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2019年8月の都内小劇場公演 観劇候補

8月に自分が観に行きたいなぁと思っている都内の小劇場作品をつらつらと記しておきます。誰かの何かの参考になれば幸いです
 なお、8月の個人的なお勧め公演は
・肋骨蜜柑同好会:ダブルダブルチョコレートパイ
・Mrs.fictions:月がとっても睨むから
・アガリスクエンターテイメント:発表せよ!大本営!
・ひとりぼっちのみんな:キャンプ荼毘
・feblabo:ナイゲン(2019年版)
・サムゴーギャットモンテイプ:NAGISA 巨乳ハンター/広島死闘編
といつになくお勧めや注目の公演が多い月となっています。

【8月第1週 8月1日(木)~8月4日(日)】

★お勧め★○肋骨蜜柑同好会:ダブルダブルチョコレートパイ

【場所】千歳船橋 APOCシアター 
【期間】8月3日(土)~8月12日(月・祝)
【上演時間】90分予定
【特徴】2バージョン公演、ポップに抉る芝居、神のいる舞台
・毎回魂を削って作られた、魂を削る作品をぶつけてくる肋骨蜜柑同好会
 今回はキャストが全員女性のビターVerとキャストが全員男性のミルクVerの2バージョン公演。2つとも全く違うものになっているということで両方見たほうが良いみたい。とにかくフジタタイセイさんの書く言葉や世界に僕は魅了され続けているので、みんなにも是非見てもらいたい

★注目★○やまだのむら:ヤマダクライマックス

【場所】早稲田 イズモギャラリー 
【期間】8月1日(木)~8月6日(火)
【上演時間】約60分
【特徴】プロレス、男だらけ、 関村俊介(あひるなんちゃら)
・ちょっと思考も行動も世界からもずれた人たちを描かせたら右に出る者のいない関村さんを作演に迎えた今回のやまだのむら。男優だけでプロレスラーの物語ということで汗臭く泥臭さもありそうな作品だが、きっとそれだけで終わらない、始まりもしない面白い作品を見せてくれると思う

★お勧め★○Mrs.fictions:月がとっても睨むから

【場所】すみだパークスタジオ倉 
【期間】8月3日(土)~8月12日(月・祝)
【上演時間】120分
【特徴】単独長編公演、大きな嘘の入った物語
・昨年直前で上演延期となった因縁の公演。Mrs.fictionsの作品はとても滑稽で愛らしい人たちの楽しくもどこか寂しい物語。誰にでも自信を持ってお勧めしたい作品になると思う

【8月第2週 8月5日(月)~8月12日(月・祝)】

○アナログスイッチ:かっぱのディッシュ

【場所】新宿 サンモールスタジオ 
【期間】8月7日(水)~8月13日(火)
【上演時間】不明
【特徴】コメディ
・毎回良質なコメディ作品を作り上げるアナログスイッチ。劇団員の人数が多く常に同じ空気感で作品が作り上げられるのも魅力的な劇団

★注目★○中野坂上デーモンズの憂鬱:MOHE・MAP #3 #アイスクリームマン

【場所】王子小劇場
【期間】8月8日(木)~8月12日(月・祝)
【上演時間】110分予定
【特徴】独特な演出、密度の高い台詞量、スピード感
・ 既存の戯曲をデーモンズで演るMOHE・MAPシリーズの第3弾。今回は 岩松了氏の名作をチョイス。圧倒的な舞台のパワーとスピードとテンションで観客を釘付けにするデーモンズ。今回も名作をどうデーモンズ風に魔改造するのか楽しみ

【8月第3週 8月13日(火)~8月18日(日)】

★超お勧め★○アガリスクエンターテイメント:発表せよ!大本営!

【場所】下北沢 駅前劇場
【期間】8月15日(木)~8月20日(火)
【上演時間】120分
【特徴】シチュエーションコメディ、嘘・ごまかし、屁理屈
・アガリスクの新作本公演、今回は悪名高い大本営発表をネタにシチュエーションコメディを作り上げる。そもそも嘘やごまかしの代名詞でもある大本営発表自体がシチュエーションコメディの題材としてジャストフィットしているのでさらにそれをアガリスクがどう調理していくのか注目

○ピストンズ:夢見る喜世子レヴュー

【場所】王子小劇場 
【期間】8月15日(木)~8月18日(日)
【上演時間】110分
【特徴】骨太の物語、古き良き時代、ドラマ、舞台美術
・毎回分厚いドラマ的な作品を作り上げるピストンズ。時代を切り取った人々を見せる演劇。前回佐藤佐吉賞を取った舞台美術にも注目

★お勧め★○ひとりぼっちのみんな:キャンプ荼毘

【場所】桜木町 スタジオHIKARI 
【期間】8月14日(水)~8月18日(日)
【上演時間】80分程度
【特徴】ダンス、会話劇、女のドロドロ、笑える
・3度めの再演となるひとりぼっちのみんなを代表する作品。ダンスや歌もからめた激しく何もかもが動いていく作品。小劇場で出来るエンタメを全て詰め込んだような演出が秀逸でありお勧め

○蒸気展望:媒(おんななにがし)

【場所】新宿眼科画廊スペースO
【期間】8月16日(金)~8月21日(水)
【上演時間】不明
【特徴】舞台表現、抽象的、現代的演出
・毎回独特な心象的表現を観客にぶつけてくる蒸気展望。今回は新宿眼科画廊という都内中心での公演ということでより多くの人に見られることになる。注目若手女優波多野伶奈さん出演

○背傳館:テレビを買おうよ

【場所】池袋 cafe&bar 木星劇場 
【期間】8月16日(金)~8月18日(日)
【上演時間】不明
【特徴】二人芝居、3チーム制、身体表現、現代的演劇
・非常に現代的な演出を行う劇団。今回は3チーム制の二人芝居ということでどういう落とし込みをするのか注目

【8月第4週 8月19日(月)~8月25日(日)】

★超お勧め★○feblabo:ナイゲン(2019年版)

【場所】新宿 シアター・ミラクル 
【期間】8月22日(木)~9月1日(日)
【上演時間】120分
【特徴】会議劇、シチュエーションコメディ、若手役者
・2019年ナイゲン祭り第2弾、毎年恒例のfeblaboによるナイゲン。作品自体の面白さはお墨付きであり、演出の池田さんはナイゲンを演出するのも4年目となっており料理の仕方は完璧。あとは若手役者たちがどれだけこの物語を通して成長していくのか、一緒に楽しんでいける公演。とにかくナイゲンを見たことがない人はまずこの公演を見てもらいたい

○くによし組:2020年以降の夏

【場所】王子小劇場
【期間】8月21日(水)~8月28日(水)
【上演時間】90分予定
【特徴】笑える、シニカル、不思議・不条理
・毎回不思議な世界観で笑いながらも心に深く刻まれる作品を作り上げるくによし組。今回はより不思議なお話3本ということでどういった世界に連れて行ってくれるのか注目

○モノローグ演劇祭本戦

【場所】王子スタジオ1 
【期間】8月23日(金)~8月25日(日)
【上演時間】不明
【特徴】モノローグ、大会
・役者が一人で語りあげるモノローグの場面、それだけの演劇で大会をするというなんとも奇妙で面白い演劇祭。予選を勝ち上がった役者たちが5つのブロックに分かれて決勝を目指す

○寝れない部屋:途方もないが、光

【場所】高田馬場ラビネスト
【期間】8月23日(金)~8月25日(日)
【上演時間】100分
【特徴】不明
・初見の劇団だが細田こはるさんが出演ということで注目。あらすじ的には内向的な真面目なお芝居っぽく感じる

★注目★○第27班:潜狂

【場所】三鷹市芸術文化センター 星のホール
【期間】8月23日(金)~9月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】群像劇、現代若者の言葉
・ 今を生きる若者の言葉と行動と生活を群像によって炙り出してキメていく第27班。今回は今一番の注目役者宝保里実さんも出演

○セツコの豪遊:I s

【場所】梅ヶ丘BOX 
【期間】8月24日(土)~8月25日(日)
【上演時間】60分
【特徴】初見の団体なので不明
・前々から気になっていた団体。まだ箱も公演規模も小さいが、劇団どろんこプロレスの公演で印象的だった久芳晴香さんが出演することも注目

【8月第5週 8月26日(月)~8月31日(土)】

★注目★○埋れ木:『瓶に詰めるから果実』/『プラスチックは錆びない』

【場所】北池袋 新生館シアター
【期間】8月28日(水)~9月3日(火)
【上演時間】不明
【特徴】2チーム公演、会話劇、人物造形の面白さ
・ありそうな風景と設定に一つ大きな嘘を忍ばせている世界観の埋れ木。役者たちが紡ぎ出すキャラクターの面白さも注目で、今回はどんな嘘を見せてくれるのか。小劇場界の宝石をかき集めたような出演者陣にも注目

★お勧め★○サムゴーギャットモンテイプ:NAGISA 巨乳ハンター/広島死闘編

【場所】下北沢 シアター711
【期間】8月28日(水)~9月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】不条理、笑える、馬鹿馬鹿しい、抗争劇
・前回大好評だった作品の続編がスケールアップして帰ってきた。とにかく馬鹿馬鹿しくて馬鹿馬鹿しくて馬鹿馬鹿しい頭のおかしいながらも筋の通った作品。もう四の五の言わずに見て欲しい。

○青色遊船まもなく出航No.2:空室~Breakfast/Dinner

【場所】下北沢 OFF・OFFシアター
【期間】8月29日(木)~9月1日(日)
【上演時間】110分
【特徴】群像劇、2バージョン公演
・初見の劇団だが夢を求める人たちの群像劇の模様。BreakfastとDinnerの2作品(?)を上演する模様。白野熊子さん出演

★注目★○ヒノカサの虜:ヘブンズサイン

【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】8月28日(水)~9月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】鋭く機械的、カッコよさ
・あの大人計画のヘブンズサインをヒノカサの虜が上演。まちがいなくクレージーで病的で脳みそをシャッフルされるような体験を味わえるはず。チカナガチサトさんも出演ということで注目

○右マパターン:何度だって出会いましょう

【場所】三鷹 SCOOL
【期間】8月31日(土)~9月1日(日)
【上演時間】70分
【特徴】シュール、不条理、淡々と
・高橋花生さんと澁川智代さんという独特な雰囲気を持った二人の女優さんの劇団。シュールで特別な空気感を醸し出す作品を作る


#小劇場 #観劇 #演劇 #舞台

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