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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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2018年10月の記事一覧

人生最後の日が突然きたら、ここに来ようと思う【沖縄・波照間島】

そんなメモを、もうあと数分後には沈んでしまいそうな夕陽に向かい、ギアもタイヤも潮風に当たりすぎて「まだ使います?どうなっても知りませんからね?」と声が聞こえてきそうなくらいにボロボロの自転車を漕ぎながら、iPhoneのメモに素早く打ち込んだ。 夕陽がまるで、とろとろに熱したチーズのように、空のピンクと、水色、その間の中間色に溶け込んでいく。 太陽の色が全体に伝染していくその様子は、まるで、もう止めようがないほどに広がってしまった山火事のようだった。 まっさらに晴れ渡ったは

いよいよ東京の「ホーム感」が薄れてきている

せっかくの週末なのに、「今週もおつかれー!」って美味しいものを食べにいくわけでもなく、のんびりお酒でも飲んじゃってるわけでもなく。今月は前半のしわ寄せがガッツリきていてバタバタとしてる。(連絡返してない方本当ごめんなさい) それでもこうして、仕事でもなく趣味でnoteを書くのは「自由に書く」という行為に癒されるから。 「書く」ことに疲れて「書く」に癒されるって、矛盾しているのだけど。本当に、実際そうなんだよなあ。 さて、島から東京に戻ってきて一週間。 波照間島につ

むずかしい事は余りよく分からないんだけど

前の日記(https://note.mu/nontsu/n/ne3734466ae3a)とも被る内容かも。ちょっと色々思い出したので書いてみる。 波照間島から帰ってから「自分」の好きを無理やり捩じ曲げる努力を1回辞めてみることにした。大した事ではないのだけれど。 昔から私は、ちょっと個性的なファッションがとても好きで。 森ガール(懐かしいね)みたいなふわっふわのファッションが大好きだったし、カジカジや、Zipperが愛読書でした。 だけれど年齢を重ねるごとに、周りの友達

多分これは心地良い反抗期のしるし

右耳下のインナーカラーを青にしました。 ここ数年、この位置にカラーを入れるのが定番。暫くピンクとか赤とかいれていたのだけど、先日まで滞在していた波照間のあの青が忘れられなくて、ちょっと久々に青を乗っけてみました。 あの、最果てにある大好きだった青をこんな風に身に纏えるって素敵。カラー剤を作ってくれたひとに感謝しなければだ。 鏡に映るたびに嬉しくて頭ぶんぶん振ってしまう。多分色は相当に落ちやすいので、お湯じゃなくて水洗いしながら、大事に楽しみたいと思う。 こうやって髪色

好きと食べるはサボらない

波照間島から東京に帰ってきました。さむい。秋めいてる。 2日目の今日はあまり思わないのだけれど、昨日は東京に降り立った時「街がきらめいてる...!」と、こんな感情になったことがなかったのでものすごくびっくりした。 さむいのは苦手だけれど、秋冬服の女性も男性も好きです。今年は誰にも気を使わない、好み全開のファッションと髪型でいたいな。大好きな菊池亜希子ちゃんみたいな。 この前宿でふはーってぼーっとしてたら、お客さんとどんなに忙しくてもサボりたくないものの話になったから、今日は

喉越しの良いなめらかな言葉ってなんだろう

(タイトルは大逸れてるけど普通の日記だよ。騙されないで!) 最近、Twitterのアカウントをもうひとつはじめました。 本家はこっち。 サブアカウントは「言葉と写真」だけが純粋に流れてくるTwitterを作りたくてはじめました。といっても特に絶対これ!という企みはなく、ひたすらに喉越しの良い言葉だったり情景が思い浮かぶような言葉を短い文章でつくる実験をしたい、と思ってつくったものです。 いわば実験室。 なるべく短時間で毎日作って出す、をやろうと思っています。 #まいに

わたしは誰かに叱られたい

今年でいつの間にか30歳になる。 「書く」を仕事にしはじめて、気づけば3年近くが経っていたし、コツコツ続けてきたSNSも今では驚く事に9000人もの方が見てくれるようになった。 noteも #まいにち日記部 で日記を書くようになって、月間5万人が見てくれているらしい(びっくり。noteの拡散力はすごい。) ライティングの仕事も、前は取材やキュレーションが多かったけれど、今はコラムやエッセイなど、自分の心の内を書かせていただく機会が多くなった。(あまり公表していないけれ

「こんな夜があるなんて」

日々淡々と島時間をすごしていたら、滞在もいつの間にかあと5日になってしまいました。 島には仲良しな島民さんも沢山できて、道ですれ違うと 「よお。今日夕飯食べにこいや」とか 「島バナナ持っていきなさい」とか、優しくしてくれる。 お別れは寂しいけれど、またただいまって出来るのが楽しみになったなあ。 最高に青い海をいつまでもいつまでも見ていたり、 「今度は彼氏とこい」と言っていつも出してくれるおじーのソーキそばを食べたり。あとは真面目に仕事もしたり。そんな3週間を過ごしてる。

「ギブアンドテイク」の法則は人だけでなく

なんとなく「ギブアンドテイク」の言葉を聞くと”人”が主語になるし、頭の中に浮かぶイメージも特定の誰かだったりする事が多いけれど。 でもその関係性って当然ながら、対動物にも、対自然にもなる。 ここ波照間島で、わたしは毎日数え切れない程のギフトを自然からいただいている。シャラシャラと崩れる波の音だったり、太陽に向かう草だったり。黄色と水色の美しい色の鳥も、目を見張るような夕焼けも。星降るような夜も。 自然はこちらが与える前に、必ず私たちに”ギブ”してくれる。 そこに対して、草