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”平成最後の夏”に、

最近、やたらと目にする”平成最後の夏”だから…云々。

私はこの言葉が余り好きではない。昔から流行に逆らって生きることを美学としていたひねくれた性格のせいか否か分からないが、なんだか心にしっくりこない。

わかる。元号が変わることはとても大きい出来事で、そりゃ騒ぎたくもなる。

でも、最初だろうが最後だろうが真ん中だろうが、その年の夏は一度しか来ないのだから、そんな言葉無しでも全力で楽しもうよ、全力で生きようよって思ってしまう。

しかし、わたし実は…”平成最後の夏”に…信じられないくらい好きになった人と、ずっと憧れていた人と、結婚する。

しっくりこないとか、好きじゃないとか言いつつ”平成最後の夏”を誰よりも忘れられなくなるのは、他でもない、わたしなのだ。

見上げた空の色が、胸が苦しくなる程綺麗で思わずシャッターを切った、平成最後の夏の夕方。

このフレーズも、悪くはないかもね。


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