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\\IBについて〜DPの基本情報〜//

◯DPとは?

DP は IB の教育カリキュラムの1つである
Diploma Program の略称で、
高校2年生〜3年生を対象とした
世界一難しい(と言われている)教育カリキュラムです❕

その理由として、

・レポート量が多い
・学習内容が大学の範囲にまで及んでいる
・記述式の試験が多く批判的に考える力が必要


と高度なスキルが求められる教育カリキュラムとなっているからだと思います。

DPを選択した生徒は、
5月または11月に行われるDPの最終試験で
45点中24点以上を取得すれば
DPの資格を得ることができます。

DPは世界共通の教育カリキュラムであるため
世界で認められている国際資格です。

なんといっても、
世界中の大学にDPのスコアを用いて出願できるのが魅力です✨

◯DPの科目

DPでは Group 1 ~ Group 6 までの科目があります。
1人必ず6科目を履修する必要があります。

私の場合だと、、、

Group 1:Japanese A Literature (Standard level)
Group 2:English B (Higher level)
Group 3:History (Standard level)
Group 4:Biology (Higher level)
      Physics (Standard level)
Group 5:Mathematics Analysis & Approaches (Higher level)
Group 6:なし

と、なります。
Group 6 は芸術科目なので、Music や Visual Art などが当てはまります。
Group 6を取らない代わりに、他の Group で2科目取ることも可能です。

1科目につき7段階評価で評価されます。
そのため、DPの科目だけでの最高点は
6科目×7点=42点となります。

これら6科目に加えて、
EE, CAS, TOK から成るコア科目と呼ばれるものがあります。
このコア科目は、DP生は全員必修の科目です。

EE:Extended Essay の略称。自分の履修している科目から1科目選び、その科目に関連した研究論文を作成する。日本語で8000字。
CAS:Creativity, Activity, Service の略称。一言で言うと課外活動。
TOK:Theory of Knowledge の略称。一言で言うと哲学の授業。

CASはやった/やってないで判断されますが、
EEとTOKはA〜Eまでの5段階で評価されます。
EEとTOKの評価の組み合わせにより0点〜3点が与えられます。

そのため、DP試験の最高点は
DPの科目42点+コア科目3点=45点
と、なります。

◯DP試験について

DPの2年間を過ごした最後はDPのFinal Examを受けます。
世界中の学校で毎年5月と11月に行われています。
約2週間に及ぶテストです😱

DPで履修している6科目の試験を受けます。

試験方法、採点基準の詳細はIBの公式HPに掲載されているため
詳しい情報はそちらでご確認ください。

ここでは簡単に試験についてご紹介します〜!!

(私はN22でコロナにより試験数が減らされており、受けていない試験もあるためDPのHandbookを参考にしてここに記載しています。)

【Group 1】Japanese A Literature(SL)

ー外部評価ー
Paper 1:初見の2つの小説・随筆・詩・戯曲などから1つ選び、
60分間で400文字原稿用紙×4枚分の分析エッセイを書く。
Paper 2:90分間で、授業内で扱った作品2つを選び、比較小論文を書く。
ー内部評価ー
個人口述:授業内で扱った日本語の作品1つと、翻訳作品1つを選択してグローバルな問題について10分語る。

【Group 2】English B(HL)

ー外部評価ー
Paper 1:Writing。450~600語の文章を90分で書く!
Paper 2:Listening と Reading。それぞれ60分間の試験。
ー内部評価ー
個人口述:授業内で扱った2作品どちらかを選び、社会問題に関わらせて話したり、先生からの質疑応答に答える

【Group 3】History(SL)

ー外部評価ー
Paper 1:60分間で4つの歴史的資料を読み解く記述問題。
Paper 2:初見の問題4つから2つの問いに答える小論文形式問題。90分間の試験。
ー内部評価ー
歴史研究:自分の興味関心のある歴史について4400字(日本語)の研究論文を書く。

【Group 4】Biology(HL)

ー外部評価ー
Paper 1:60分の一問一答のテスト。
Paper 2:2時間15分の記述式テスト(試験時間長すぎ!!!)
Paper 3:1時間15分の記述式テスト。
ー内部評価ー
個人研究:生物に関する研究論文を作成する。

【Group 4】Physics(SL)

ー外部評価ー
Paper 1:45分の一問一答のテスト。
Paper 2:1時間15分の記述式テスト。
Paper 3:1時間の記述式テスト。
ー内部評価ー
個人研究:物理に関する研究論文を作成する。

【Group 5】Mathematics Analysis & Approaches(HL)

ー外部評価ー
Paper 1:関数電卓なしで受ける2時間の記述式テスト。
Paper 2:関数電卓ありで受ける2時間の記述式テスト。
Paper 3:関数電卓ありで受ける1時間の発展的な内容の記述式テスト。
ー内部評価ー
数学的探求:数学に関する個人研究を行い研究論文を作成する。

【Group 6】Music(SL)

私は履修していませんでしたが、友達が音楽を履修していたので少し紹介します。
ー外部評価ー
Listening Paper:2時間のテスト
Musical links investigation:研究、、かな??
ー内部評価ー
生徒は公の場でソロ演奏するか、作曲&レコーディングのどちらかを行う。
※音楽に関してはよくわからずに書いています。すみません。

◯まとめ

DPについて少しは理解できたでしょうか〜〜??

本当に簡単に言うと、
「世界中の大学を受験できる、世界共通の高度な教育カリキュラム」です!

そして記述式の試験の多さと、研究論文の多さに気づきましたか??
DPの大変さを少しでも理解していただければ幸いです🥺

次回以降は、DPの各科目や授業スタイルなど、
1つ1つの項目についてより深く語っていきます。

参考になったと感じた方がいれば、
フォローボタンとスキ!を押してくださると嬉しいです :)

最後まで読んでいただきありがとうございました🤍


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