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神戸ファッション美術館に行ってきた

宝塚歌劇団の現トップ5人


 懇意にしている方に招待券を頂いて、神戸ファッション美術館で只今開催中

『華麗なる宝塚歌劇 衣装の世界』

展に、ぼっち鑑賞に行ってきた\(^o^)/


キラキラした実際に舞台で使用された衣装が展示されている


 阪神魚崎駅から六甲ライナーに乗り換え、アイランドセンター駅下車。
駅から直通で神戸ファッション美術館へ。


近代的で無機質なフォルム


 今回の展は、生徒(タカラジェンヌ)の世界ではなく、宝塚歌劇の裏側=裏方で働く、舞台を裏で支えるスタッフの皆さまにスポットを当てたもの。

 どのようにしてあのきらびやかな宝塚歌劇の世界を創出するのか?


 そんなバックヤードツアーのような世界が垣間見える展だった。

 生徒がフューチャーされた展ではないとはいえ、宝塚ファンとしては、生徒のことも話したいw

 宝塚歌劇は5つの組と専科なるものの6つで構成されている。

 在団しているのは全員女性で、在団中はみな統一して「生徒」と呼ばれる。

 そして、「先輩」「後輩」ではなく、「上級生」「下級生」と呼ばれる。


 5つの組について、簡単にご紹介。


(一部、写真撮影OKのコーナーがあったので、そこで撮影した画像をふんだんに投下ww)


まずは

花組


花組のトップコンビ


 現在トップコンビは、柚香光(ゆずかれい)&星風まどか(ほしかぜまどか)
 アイドルばりの容姿と、大型犬のような性格の柚香光さんと、アパレルブランドのモデルもこなす星風まどかさん。イマドキな二人率いる花組。


月組



月組のトップコンビ


 現在トップコンビは、月城かなと(つきしろかなと)&海乃美月(うみのみつき)
 端正な顔つきの月城かなとさんの情熱的な演技と、様々な人物を丁寧に表現する海乃美月さん。しっとり大人の雰囲気が漂う二人率いる月組。



雪組


雪組トップコンビ


 現在のトップコンビは、彩風咲奈(あやかぜさきな)&朝月希和(あさづききわ)
 抜群のスタイルとダイナミックなダンスで魅了する彩風咲奈さんと、男役が映える佇まいと、キュートな笑顔が魅力の朝月希和さんの芸達者な二人率いる雪組。



星組



星組トップコンビ


 現在のトップコンビは、礼真琴(れいまこと)&舞空瞳(まいそらひとみ)
 礼真琴さんは、歌声が秀逸。滑らかでやさしく声量もある。舞空瞳さんもとても多彩。ダンス大好きな二人のデュエットダンスは観ている側も心躍る。そんなダンサーな二人率いる星組。


宙組



宙組トップコンビ


 現在のトップコンビは、真風涼帆(まかぜすずほ)&潤花(じゅんはな)
 大人の魅力と包容力に溢れた真風涼帆さんと、身長が娘役の中で1番高くスタイル抜群な上、バレエで培ったダンス力で存在感のある潤花さんの、学年差10年とは思えないお似合いな二人が率いる宙組。


 この5組と、芝居・踊り・歌の3セクションの中で秀でた、組に属さない生徒が『専科』に所属する。


 今回の展は、舞台が開ける直前まで繰り広げられる、そして開いたあともメンテナンス等、関わり続ける舞台裏の人々の仕事ぶりを部署ごとに紹介している。

脚本家による物語の創出、
舞台装飾や装置を正確に縮小したジオラマ、
背景や建物等の大道具、
舞台上に存在する様々な小道具、
宝塚専属デザイナーによる衣装デザイン
デザイン画に基づき、具現化する衣装部
等々


 手作業で物作りをする様子が設置された画面に映し出される。

 すべての人が情熱を持って仕事に打ち込んでいる姿。

 そんな情熱の上に宝塚歌劇の夢の世界は成り立っているとを実感する。


 間近で見る衣装はどれも豪華で、連なるスパンコールは光を放ち、なおかつ重そう(笑)。

 昔はそんなキラキラしたスパンコールもすべて手縫いだったらしい(汗)。

 なので、スパンコールのたくさん付いた衣装は、スターの特権だったそうな。


 そんな中、私がいつも見るのを楽しみにしているものがある。それは、衣装デザイナーによる衣装のデザイン画だ。

 宝塚には複数の衣装デザイナーが在籍している。

 皆さんとても独創的で、個性が光る。


 これは、大道具や小道具に至るまで共通するものだが、芝居では時代考証はもちろんのこと、その時代に流行したファッションや色彩、様式を取り入れ、なおかつ魅力的な現代要素もほんの少し加味する。そこは、デザイナーの力量とも言える。

 ショーでは斬新さが際立ち、色彩も大胆で鮮やかさも加わる。柔らかな印象のものもあれば、色気のあるもの、動物を連想させるもの…など、観る者をワクワクさせる非現実的な衣装も多数ある。

 その中で、男役の美学であるスーツやタキシード、燕尾服や、娘役の可憐さやドレープを多様したドレスなど、様々な衣装を手掛けている。

 生徒たちは、ハードなダンスを踊る時も多いので、動きやすさは相対的なバランスを見つつも必須項目だ。


 どのデザイナーも皆、宝塚歌劇の世界を存分に堪能させてくれるのだが、その中でも私が1番好きなデザイナー(完全なる偏見ですww)が

有村淳氏



 デザイン画の精密さもさることながら、現代的な要素をふんだんに取り入れ、スマートでお洒落。まさに『小粋』と感じずにはいられない。


 そして、そのデザイン画を元に、忠実に具現化する衣装部の素晴らしさに、いつも感服している。

 
 今回、奇しくも有村淳先生のデザイン画及び衣装が、撮影可能だったので、是非とも見て頂きたい!!



有村淳氏直筆衣装デザイン画
有村淳氏デザイン画を元に制作された衣装
実際に生徒が着用しているところ


有村淳氏直筆衣装デザイン画
有村淳氏デザイン画を元に制作された衣装
実際に生徒が着用しているところ



 宝塚歌劇といえば、大劇場の舞台にそびえ立つ大階段(おおかいだん)。

 芝居のみの1本物でも、芝居とショーの2本立てでも、必ず登場する。

 その最上段から次々と歌い継ぎながら生徒が降りてくる姿は、感動と讃美に称する瞬間だ。

この文章を読んでるだけで、あの時の興奮が(笑)


ミニ大階段を再現


大羽根の華やかさとは裏腹に、考えられない程の重みを背負うスターたち


 大階段の存在と共に、なくてはならないアイテムが『シャンシャン』。
こちらも、公演ごとにすべての生徒分が新しく作られる。




過去の公演で使用されたシャンシャンの一部
公演名


過去の公演で使用されたシャンシャンの一部
公演名


 全員揃ってのフィナーレは、2階席からでも圧巻の眺めです(*^_^*)

宙組公演でのフィナーレ


 ぼっち鑑賞だったけど、ワクワクドキドキ大好きな世界を堪能することができた。


 気づけば2時間以上滞在してたww

 来月は久々に宝塚観劇。ますます楽しみになった次第です(^^♪




神戸ファッション美術館


初めて訪れた美術館でした。
館長は世界的なデザイナーコシノヒロコ氏。

コシノヒロコ氏近影


コシノヒロコ作品ブースが常設展示されていました。

2014 Spring&Summer Collection
2021 衣の中にみる絵画シリーズ
2014 Spring&Summer Collection
2021 衣の中にみる絵画シリーズ



CSに宝塚歌劇専門チャンネルもありますよ
(o^―^o)ニコ



本日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました(*^^*)

少しでも宝塚歌劇の世界観が伝わっていれば、幸いです(●´ω`●)

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