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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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2019年2月の記事一覧

「恋」と聞いて真っ先に想い浮かべる人のこと

「恋」と聞いて、真っ先に思い出す人がいる。 恋の先に愛がある、という話をよく聞くけれど、 「愛」と聞いても決して君の顔は思い浮かばないのだから、あれはもう、孵る事のない無精卵の卵のような、そんなどうしようもない恋だったのだろう。 窓辺にずらり並んだ観葉植物と、テーブルに無造作に置かれたコイン。 午後になると日差しが入らない部屋はちょっぴり薄暗く、濃い、茶色の背の低いソファが、何か大きな黒い塊のように、静かに居座っていた。 少し煙たい煙草の匂いと、度の弱い黒縁メガネ。 ボサ

甘くほろ苦いユーカリの匂いに誘われて

長いような短いような那覇滞在が終わりました。 気づいたらあ、もう今日フライトじゃないか!と慌ただしく荷物を詰め込んだら、沖縄で器やらスパイスやら、お菓子やらをたらふく飲み込んだパンパンのキャリーケースは30キロクラスになってしまっていて、2人係で蓋を無理矢理に閉めた。さてこれをもう一度どう開けようか。 沖縄にきて3日間くらい、なんか沖縄にきてるぞ!って実感がなくて。そしたらたまたま入ったカフェに飾られたユーカリの葉から甘いような苦いような、あの独特な香りがふわんっと届いた

やあ「あたたかい」は正義だ

沖縄にきています。 びっくりするほど暖かくて、なんと桜まで咲いていた。海は青いし、その側にはすすきがそよそよと風に揺れているし。季節までチャンプルーなのかしら。思わず笑ってしまう。素敵。 沖縄は11日まで滞在するのだけど、文字通り淡々と過ごしている。観光を積極的にするわけでもなく、ふらっと外を歩いて、行きつけのコワーキングで仕事して。帰りにまたふらっと外を歩いて、気になったお店に吸い込まれていく。本当に、その繰り返し。東京にいるのとなんら変わりがない。 那覇を訪れるのは

#FUJIFILMとわたし

* * * こっくり優しい色も、潔く耳をふんわり包むシャッター音も。 FUJIFILMが好きです。本当に好き。 もちろん「カメラが好き」だし「写真が好き」なのですが。 FUJIFILMと出逢い、写真を撮る量が圧倒的に増えました。 なので、今回はひたすら好きな写真を並べてみた。 先日、FUJIFILMの生誕を勝手に祝うフォトウォーク「#FUJIFILM生誕祭」というイベントを行ったのですが、その時参加者の安永明日香さんが「#FUJIFILMとわたし」という素敵な愛のこも

だからって特別何にも変わらないのだけどね

30歳になりました。 数字にすると「おおっわたし大人になったものだなあ!」と驚きつつも、なんだかとても穏やかに30代がはじまりました。 誕生日を迎える時にも特にそわそわもせず、仕事の合間にくーすか居眠りしてたら日付が越えていた(笑)こんなもんです。 とかいいつつ、ちゃっかり30歳はじめの日は山梨に逆さ富士を観にいくなぞしてみました。 真夜中に山中湖まで車をかっ飛ばして、カメラを持って外に出たらマイナス8度で泣きそうになって、それでも目の前でどんどん紅色に染まっていく富士山