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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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2018年2月の記事一覧

花を一輪、わたす習慣

ひさびさにお会いしたひとに、お花を一輪、持っていくことがある。 約束の前にふらりと花屋に足をはこんで、そのひとのカラーイメージを頭の中にうかべてワクワクしながら、一輪だけ花をえらぶ。 かんたんな包装をしてもらって、まちあわせ場所や、お店でそれを渡す。 いきなりに差し出すと「え?なんのお祝い?」とびっくりされてしまうから 「可愛かったから」「なんか似てたから」 なんて補足しながら、そっと手渡す。 そうすると、一瞬おどろいた顔からふわりと、たいてい、やさしい笑顔に変わる。そ

ゆるゆるゆるむ、ゆるんでいく

宮古島に足を踏み入れた瞬間、ふわっとやってきた懐かしい島の匂いに、心底心がゆるんだ。 ゆるむ、というより、こわばっていたことに気づいた、が感覚的に近いかもしれない。あれ、いままでどうやって呼吸をしていたっけな、と戸惑いを覚えるくらいに、わたしの吸い込む呼吸は、浅く浅くなっていたようで。 見慣れた島の、見慣れた海が目の前にひろがってきたときに、ふっと体が軽くなった。どうやら、呼吸が浅くなってしまっていることにすら、気づけなくなっていたらしい。 久々に吸い込む空気はなんだか

さようなら28歳。こんにちは29歳。

29歳になりました。20代最後。 こんな破天荒な大人になるはずじゃなかったのに、わたし、こんな感じで大人になってしまいました。 ごめんね。 早生まれなので、周りのみんなより一足おそく20代ラストを迎えたわたし。 なにがそんなに恐ろしいのかったのか、29歳になる前はもう、28歳にしがみついて離れたくなくて。 誕生日がくることにひたすらに怯えていたのだけど、いざなってみたら、なんだかふわりと体が軽くなった気がして。 なにも根拠はないのだけど、同時に「あ、わたし多分もっ