覚の違いは仕方がないいことなので、もうモールを買うことは二度とあるまいと思ったくらいで終わったのね。


後に、私はFBで偶然『閃輝暗点』に関する記事を読んで、自分が片頭痛持ちだったことを知ったんだよね。
『閃輝暗点』は片頭痛の前兆現象で起こることが多い、視覚障害。
そういや私の父も若い時片頭痛持ちだったと言ってたなと思ったのでした。
実は私は今でも片頭痛に時々襲われます。
もの凄い痛みなんですよ、あれ。
でもキラキラは見えないかな。


さて、話は逸れたけど、実は長女にはもう一つ苦手なキラキラがあることが昨年分かった。
それは、広大いな場所でのイルミネーション。
つまり、遊園地のようないかにもムードを演出するような場所でのイルミネーションがダメ。

せっかくイルミネーションがきれいな時期だからと思って、夜まで遊園地にいたんだけど、

「ここ、気持ち悪くて通れない!!」

と、きれいなはずのイルミネーションの大通りで顔を伏せてしまった長女でした…
ちょっとのイルミネーションではこんなことになったことはなかったんだけどな…
彼女の中にはイルミネーションに『ロマンチック』は存在しないことがこの時発覚したのでした。



もしもデートするような年齢になって、デートできるような相手が出来たときには、イルミネーションが苦手であることは前もって相手に伝えておいたほうがいいよ、と心の中で思った母なのでした。

『発達障害』という言葉認知度は上がったと思いますが、実際の発達障害児の生活や家庭内の状況ってなかなか実感していただけないなぁと思い、書き始めました。 子育てに必要な勉強を続けていくために、「投げ銭」という形でご支援いただければ励みになります。 よろしくお願いします。