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ありのままでいられる場所。

世界青年の船(以下SWY)で学んだことを

真面目に振り返っていきたいと思います。

様々な感情があるから、色々と振り返ることができる。

そう思えた1ヶ月間でした。



「生きてる」と感じた。

久しぶりに、

自分がとても「生きてる」と感じました。

大学1年目で、

心の中にずっとモヤモヤがあった中で、

久しぶりに自分の心の中に

「すごい楽しい!」「心の底からこの場が大好き!」

という感情が生まれていました。

毎日がとっても忙しくて大変だけど、

やりがいのある楽しさを感じられる幸せ。

「こんな気持ちはDP生の時以来だな〜」と、

感じました。

自分が生き生きと生きていられる場があるんだと気づけたこと。

ありのままの自分を受け入れてくれた人たちがいること。

その環境にとても感謝していますし、

この気持ちを忘れないでいようと思いました。


My lovely CD-9 members

「不安」に打ちのめされても。

SWYでは、本当に周囲の人の優しさに救われました。

普段、私は周囲の人から

「めっちゃお姉ちゃん感ある〜」

と言われます。

ですが、SWYでは

めっちゃ妹的な感じになりました(笑)

(自分で言うの恥ずかしい🥹)


SWY一番年下が大学1年生です。

参加者の中で一番年下というのもあり、

上の参加者がとっても私のことを気にかけてくれました。


元々、私はとても泣き虫な性格で、

すぐに泣いちゃいます🥲


SWYが始まって3週間目くらいの高知県での研修。

「周りの日本人参加者はみんな海外青年と仲良くなれているのに、私だけあんまり海外青年と仲良くなれていないかも…」

と、ふと思ってしまいました。

「3週間もずっと船で一緒に生活してきたのに、私、全然、海外青年と仲良くなれていなくて悔しいし、悲しいし、自分の力不足だ。コミュニケーション不足だ。」

と、自分を責める思考で頭が埋め尽くされてしまいました。

そう思いながら、みんなで高知城を巡ってましたが、

さすがに気持ちの限界が来てしまい、

涙を堪えられませんでした。

その時に、

同じ Course Discussion(以下、CD)で仲良くしてくれてた友達に駆け寄って、

「やばい。泣きそう。」

と言って、

その日本人青年とソロモン諸島の青年が、

「どうしたどうした〜話聞くよ。」

と言ってくれて、

本当にそれが嬉しくて、みんなの優しさにも涙が出ました。


気持ちが辛い時に

頼れる人がすぐそばにいる環境があることは、

とても幸せなことだと思いました。


高知城

本当は高知城の歴史ミュージアムを回る時間だったのにも関わらず、

その2人はずっと私のそばにいてくれて、

励ましてくれました。


ソロモンの子が、いきなり

「Facebook 持ってる?交換しよ〜」

と言ってきて、

日本人参加青年が

「あなた、今、そんな場合じゃないでしょ!
ののちゃん泣いてるんだから笑」

ってつっこんでいて、

その2人の面白さに、クスッと笑えて

元気をもらえました🥲


その後に、高知ひろめ市場に行き、

私が所属する CD-9 の担当の ADM(運営側の人)の人も、

「ののか、さっきは大丈夫だった?話聞くよ〜」

と、私を隅っこの方に呼び出してくれて、

私の心の中にある想いを伝えました。

そしたら、

「全然そんな風に感じなかったよ〜!ののかはCDの中でも、積極的に海外青年と交流していて頑張ってるな〜と思ってたよ〜」

と言ってくださって、

もう本当にみんな優しすぎて、

その優しさと言葉にホッとして、

また涙が溢れてしまいました。。


今度は、何人かの前で泣いてしまったので、

私が泣いているのに気づいたトルコの参加青年が、

「のの〜、どうして泣いてるの〜!
私にいつでも相談してね。私たち友達でしょ?」

と、言ってくれて、

私の拙い英語でも、私の心の中にある不安を理解してくれようとする優しさや、思いやりに、私はとても救われました。

「あんまり海外青年と仲良くなれてない気がして、悲しいし、悔しいの。」と、伝えると、

「何言ってるの!私はあなたの best friend だし、あなたは私の一番可愛くて優しい日本参加青年だよ〜🤍」

と言ってくれました。

その後、バスで船に帰るまで、

トルコの子がずっと私の腕を組んで一緒にいてくれて、

バスも隣に座ってくれて、

トルコの素敵なチャームまでくれました🇹🇷✨


トルコの子と何回も別れが寂しくて泣きました。

その夜、日本人参加青年の友達と話していて、

悔しいと思えること、

悔しいと思って泣けることって、

自分を変えよう、成長しようとしていることだよね、

と言ってくれた友達がいて、

その言葉も、また、私の宝物です。

それに気づけた彼も天才

この周囲の優しさを受け取って、

自分が思っている以上に、

みんなが私のことを思ってくれているんだと、

とても安心できましたし、

この人たちを大切にしたいと思えました。


「知識」は「思いやり」

高知県での研修も終わりに近づいた頃。

高知県のとっても田舎な街のお婆様方のご自宅に、
みんなでお邪魔する機会がありました。

そのお婆様方は、日本から出たこともなく、
海外の人と交流するのが、
生まれて初めてで、とってもワクワクだった
そう。

ですが、お婆様方が発言には、

どこか偏見だったり、古い固定概念や、

社会モラルに反する内容がちらほら見られました。

例えば,,,

「アイルランド人??肌が白いわね〜」
「あなたはどこの国から?あら、日本人だったの〜」
「UAE?発展途上国だったわよね〜」

と、んん?みたいな発言が多々あり、

日本人青年同士でも

「このお婆様たち、ちょっとやばいかも」

みたいな感じで目配せする瞬間がありました。

日本人青年も自己紹介をすることになって、

それぞれの出身地を紹介していきました。

私も、

「北海道から来ました〜」

と自己紹介しました。

すると、

「あら。
私の隣のうちに住んでいる人も北海道出身だけど、
あなたは肌が黒いわね。」

と、言われて、

私の脳内には「え??」の言葉しか思い浮かばず

その後も、お婆さん話し続けてたけど、

全然頭に話が入ってこなくて、

「私って肌黒いの?」

っていう衝撃が大きすぎて、

本当に頭が真っ白になりました。

頑張って、笑顔で対応してたのだけは覚えてます。


高知県での研修

そんなこと言われたのが初めてで、

自分の肌の色について言及される機会なんてなかったので、

本当に衝撃を受けて、

目から涙が溢れてしまって、

顔を背けてしまいました。

他の日本人青年も、

そのお婆様と私の会話にびっくりしてて、

みんな私のことをフォローしてくれて、

「ちょっと、ここから離れよう」

と、外に連れてってくれました。


ADMの人と、日本人青年が一緒に

外に連れてってくれて、

「あれはちょっとびっくりしたよね〜」と、

言葉をかけてくれて、

「全然ののちゃん怒っていいし、泣いていいよ」

と、泣く私を受け入れてくれて、

もう本当に

なんでみんなこんなに泣いてばかりの私に優しいの!?

と、思いながら、

みんなの優しさに包まれました。

日本人青年の子が、

私の感情が移っちゃって、

もらい泣きして一緒に泣いちゃって、

ADMの人が「みんな泣かないで〜」と、

言ってて、泣きながらみんなで笑いました(笑)


私がみんなの前で泣いてしまったから、

その場の雰囲気を悪くしてしまって、

高知県での研修をプログラムしてくれていた

マネージャーさんに、

とても申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまって、

「私がもっと感情コントロールできていれば、
みんなに迷惑をかけてなかったかもしれないのに」

と、思いが込み上げてきて、

バスの中でもずっと泣いてしまいました。

そんな私に、

前の席に座っていた

メキシコアルゼンチンの青年が

「Bonito〜!」って言って、

高知で買ってたカツオのぬいぐるみを貸してくれたり、

Bonito〜!

後ろの席のフランスの青年が

カントリーマームをさらっとくれたり、

私は「Thank you」しか言えなくて、

みんなの思いやりの心と、

仲間を大切にする心

とっても励まされました

本当に優しい仲間に救われて、みんなに感謝しています。


その次の日に、

UAEの子から、

「あなたに渡したいものがある」と言われて、

なんだろう〜と思いながら

エレベーターホールに行くと、

「昨日、あなたが泣いているのを見て、少しでも元気になって欲しいと思ってプレゼントを用意したの。私はあなたの可愛いスマイルを見ていたいから。」

と、ハンドクリームお手紙をくれました。

まさかのまさかすぎて、

UAEの子の心の寛大さに感動して、

その優しさに泣きました。


イオンでわざわざ買ってくれたみたい🥺

本当にあの時泣いてしまった自分を責めてしまっていましたが、

他の日本人参加青年が

「あの時、ののが泣いて感情をちゃんと伝えてくれたの、すごい勇気のある行動だったと思うし、大切な瞬間だったと思う。ののが謝る必要ない。」

と、高知県を去る時の船のデッキで言ってくれて、

あの時の自分ことをスッと認めて受け入れてあげることができました。


高知港を出港した時の夕日。

でも。

振り返ると、自分も逆の立場になっていたと思います。

NZの子が、

マオリ族の文化

「鼻と鼻をくっつけあって挨拶をするんだよ」

とお昼ご飯を一緒に食べている時に教えてくれました。

しかし、私は何も考えずに、

「えぇ〜!私だったら恥ずかしくてできないかも。」

と言っていました。


私の発言は、

相手の文化を全く尊重していない発言で、

自分勝手な発言だったと思います。


もしかすると、その私の一言で

NZの人は神聖な文化を否定されたと思ったかもしれない。

自分も北海道民としてアイヌ文化にちゃんと向き合おうと思った。


そう考えると、

異なる文化や伝統を持つ人々と交流する際に、

自分の発する言葉の責任の重さが

とても問われると思いました。


発言する前に、

その一言で誰かが悲しい想いをしないか、

誰かの想いを踏み躙らないか、と

考えてから発言しようと思いました。


なので、私は被害者でもあり加害者でもあったと思います。

相手の文化や歴史を知らないから、
相手を尊重できない。

でも知識があることで、相手の文化を知れて他者を尊重できる。

だから、知識を得て学び続けることが大切。

これが、
私にとっては大きな学びでした。


「成長」を実感する。

1ヶ月を過ごす中で、自分が成長したことを感じられました。

私は、shy な性格で人前に立つのが苦手です。

ですが、自分の周りの青年たちが、

次々とみんなの前で発表したり、

リーダーシップを取る姿を見て、

「自分も何かアクションを起こさないと後悔する」

と思いました。


残りの1週間で、

日本人だけの delegation meeting で

みんなの前で自分の意見を発表したり、

最後の summary forum で全体の前で英語で発表したりと、

みんなの前に立つことが怖かった私ですが、

挑戦してみて、

「みんなの前で何かを話すって、思っていたよりも怖くない」

と知ることができました。


新しい景色が目の前に広がって、

挑戦してみないと見えなかった景色だと思いました。


Script あるのは許してください。

この経験をもとに、

人前で話す勇気を持ち続けたいですし、

挑戦するから成長できる、ということを

忘れないで生きていきたいと思います。


そして、本当は summary forum で発表したい人が

私の他に2人いて、

その2人が私に役割を譲ってくれたこと

私に挑戦する機会を譲ってくれたことにも

感謝しています。ありがとう。

挑戦する機会を譲る勇気がある、

心の器が大きい人に、私もなりたいと思いました。


譲ってくれた2人本当にありがとう。

「出会えてよかった」

船を下船して、日本人青年だけ追加で事後研修がありました。

その中で National leader(NL)Sub-national leader(SNL) が行ってくれたワークが、とっても印象的でした。

日本人青年がみんな床に座って、目を閉じます。

NLに肩をポンポンされた人は目を開けて立ちます。

SNLが、

「今、立っている人は、今から言うことに当てはまる青年の肩をポンポンしてあげてください。今座っている人は目を開けないで、閉じたままでいてください。」

と言います。

SNLは

「出会えてよかったと思える人」
「笑顔が素敵だなと思える人」
「リーダーシップが輝いていた人」
「頑張っている姿が魅力的だった人」
「SWY全力で楽しんでいた人」
「悲しい時にそばで励ましてくれた人」

などと、次々と、お題を出します。

自分が肩をポンポンされる側の時に

「私なんかが肩ポンポンされるかな…」

と不安に思っていました。


ですが、

私が思った以上に

たくさんの人が私の肩をポンポンしてくれたり、

めっちゃ撫で撫でしてくれたりして、

「出会えてよかったと思える人」の時も

たくさんの人から、ポンポンを受けて、

「私と出会えて嬉しいと思ってくれた人がいるんだ」と、

とっても嬉しくて、目を瞑りながら、

涙が溢れました。

自分はこの SWY 35 のコミュニティの一員なんだ、

と改めて実感できて、嬉しかったです。


日本人青年の集合写真


「自分なんていてもいなくても変わらない

日本のすごい若者たちが集まる SWY の中で、

劣等感を感じていた私ですが、

自分のことを大切に思ってくれている人たちがいて、

もっと自分の存在に自信を持っても良いのかもしれない

と思うことができました🤍✨



でも、誰がポンポンしてくれていたかは分かりません。

この場を借りて、
私の肩とか背中をポンポンしてくれたみんなありがとう。

大好き🫶


これからは。

SWY が終わって2週間ほどが経ちました。

あの1ヶ月が夢のように感じます。

あれは現実だったのかな。

そう感じるほど、世の中の制約から解放されて、

自由に、世界中の仲間と、

一瞬一瞬を大切に過ごした最高の時間でした。


もなかで車作った笑

SWY で学んだこと大切にしたいこと
を簡単にまとめると以下の通りです。

・挑戦することを諦めない力
・思いやりの心
・知識を獲得し続けること
・外のコミュニティと関わり続けること

私の note を今でも読んでくださっていた人なら、何か感じるかな…?(笑)


私は、学んだことを考えた時に、

IB の10の学習者像が頭に浮かびました。


・挑戦する人
・思いやりのある人
・知識のある人
・信念を持つ人

もともと、SWY に乗る前の目標

・コミュニケーションできる人
・思いやりのある人
・信念を持つ人

になること、でした。


SWY 中は達成することはできませんでしたが、

SWY の経験を通して、

なぜそれらが大切なのか、必要とされるのか

理解できたと思います。


自分でそれを経験したからこそ、

その姿を目指すべき理由を自覚できて、

より前に進もう、10の学習者像を達成したい、

と思う気持ちが強くなりました。


SWY に参加して、

「国際関係学」という学びたい学問が、

心の中で固まってきました。


この SWY での経験をもとに、

これからも様々なことに挑戦して、

自分の経験値を積んで、

自分らしく生きて、

周囲の人に自分も影響を与えられる人になりたいと思います。


そして、

SWY で recieve した皆からの優しさを

周囲のみんなに今度は私が spread していきたいです🧸🤍


最後まで読んでいただきありがとうございました。

そして、SWYer のみんな読んでくれていたらありがとう。
また絶対会おうね。

One ship, many journey, endless connection 🫶

Keep SWYing !!

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