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トルコうっかり二人旅珍道中【その1】

唐突ですが、トルコ・イスタンブールを旅しています。旅の終わりは未定です。

「もう嫌だ」と思ったら明日にも終わるかもしれないし「もっとこの場所にいたい」と思ったら住むかもしれないし。
今の所、1日に何度も外から聞こえるアザーン(イスラム教のお祈りの声)も、3歩歩けばするりと足元にすり寄ってくる圧倒的な猫数にも、頭上を思いっきりハイスピードで飛んでいくカモメも、隠れ家みたいな屋根裏部屋も気に入っていて、明日帰る心配はなさそうです。嬉しい。

今回は仕事でもなんでもなくて、本当にふらりと来た。
「ちょっとコンビニ行ってくるね」みたいなノリで「ちょっとトルコ行ってくるね」って来たもんだから、本人もバンコクから12時間近くフライトして(しかもカザフスタンで乗り継ぎして)トルコに到着した時に「ねえところでなんでこんな所にいるんだっけな」と不思議でいっぱいだった。

そして隣ではこの人も不思議な顔をしていた。
そう。なんと2人でうっかりトルコにきた。片道の切符だけ持って。

2人でどこか「海辺の街で暮らすことをしてみたい」と話していたのは半年以上前で、その頃はお互い決まった相手もなく、わたしもバンコクに住んでおらず「海外に暮らしてみたいねえ」って話が発端だった気がする。気がしてる。うろ覚えなんだけど。
それで「モロッコのエッサウィラに住みたい!」と盛り上がって(アーティストが集まる小さな街らしい)、そこから夏頃に「そろそろ行ってみようか」という話になり、エッサウィラを調べたところ、「思ったより遠いし高い」と不貞腐れるわたし。

「なんかモロッコと...トルッコ。トルッコ似てるしどう?近いし」
と訳の分からない説得によりトルコ行きが決定。
そのままあれよあれよと時間が流れ、トルコに来た訳です。トルッコ。モロッコ好きの人に怒られそうだし、よくこれでトルコ来たな。あっぱれ。 


だからか全然トルコにきた実感はないのだけど、もともと多分「好きかもなあ」と思っていたから2日経った感想はやはり「好きだなあ」でした。好きだなあ。

もちろん国の色んなことにも刺激を受けているけれど、こんなふうにふらり、風のように旅を一緒にできる人がいるのってすごいなあと実感しています。
そして「ひとり」より「ふたり」の方が大変なことっていっぱいあるけれど、大丈夫だなあって思わせてくれる大らかさとか、こちらが快適に暮らせるように色々配慮してくれる空気もすごい。

ということでトルコにいます。
この日記は、そんなノリでトルコに来てしまったふたりの珍道中観察日記。

ゆるり更新していくね。

お邪魔します、トルコ。


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