フリーランスが一緒に暮らすように旅をする。「旅、ときどき仕事」を始めたのは、私の中の答えだけでは確実に足りないから。

「旅ときどき仕事って始めた経緯はなんですか?」
イベントで出会った方や参加者の方から聞かれるこの言葉。
第1回が開催されている今、この思いを忘れないため、そしてこれから「参加したいな・・」と思ってくださっている方にも向けて、ふんわりと書き記しておきたいと思います。

「旅、ときどき仕事」
旅をしながらみんなで仕事をするという、このシンプルな企画には
約20名のフリーランスから応募が集まりました。

この企画をはじめた理由はとってもとっても簡単で「楽しそうだから」というより「わたしに必要だと感じたから」でした。

ひとりでいることの開放感と、同じくらいの孤独

会社をやめ、フリーのライターになって約2週間後の6月。
わたしは念願だった世界旅に180日間、仕事を持った形で出かけました。

念願の旅は最高にたのしかったし、いつ仕事しても良い環境は、わたしの心をとても軽くしてくれました。

朝寝坊しても、わたしの首が締まるだけ。
煮詰まってしまったら、少し大きめの伸びをして好きなカフェにいく。

はじめの頃はそんな風に、なんだかちょっと憧れの、会社員時代には経験できなかった開放感に顔が緩む日々が続いていました。

だけれど旅にトラブルはつきもので。
飛行機がストライキしたり、持ち物がなくなってしまったり。
宿のラウンジに空き席がなくて、ベッドの布団の中にこもって記事を書いたり。
そんなときに限って、想定外の大量の修正をいただいて、揉めてしまったり。

「ねー、これどうすればいいのかな?」なんて、気軽に相談できる相手も、いなくて。

本当に本当にちいさなこと。

だけれど言葉も通じない、そんな異国の町で、わたしに降りかかったそれらの出来事は
「何これ!最高だな!」とトラブルに対しても笑顔で答えてくれた上司の姿をとてもとても、愛しくさせました。

会社員に戻りたいわけじゃない。だけれど、会社が恋しい。

勝手にフリーランスになったくせに、今は空っぽの、隣で笑ってくれた仲間が恋しい。
そんな思いを、自分勝手ながらわたしは旅の途中、何度も何度も感じてしまいました。


わたしだけでは、欲しい答えを作り出せない

「わたしも旅をしながら仕事したい。でも、どうしていいかわからないんです」
そんなメッセージをもらうようになったのは、「わたしの今の旅スタイルは、果たして幸せなのか」を迷いはじめて、3ヶ月目くらいのこと。

相変わらずの開放感と孤独感でもやもやしているわたしのもとに届いたのは、
大学生を中心に、主婦や、会社に少し疲れてしまった方、そんな方々からの
「自由にどこかへ行きたい」
熱い思いでした。

わたし自身も、この10年間、旅をしながら仕事をしたいと思っていたからこそ、極力、ぴったりはまる答えのピースを出してあげたい。

だけれどわたしの中にあるのは、開放感と、同じくらいの孤独で。
わたしのやり方だけでは、彼らの「欲しい」答えが出せないと、確信していました。

ひとりきりの孤独。私だけでは持てないピース。

それらを埋めるためには、私だけのパワーではなくて。
多分一緒の想いを持ってくれた、一緒に孤独や葛藤と戦っているひとだろう。

「今日やばいね」って言い合いながらケラケラ笑う、仲間が近い距離にいるって、それだけで最高に幸せなことだったんだなあと、改めて実感しているひとだろう。

そしてそんな思いを抱えながらも、旅が好きだからと、足を踏み出す人だろう。

そのひとたちから、足りないピースをもらおう。
そして彼らの働き方を、一生懸命にメッセージしてくれた、もやもやともがいている人へ、届けよう。

この「旅をしながら一緒に仕事をする」企画「旅、ときどき仕事」はこれらの思いを持って生まれました。


思いを受け入れてくれたのは、沖縄の離島・宮古島にサテライトオフィスを構える会社

宿もサテライトオフィスの利用も無料。
そんな好条件で滞在を許可してくれたのは、宮古島にサテライトオフィスを構える「株式会社タービン・インタラクティブ」の代表・志水さんでした。

以前仕事で伺ったこともあり、快く快諾してくださったオフィスで、現在わたしは、9名の仲間たちと情報交換をしたり
「やばいね、これ」と言いながら仕事をしています。

きっとわたしが知らないだけで、この「旅、ときどき仕事」のような動きは、各地で起こっているはずで。
(今朝こちらのブログで、CoworkationやColivingという素敵な働き方を知りました。素敵だ)

「職種も境遇も違うフリーランス達が集まって、ともに暮らすように旅をする」

そんな動きが今後さらにもっともっと活発になって、旅好きの孤独がほんのちょっぴりだけ軽くなったり、自分に足りないピースを埋めたり、誰かに分けてあげたり。

そんなことが起こったら、きっと私の持っている孤独も、持てなかった答えも、生まれるような気がしています。

今後もこの企画は継続でやっていきたいし、なんなら全国に「旅、ときどき仕事アンバサダー」がいて、定期的に各地で企画が起こったり、みんなで働き方の蓄積ができるような発信していける、なんてできたらいいななんて、思ってみたりもしています。

ひとりで幸せになるのはきっとちょっぴりむずかしい。
会社に戻るのも、なんだか違う。

だったら悩んでるみんなで、一緒に幸せを見つけよう。
誰かに自分の持っているノウハウを共有しよう。

みんなでゆっくり幸せになろう。


長くなってしまったけれど、この企画は定期的に行っていこうと思っています。
ぜひ一緒に、ふらりと旅に出かけましょう。
暮らすように旅しながら、「何これ!最高だな!」って、笑い合いながら。


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古性のち

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