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今日のなんでもない日記

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放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める… もっと読む
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#小説

今が怖いんじゃない。この先もずっと怖い

「世界を旅したいけれど、1歩が踏み出せないんです」 そんなお悩みが、わたしと伊佐さん(アイキャッチはお気に入りの彼女)で設置した質問箱に届いていた。 (これ今ふたりで絶賛作成中なので、ご質問くださった方ありがとうございます...!もう少しだけお待ちいただけるとしあわせです..) わたしも一歩がなかなか踏み出せなくて、気づけば11年経っていた人間なので、わかるなあ、わかるなあ、とうなずいてた。 この「一歩が踏み出せない」には色々理由があると思うのだけれど、わたしの場合は

わたしは多分地球に許されたい

フリーランスになってからの3年間、稼ぎの一部を寄付に回している。 なんとなく目についた難民支援と、大好きな保護猫の団体へ。家族や友人にその話をたまにする機会があると「すごいね」とか「良いことだね」と言ってくれる。けれどいつもそこで、首を傾げてしまう。 わたしは寄付することが当たり前だ、と目をキラキラさせて言える強い心は持っていない。だってお金を稼ぐ事の難しさも、日々、自分や半径1m以内の生活を守ることの大変さも、十二分に知っているから。誰もが毎日を精一杯を生きている中、

それは最後の切り札にとって置いて

ふと、そういえばラオス旅中にこんな呟きをしたことを思い出した。 何でこんなツイートをしたのだっけな、と思い返してみたら、一緒にあまりにも幸せすぎたラオスでの日々を思い出した。 「アジア最後の桃源郷」だなんて大げさな名前をぶら下げたこの地には、至るところに幸せがあふれ出ていて。いつもは何故かこわばっている体が不思議とゆるんで、楽に呼吸ができる場所だった。 そんな時頭をよぎったのが「何故わたしはこんなところにいるのだろう」という言葉。 4年前、会社で朝から夜まで机に張り付い

人生最後の日が突然きたら、ここに来ようと思う【沖縄・波照間島】

そんなメモを、もうあと数分後には沈んでしまいそうな夕陽に向かい、ギアもタイヤも潮風に当たりすぎて「まだ使います?どうなっても知りませんからね?」と声が聞こえてきそうなくらいにボロボロの自転車を漕ぎながら、iPhoneのメモに素早く打ち込んだ。 夕陽がまるで、とろとろに熱したチーズのように、空のピンクと、水色、その間の中間色に溶け込んでいく。 太陽の色が全体に伝染していくその様子は、まるで、もう止めようがないほどに広がってしまった山火事のようだった。 まっさらに晴れ渡ったは

いよいよ東京の「ホーム感」が薄れてきている

せっかくの週末なのに、「今週もおつかれー!」って美味しいものを食べにいくわけでもなく、のんびりお酒でも飲んじゃってるわけでもなく。今月は前半のしわ寄せがガッツリきていてバタバタとしてる。(連絡返してない方本当ごめんなさい) それでもこうして、仕事でもなく趣味でnoteを書くのは「自由に書く」という行為に癒されるから。 「書く」ことに疲れて「書く」に癒されるって、矛盾しているのだけど。本当に、実際そうなんだよなあ。 さて、島から東京に戻ってきて一週間。 波照間島につ

「こんな夜があるなんて」

日々淡々と島時間をすごしていたら、滞在もいつの間にかあと5日になってしまいました。 島には仲良しな島民さんも沢山できて、道ですれ違うと 「よお。今日夕飯食べにこいや」とか 「島バナナ持っていきなさい」とか、優しくしてくれる。 お別れは寂しいけれど、またただいまって出来るのが楽しみになったなあ。 最高に青い海をいつまでもいつまでも見ていたり、 「今度は彼氏とこい」と言っていつも出してくれるおじーのソーキそばを食べたり。あとは真面目に仕事もしたり。そんな3週間を過ごしてる。

来世は鳥か雲に生まれたい

普段は見上げるものなのに。この瞬間は、こうして対等な目線で、視線を交わすことができるのだなあ。 触れたらふわり、たちまちしゅわしゅわと崩れて、舌の上にじんわり幸せな甘さを残してくれそうな、そんな綿菓子のような雲が、分厚いガラス越しにこちらを見つめている。 青から緑へ、緑からオレンジへ。その下のほうは、灰色なのか群青色なのか。なんと表現して良いのかわからない色へとグラデーションした空は、ピンクグレープフルーツのように、まんまるで、真っ赤に輝く太陽をそっと、文句も言わずに支えて

力ではなく愛を。 地雷ではなく花を。

オールドレンズでとらえた、沖縄をゆるりお散歩中に出会った花が本日のアイキャッチ。玉ボケが美しい。やっぱり写真が好きです。 ここ数日、恥ずかしながらちょっとウダウダと悩んでいました。 ちなみに今はもう元気です。2日間くらいひたすらに低空飛行していたけど、今は上昇気流を捕まえたので、あとはのぼるだけ。 あの珈琲屋さんに行こうとか、この音楽聴いてみようとか、余裕も出てきました。しばらくは大丈夫。 「自分の働き方や生き方を人に話すのであれば、胸をはりなさい。でなければ誰もついて

やわらかさのお供に擬音を少々

今日は読谷村のスタバで作業しようと思い、意気揚々と出発したはずだったのに。太陽燦々の道を歩きながら、小学校から流れてくる三線の音と、スカートにくっつくひっつき虫と戯れていたら、3分で迷子になりました。 700m先のスタバにたどり着くのに30分くらいかかってしまって、たどり着いた時には汗だっくだくになっていて。でもまあ、旅なんて迷子になってなんぼだと思っているので、総合すると楽しかったのです。 今日はなんだかちょっとお疲れモード。声のトーンも少し低め。多分だけど、この1週間ず

明日からは沖縄に行くのだけれど、わたしエッサウィラにも住んでみようと思う

タイトルに書いたってことは、割と真面目にわたし、考えているんだなあと自分でも驚いているのだけれど。 アイキャッチはお気に入りの一枚。この夏の思い出です。 明日から沖縄に40日間ほど滞在します。 10代の頃(と20代前半)赤瓦の屋根の家に恋をして「わたしは将来沖縄に絶対住むんだ」と意気込んでいて。 あの頃は遠い遠い夢だったけれど、気がつけばこんな風に長期、ふらりと住める場所になりました。 大人になるっていいもんだ。今が人生で多分、いちばん楽しい気がしています。30代もそう

私もこの写真が最高に好きです

2日間に渡る旅祭が終わり。今お家に帰ってきました。 肩は日焼けでひりひり。足はじんじん。 だけれど、気持ちはほこほこ。本当に楽しかった。 ちなみにタイトルはそのままで、この写真がとっても好き。伊佐さんが撮ってくれたいけぽん・のち・メガネさん。 めちゃくちゃ平和な二日間。でした。 ...という至って普通の感想しか書けないのだけれど、本当に良い二日間だったんです。今、もう思考回路がすぐにでも停止しそうなくらい満身創痍な状態で書いています。つまり眠気に負けそうです。 ...と言っ

寒いと筆は進むんだけど、元気はでない。なんて生意気なことを言ってみたりしてさ

札幌最終日。今日はこちらが地元の10個下の男の子と(10個も下なんだねえ、とっくん)、ラーメン食べたりカフェ行ったり、お散歩してました。普段東京か熱海で会ってるから、また違う土地で会えるの楽しかったな。 「札幌、いいでしょ」 「いいね〜。でも冬がなあ」 「寒いの嫌い?」 「ん〜嫌いだな〜」 「えー」 そんな話をしながら歩いていたのだけど、わたし本当に寒いの苦手で。寒いと、なんだか地球が静かな感じがする。静かは好きだ。心に時間が雪のようにしんしんっと積もる感じが好きだ。 寒

誰かのいる雑多感と誰もいない安心感

ものすごく久々にひとり旅をしています。 勘が鈍りすぎているのか、フライトギリギリに空港に到着して。「間に合わないかもしれない」 「仕事だからちゃんとがんばって」 「でも間に合わないかもしれない」 「そしたら帰ってラーメンでも食べよう」 そんなゆるめなLINEの会話を同居人の伊佐さんと繰り広げながら、なんとか奇跡的に飛行機に間に合った。びっくりした。成田空港はどうやら世界の果てにあるらしい(周辺住まいの方ごめんなさい) 飛行機の中では仕事しようと思っていたのだけれど、ふと本が

ふふってちょっと心の中で笑えるくらいの物を、ひたすら生産したいのだ

今日もすごく暑かった。でも暑い暑い、って騒ぐの、好き。 いつの間にか、noteでフォローしてくださってる方が6000人になりました。 いつの間にか、はごめんなさいうそです。割ともうすぐ!もうすぐ!ってワクワクしてました。 フォロワーさんが増えて嬉しい、というよりは、こうやって見守ってくれる方々がいることで、今日もわたしは安心してことばを編めるのだなあと。 何だか「みんなの応援のおかげで武道館にこれました!」って笑って手をふるアイドルみたいなことばになってしまった。厚かま