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捕手論#2 ~ 心掛け ~

おはようございます。塾長です。

毎日note 2日目です


阪神タイガースの補強が凄まじいのでファンの期待度がめちゃくちゃ高まっているのですが「オフシーズンの期待度とシーズン成績」が反比例している傾向にあることを報告しておきます
#怒られるぞ
#でも来年はマジで期待できるかも
#個人的には鈴木翔太推し

さて、今日から3日間は「捕手としての心掛け」をテーマに書いていきます

それではどうぞ

捕手というポジション

「捕手」は野球のポジションの中で一人だけ違う方向を向いて守備につきます。
よく「グランドの監督」なんて形容されることもあります。
そのため、一人だけ違う方向を向くと言うことの意味をしっかり考えておかないといけません。


例えば見えてる景色
一人だけ全ポジションが見れる位置にあるので試合状況でポジションの移動を指示します。

ポジション移動
場面ごとで野手を動かす指示のこと
基本的には定位置とよばれる位置に守っていますが試合状況に応じて捕手の方から守ってもらいたい位置に移動してもらうよう指示をします
#これが当たると気持ちが良いのよ
#まぁ外した時の非難も酷いけど

この時に意識しないといけないことが
配球とポジション移動はリンクしてはいけないということです

よく少年野球の試合を見ていると監督やコーチから
アウトコースなら右寄り/インコースなら左寄りにポジション移動を指示している姿を何度か見たことがありますが
僕の意見としては「その指示は捕手の思考を停止させる」です。

ポジション.001


配球に関しては別日で詳しく書きますが、簡単にいうとポジション移動の指示は
「最悪のケース」回避のためです。

最悪なケース
点を取られてはいけない場面でランナーが2塁にいる場合は外野手を前進させる
大量点を防ぐ場面では内野手を下げる...などテンプレートはあるもののほとんどの場合はその場で考える必要がある


配球がいくら完璧でもその通りに投げられる投手はほとんどいません
プロですら逆球は当たり前です。
そんな中で外を要求するから右寄りに、内だから左寄りにというのは危険すぎます。

上のレベルになると指示ではなく捕手からのサインを決めてそのサインでポジション移動を行うなんてチームもあります。
少年野球の指導者は野球少年たちに
ポジション移動はその場その場で捕手が感じた「最悪なケース」を回避するため
というように指導してほしいです。

試合前の心持ち・準備


試合前は相手チームの分析を行います。
もちろんこれは初めての対戦チームだと試合の中で分析を行うので試合前にはできませんが1回試合をしたチームであれば可能だと思います。


そしてその分析結果をもとに大まかな配球プランを組み立てておきます。
これは試合の中で困った時に基本に帰れるようにするためですね。

試合中に配球を組み立てていくのはリスクがありすぎます。
特に少年野球の場合イニング数が少ないので準備不足により大体1〜3回で勝負が決まってしまいますのでいかに準備が大切かが分かります。

さらに自チーム投手の調子や相手チームとの相性を考えておくとベストです!

打者心理


打者とは同じ選手でも打順によって心理が異なります。
特に「野球」は「ベースボール」とは違い打順の役割が心理的にはっきりと決まってしまいます。


近年話題となっている「2番打者最強論」。


これは「2番打者にチーム1長打力のある本来4番に座る選手を置く」と言う考え方でメジャーのチームの多くが実践しています。ここ最近MLBでも日ハムやヤクルト、DeNAなどが実践しています。
この背景には実は「初回のビッグイニング」というキーワードがあるのですが、詳細は明日書きます。
#今書けよ
#ネタが枯渇する
#なるべく章立てて書きたい
#ネタ切れ防止


しかしまだまだ日本の野球では「2番打者は繋ぐ意識」が根強いです。
アウトを一つ献上してランナーを次に進める役割を担っている選手も多いです
しかし大量のデータが蓄積されていくと、アウトカウントと得点の期待値というものは私達が教わってきた「常識」から外れていく時もあります。
このことについても別のnoteで書きます
#書いていくうちにネタが増える
#しっかりメモを取っておく

こうした「打順の役割」という心理によって打者心理が大きく変わってくるのです。


試合の流れ


捕手は常に「試合の流れ」を読む必要があります。
今は攻めるべきなのか?投手の状態は大丈夫か?
点差・状況・過程など様々な面を考慮しないといけないのです。
野球において試合の流れのほとんどは「一つのプレー」で変わります。
その流れを掴むことで試合巧者になることができ、自身の配球に初めて「意味」が生まれます。
その意味付けの積み重ねが根拠になり結果につながります

このように捕手は試合前から試合終了まで常に「考える人」であるべきです。
その場その場で博打的なリードをしていると大事な局面で行き詰ってしまいますので必ず準備を怠らずに試合に臨むようにしましょう。

そして試合が終わってからも分析をしっかり行いましょう。

こうした努力の積み重ねが捕手は大事です。以上です

では、また

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