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「旅と仕事のバランス」がどんなに難しくても続ける理由

「旅をしながら仕事する」を再開してあっという間の1ヶ月。このスタイルは3年前の世界一周時にスタートして、もうすぐ4年目になるのだけれど、今でも息切れすることが多々ある。

ともだちで旅人の前田ルイスさんがこんなつぶやきをしていて「そうなんだよなあ」とうんうん頷いてた。

海外旅行をしながら仕事もしてると7:3ぐらいが精一杯ですが、
定住スタイルだと5:5で仕事と両立できる
ということが分かりました。

この「7:3くらいのバランス」ってすごくわかる。今もトルコ・ウズベキスタン・インド・タイと旅をしながら仕事をしているけれど(今ウズベキスタンで、この後がタイ)、やっぱり稼働は著しく落ちてる。もちろんそれを加味して仕事のスケジュールは組んできたものの、どうしても後ろに倒れがちになる。これは何年経っても変わらないなあ。

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日本では10分で済むことが、海外だと数時間かかってしまう状況がざらにあるし、荷物がなくなったとか、宿泊先のWi-Fiが繋がらないとか。カフェを探して彷徨ってしまったり。そこに+観光が入ってきたり、次の行き先の情勢を調べたりすると、もうてんてこ舞いになる。

当たり前なのだけど「旅をしながら仕事する」は頭で考えるよりも、体感するほうが10倍大変だ。

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わたし自身も何度も「そろそろ1箇所に落ち着こうかなって思ってるんだよね」なんて話しながら、それでもこんな生き方を4年も続けてしまっているし、周りの仲間も「大変だよねえ」と言いながらも、ずっと続けている。

やはりこの生き方にはそれだけの魅力がある。のだと思う。

ただ旅をするだけ、ただ仕事をするだけでは出会えない気づきを沢山与えてくれる。だからきっと来年の今頃も、世界のどこかでこのnoteを読み返しながら「そうなんだよね。だから今年もまたこんな所にいるんだよね」なんて言っているのだろう。何をしているかな。

だから「同じような生き方をしたい」という方にたまに相談いただく時は「大変だけれど、それと引き換えに得られるものは大きいと思います」とお話させてもらっています。

だってきっと私がいま、50代で家庭があったとしても、覚悟を決めたのならどんな形であれ、飛び出すだろう。

自由であることは同時に、大きなリスクを背負う。失うものだって多い。
それでも今はまだ手を伸ばしても届かないくらいはるか彼方にいる自分を、信じて走り続けていたい。

だって人生は、有限なのだから。

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