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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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2021年4月の記事一覧

しとしと、雨の気配が都会に森を連れてくる

晴れの日より雨を好きになったのはいつのことだろう。 いくら記憶の糸を手繰り寄せてみてもどこにも結目が見つからず、引っかかるのは学校の雨の図書室で楽しそうに変な本を見つけてゲラゲラ友達と笑っている自分だったりとか、一生懸命傘で空を飛ぼうと坂を駆け抜けていく自分だったりとか、そんなものばかりだ。 なので正確には覚えていないのだけれど「雨」という存在が好きです。 朝ベッドの中で目を覚ました時にパラパラ、と聴こえてくる音も好きだし、そんな日の開きかけの本に落ちる暗めの影も好きだし

「何でもない文字を綴る」は人生の余白を愛するためのおまじない

自分の心の健康をはかる方法が何個かある。 ひとつめは、聞いたことのないあたらしい音楽を手にとること ふたつめは、外をぼーっと見つめる時間を持てること みっつめは、何でもない文字を綴ること この3つのどれかひとつでも出来ていれば、わたしの心は生きている。 全部できていればすこぶる健康。 ひとつも出来なくなったら赤信号。 「心が健康」と言ってしまうと=病気のように捉えられてしまうかもしれないけれど、決してそういう重大な状態を指しているわけではなくって、 自分が心地よくこの世