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好きな作家さん研究/ディック・ブルーナさん

突然始まる「好きな作家さん研究」

第一弾は、『ミッフィーちゃん』の作者
ディック・ブルーナさん について
私なりにまとめてみたいと思います。

🧸 ブルーナさんのこと


ディック・ブルーナさんは、1927年、オランダ・ユトレヒトに生まれました。
絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。
2017年2月、その生涯をとじるまでに、120作を超える絵本を創作しました。
暖かみのある手描きの線、鮮やかな色使い、観る者の想像力に訴えるシンプルで大胆な構成の作品で、世界中の子供から大人まで幅広く愛されています。

引用:日本のミッフィー情報サイト

書きます…!と言ったものの、大体の内容はこちらのサイトに書かれていました😂
が、なんとか頑張って自分の言葉で書いていきます🥹

・・・

ブルーナさんは絵本を作り始める前から、グラフィックデザイナーとして数多くのデザインワークを手がけています。

中でも有名なのは、推理小説を主にしたペーパーバック(ソフトカバー本)の表紙(その数2000冊…?!)や、その宣伝のための<ブラック・ベア>ポスターシリーズ。真っ黒な体と赤い目がとっても印象的なクマのキャラクターがかわいいです🧸


そしてデザイナーをする傍らで絵本制作を始めます。
初めての作品は、『りんごぼうや』のお話。
それから、『ナインチェ』(日本語訳:ちいさなうさこちゃん)ことミッフィーちゃんの最初の絵本が誕生します。『りんごぼうや』と『ちいさなうさこちゃん』は後に描き直しをされ、出版されています。

グラフィックデザインをしていたということもあり、絵づくりや文字の入れ方が〝洗練されていて美しい〟と感じます。


〜以下資料です〜

▼ ブルーナさんの絵本

▼ ブラック・ベアについて


ブルーナ絵本展がやっているようです。情弱すぎて東京終わってた…😂

まだこれからの地域で気になる方にはぜひ観に行っていただきたいです☺️


・・・

🧸 好きなところ・すごいところ


◆ シンプルで大胆な表現

少ない線、色、形で、表現されているところ。
シンプルだけど寂しいと感じることはなく、
かっこいいと感じたり、やさしいと感じたりして、引き込まれてしまいます。

シンプルとは、ある〝伝えたい情報〟に対して伝えるための要素を極限まで削ぎ落とした状態だと思います。
でも、ただ要素を少なくしていくだけでは不親切になってしまったり、寂しく見えてしまったりすると思います。
ブルーナさんの「シンプルな表現」は、そうはならずに、動きや展開・感情や情景を想像する楽しさがあるところが好きなところであると同時に、すごいなあと感じます。


◆ 温かみをを感じる手描きの線

ブルーナさんの絵本では、その絵は黒の線で縁取られています。

これだけ要素の削ぎ落とされたイラストで、
ぷるぷると少し「ふるえ」のある線が、ぬくもりを感じさせているのかなと思います。
また、迷いがなく本質を描く線は、何枚ものスケッチや下書きの工程を経て描かれているそうです。

ミッフィー展に行った時に、制作過程の映像を見ました。もちろん手描きで、黒いインクと細い筆を使ってゆっくりと慎重に引かれていく様子が目に焼き付いています。


◆ 心地良くて楽しい文

オランダ語の原文はちょっと読めないのですが、4行という限られた文章の中で韻を踏んでいたりと、声に出して読んだ時の響きや楽しさが考え抜かれた言葉選びがされているそうです。日本語訳でも、読んだ時の音の心地良さや、心温まる言葉が、たくさん詰まっていると感じます。


◆ ブルーナカラー

ミッフィーちゃんの絵本は、ブルーナカラーと呼ばれる、赤、青、緑、黄、グレー、茶色の6色で作られています。

その色の組み合わせで、明暗や感情、時間や場所、物、人物がちゃんと分かるからすごいです。
むしろ、その限られた色数によって、より直感的に伝わったり、想像する余白を一層引き立てているのかな…?と思います。


あとがき


今回の記事を書くにあたって、持っている二冊の図録を読み返したり、ネットで調べたりしたのですが、さらにブルーナさんの絵や作品に対しての憧れと尊敬の気持ち、もっと知りたい気持ちが強くなりました。

細かく書き出してしまえば切りがなくて、まとめ上げるのに時間がかかってしまいましたが、私なりのブルーナさんの好きなところを素直に書くことができた気がします。
そして大したことは書けておりませんが…どうかご容赦ください。

ブルーナさんのように、あたたかでずっと誰かの心に残るようなイラストや絵本を、いつか自分でも作り出すことができたらなと思います。


また気が向いたら好きな作家さんについて書いてみようと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

それではまた。

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