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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

心臓音で残す「ここに生きた証」と余白が連れてくるもののこと

瀬戸内の豊島に、自分の心臓音を記憶しに行ってきた。 豊島に心臓の音を保存しにいってきました。 「生きた証」として心臓音をアーカイブするプロジェクトで、世界中の人から蒐集した心臓音を恒久的に保存し美術館内で聴くことができます。名前しか知らない誰かの心臓音に包まれる感覚不思議だった…自分の心臓音は収録してブックレットとして持ち帰る事も🗒 心臓音のアーカイブ: https://benesse-artsite.jp/art/boltanski.html ...と、あたかも「こ

「たそがれる」ことの価値

この前、仕事で朝焼けと夕焼けを撮った。 パシャリと1枚切り取ったわけではなく、2時間ほど経過を撮り、つなげる作業をしたので眠い目をこすりながら(夕方はぶるぶる震えながら)、太陽が世界の色を塗り替えていく風景を見守っていた。 目の前に広がるのはとにかく泣いてしまうくらいに美しくて「ああ、世界は綺麗だなあ」なんて、普段は呑み込んでしまうような恥ずかしい台詞が自然とこぼれ落ちてしまうそんな景色だったのだけれど。 途中からわたしは「ぼーっとしている」ことにそわそわしてしまって、i