今日は通っているピアノサロンでの3回目の発表会だった。

あがり症の克服も課題だけど、今回は『鍵盤に没入する』というのを課題にした。

私が自分に言い続けたのが

歌え！歌え！歌え！

だ。

どうしても人前だと恥ずかしくて自分の感情を素直に表現することができない。
体や指の動きにしてもそうだ。

大きく動くことは実力もないのに何だか気取ってるような気がして、ピアノ素人の私はすべきでないと思っていた。そもそも大きく動けないし。

何度か推しピアニストらのコンサートに行き、彼らのピアノを聴いていると、ピアノは指先だけで表現するものではない、とわかってきた。

表情もそうだし、ゆびの動きも、体の動きも、彼らの音楽を表している。

人前で感情を表すことはハードルが高いが、今回はそこに挑戦した。

下手でもいい(ミスして当然！)。

自分が思うように弾いてみよう。
表情を作ってみよう。
動いてみよう。

今回も緊張でガチガチになりミスタッチ連発。

こんなんでコンクール出たのかと思われる演奏になったが、演奏ストップという大事故は避けることができた。

ミスしたあと演奏に何とか戻れて、それは良かった。

そして課題の感情表現。

恥ずかしがらずにやってみた。

写真で切り取ったこの部分だけが感情表現ではないのだけど、全体的に表現が出来たと思う。

小さく固まったまま弾いていた一年前とはかなり違ってきた。

下手は下手なりに、これからも感情を乗せてピアノで歌えるようになりたい。