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「ギブアンドテイク」の法則は人だけでなく

なんとなく「ギブアンドテイク」の言葉を聞くと”人”が主語になるし、頭の中に浮かぶイメージも特定の誰かだったりする事が多いけれど。
でもその関係性って当然ながら、対動物にも、対自然にもなる。

ここ波照間島で、わたしは毎日数え切れない程のギフトを自然からいただいている。シャラシャラと崩れる波の音だったり、太陽に向かう草だったり。黄色と水色の美しい色の鳥も、目を見張るような夕焼けも。星降るような夜も。

自然はこちらが与える前に、必ず私たちに”ギブ”してくれる。
そこに対して、草をむやみに毟ったり、ゴミを捨てたり。虫を殺したり。
そういう歪んだ形の”テイク”返してしまうひとが、少なからずいる。

それは多分、何か人間界の出来事に置き換えてみると、差し出された手作りクッキーを「いらねえよ」と、目の前でバリバリと踏みつけるような行為と、イコールになるのではと思う。

...なんてちょっと、例えが幼稚なのだけど。


私たちに自然界でやり取りされている言葉は聞こえないけれど。
せめて、その手をむやみに振り払い、相手をガッカリさせてしまう事だけは避けたい。そして出来れば、こちらから常に”ギブ”できるひとでありたい。

台風で海岸に流れ着いてしまったゴミを拾っていたら、当たり前の、でもついつい忘れてしまう。そんな事を思っていました。

今日も良い1日を。

いつもありがとうございます。いただいたサポートの一部は書く力の原動力のおやつ代、一部は日本自然保護協会に寄付させていただいています。