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腑に落ちる

たまたま譲って譲ってもらった写真家リチャードアヴェドンが撮影したジャンキー状態のギンズバーグ裸体ポスター(1964年クレジット付)かれこれ50年以上前にプリントされたもの。ちょうど5年前にリリースしたギンズバーグTを久々にアップデートリリースしたばかりだし夏本番ウッドストックな夏フェス気分とドンピシャでサマータイムブルース歌いだす今日この頃。

たまたま入手した150年前のオーバル型の珍しいガラスフレーム(たぶんベルギーかフランス産)

片やアメリカ、片やヨーロッパ、50年と150年足して200年!2世紀を生き抜いてかた彼ら。古着やビンテージ、アンティークは時にセコハンと呼ばれる。2nd hand セカンドハンド通称セコハン。出来上がりから人の手に渡り巡り巡って今ここにある。悠久とも言える時間に思いを馳せると一体何人の人達の手を介してきたのだろうか?時にデッドストックに、時に愛でられ、、、それだけの時間を生き抜いてきたとゆうことはデザインも機能面も良くて、且つモノとしての耐久性も高い。■と●全然違う形なのだけど、、、なんか合いそうな予感が⁈

額縁の裏面、歴史感ある水糊養生そ〜と外してハメ込んでみると■の角と●の輪郭がピタリと一致!完璧に四隅がポイントダッシュで予感は的中した。


仮留めして表返すと150年前の口吹きガラス表面の揺らぎとギンズバーグのイッちゃって焦点合ってない虚ろさが絶妙に均衡している。お〜たまらん、たまらん!額の裏張りを極厚牛革オーバル状にカットしたのをジャストフィットさせて額装完了。

僕らが普段造る革製品も同じ。革素材も一枚一枚カタチは歪で一点一点が異なる。どこに型紙をレイアウトするのかセンスが要る。キズや血管跡、穴をうまく取り除きながら裁断をすすめる。頭の体操としてこういったトリミングはすごく練習になります。スルッとうまく配置できたな〜って時は「腑に落ちる」って言葉がまさにそうで腹落ちする気持ち良さ。形の異なりもの同士がある規則性によりハマる快感はテトリスのよう。直感で理解できたり、コレはコレでないといけないな〜とゆう、まさに腑に落ちるとゆうことは凄く大切だと思う。そういった腹落ちすることを増やしたいと心掛けたいもの。


7.8月は東京本店でディスプレイしてますのでお近くにお寄りの際は除いてみてください。見えない裏側も必見w営業時間外でもウインドウからご覧いただけますよ

『No,No,Yes! Leather Tailor Tokyo』
定休日 : 月曜・火曜
営業時間:15:15~19:19
A : 渋谷区千駄ヶ谷3-2-8
T:03-3408-2706
M:tokyo@nonoyes.co.jp

大阪店が7月29日(日曜日)20時で現在入居しているブリーゼブリーゼ2Fが閉店します。1ヶ月のお休みを頂き引っ越しまして曽根崎新地、通称・北新地に移転します。もっか内装工事中。そのお話はまた次回に。
こちらのギンズバーグ額縁は9初旬移転オープンの大阪店に飾る予定です。お楽しみに♬

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