Noriko Nakane

株式会社ノヴィータにて広報部門を立ち上げ、発信業務以外に人事や経営サポートなど、会社の…

Noriko Nakane

株式会社ノヴィータにて広報部門を立ち上げ、発信業務以外に人事や経営サポートなど、会社の価値を上げる活動を幅広く行う。前職はスマホゲーム会社にて自社WEB担当、広報、財務系事務を経験。大学で図書館情報学を専攻、インターネットの情報流通や情報探索行動に興味。最近は地方活性にも関与中。

マガジン

  • 「会社に必要とされる」広報の探求

    ITベンチャーで広報立ち上げを経験してきた筆者が、事業会社の広報について見てきたり思ったり知ってほしいことを書いていきます。

  • 人生ぜんぶコンテンツ

    内省型、人見知りなくせに人と出会うのは好きなあまのじゃくが、人生をコンテンツにしていく過程です。

  • 広報お悩みに勝手に答える

    コミュニティやSNSでお見かけした、広報の方のお悩みに対し勝手に答え言語化したものをまとめていきます。

  • 絶賛もやもや考え中

    広報について、広報周辺のことについてもやもや考え中。今後、しっかりノウハウ的な記事を書くための走り書き

最近の記事

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広報に力を入れたい時、まず何をやる?(中小企業の経営者に向けて回答)

先日ClubhouseのとあるRoomで、広報の質問をしている人がいた。その時の回答者は経済界では非常に有名な方で、質問者はおそらく小さい企業の経営者の方。 「広報に力を入れるため、まずなにをやればいいか」という問いに対し、実績に裏打ちされた明解な答えは、広報経験者からみてもとてもレベルの高いもので、私自身は大変勉強になった。しかし、質問者はなんとなくついていけないとも感じていたのではないか、とも思った。少しだけそんな雰囲気に聞こえる挨拶が交わされた後、次の方の質問に移ってし

    • 発信強化を考えた時にチェックしたいこと5つ

      私が従事する仕事の環境が少し変わって、今月からまた違う側面から広報のことを考えられるようになった。自分が見てきていなかったことを見れる一方で、自分がやってきたことの正しさや価値も少しわかってきて、学びの多かった1ヶ月。 広報に力を入れる時に、ここができているか見直しておけると効果が上がるだろうと思ったことをざっくりリストアップしてみる。 発信で成したいこと(目的)がイメージできているか「発信したい」だけよりも、発信して成したいことがイメージできている方がそれの実現に向けて

      • まもなく歳をとります(37歳の振り返り)

        1週間が早いし、1ヶ月が早いし、慌ただしく生きているだけなのにもう歳をとるみたいな話になっていて信じられない。。 昨年は「余裕がない」とか言う気力すらなかったけど、今年は「余裕がない」と言う気力くらいはちょっとだけある。多分。ほんのちょっとだけましなのかな。 この1年ちょっと、しんどいながら現実を見て耐えて、地道にやれることをやってきた。そのおかげで見えたものがあるし、「これまでそれなりにちゃんとやってきたと言ってもいいかな」という自覚を感じられる1年だった。 36歳の

        • 伝えたい相手の「よく使う言語」で話せるようになる大切さ

          広報のことを言語化しようと数日前に考えて、思いついたネタをエディタに下書き。そして今さっき思いついたネタを書こうとエディタを開いた時、既に同じネタが書いてあった。 伝えるための心がけについて、今回は書きたいのかも。ということでまとめてみる。 「相手のよく使う言語を使って話す」「伝わらない」などの広報の悩みや、関係各所との悲しいすれ違いを考えるに、「相手の価値観を踏まえてよく使う言語に言い換える」ことへの徹底度がどこまでできているのか。と思うことが多い。 もちろん、細分化の

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        記事

          何かひとつ、広報発信に取り組みたい時のやり方提案

          「今年は挑戦の年」と思っているのだが、それにふさわしいかもと自分で認められるくらいにはあれこれ広報業務で新しいことをしたり、長年やってきたことをやめてみたり、ものによりアレンジしてみたりすることができた。 しかし相変わらずnoteのネタは出てこない。月末最終日恒例だが、いつもよりさらに何にも出てこない感じがする。いっそ、5年以上続けてきたこの習慣を諦めざるを得ないかなと思うくらいの気持ち。 こんなに思いつかないのに書こうとしているのも、ある意味挑戦なのかもしれない。 いや

          何かひとつ、広報発信に取り組みたい時のやり方提案

          広報で目指したいのは「小さいことの積み重ね、ただし大量」

          自分の業務の気づきと、広報界隈で感じられるニーズが乖離しすぎて、毎月何か広報のことを書くのにかなり困っているのだけど。 そういえばちゃんと記事としては書いていなかった気がするこのネタを改めて書いてみる。 1つで劇的に解決する広報施策はない社外広報もだし、社内広報も。 そして人事関連とかも含めて、メンバーが働きやすくなる文化や、より数字結果が出やすくなる文化を狙いたい時もそう。 1つずつの施策だけではすぐに簡単には変わらなくて、「小さいことの積み重ね、ただし大量」である。こ

          広報で目指したいのは「小さいことの積み重ね、ただし大量」

          2023年も終了のお知らせ

          今年の年末は時間が確保しにくいってわかっていたのに、もう大晦日の夜。。ざっくりと今年を振り返る。 昨年の振り返りは以下 仕事面の振り返り振り返るとトータルで、「結果が出なくて苦しんだ」年だった。 昨年からキャパオーバーが続いていて、棚卸しの時間もいただきながら取り組んでいたが、様々な状況が良い方ばかりにはいかず、キャパオーバーであることやメンタルの部分を優先しづらくなってしまった。 もちろん、「過程」となるような業務はたくさん頑張った。 取材の件数は少なかったものの

          2023年も終了のお知らせ

          2023年、買ってよかったもの

          自己満でまとめている #買ってよかったもの 。もう7年も書いてるって! 自己満なのに! 相変わらず在宅勤務で引きこもりがちなのもあって、生活にあまり変化はなく、またコスメとかが中心になりそうだけど、、 しかし昨年の買ってよかったもの読んでみても、まだ使っているものも結構あって、時間感覚がわからなくなるな…記事の書き出しも毎回同じようで進歩がないのか… ここ3年間の、買ってよかったもの記事はこちらから いづみ屋の山椒ちりめん今年の夏は京都に滞在、暑すぎるし人多すぎるし、ほ

          2023年、買ってよかったもの

          個人的に感じている広報トレンド(2023年11月現在)

          数年かけて、広報を中心に人事やマーケティングの気付きをさんざん言語にしてきたのでもう本当にネタがそんなにないのだが、この習慣が途切れるのが悔しいので小さくても気づきを書く。 最近の気付きというか、最近いろいろ見聞きして広報に関わるトレンドはこうなのかな、と思ったことをだいぶ雑にまとめてみることにする。 ちなみに今日、毎年恒例の某アンケートを整理していたのでそのあたりの気づきも含む。 メディアリレーションの難しさは相変わらずなのでそこに興味も行っている・リソースを割いている

          個人的に感じている広報トレンド(2023年11月現在)

          広報での「伝える」について細分化して考える

          広報とは「伝える仕事」「コミュニケーションの仕事」と言われる。「伝える」という一言であってもいくつもの要素が含まれており、それを見つめることでさらにレベルの高い業務に向き合っていけるように思う。 今回はそのことを分解して書きたくなったので、言語化してみる。 「伝える」を分解する「伝える」と一言で言うも、何かのメッセージを放ち、相手が受け取ってくれてはじめて成立する概念である。 もちろん、メッセージを放つプロセスからスタートしており、この時点で(受け取られるかは別として)広報

          広報での「伝える」について細分化して考える

          広報の範囲や視点を切り出す案を考える

          数年ぶりに、広報を2人体制でやることになり、準備に追われていた。 以前にも2人体制の時があって1回やってみたことはあるとはいえ、入ってくれる人のスキルやキャリアも違う。そもそも、会社が置かれている状況も、広報への期待値も違う。 予測できないことが多く、以前以上に「やってみなければわからない」のスタンスで臨むことになりそうだ。最低限の準備はしたので、あとは入ってくれる人にも協力してもらいながら、ちょっとずつ作り上げられればと思っている。 「会社が置かれている状況も、広報への

          広報の範囲や視点を切り出す案を考える

          広報担当者の動きをも左右する「広報の目的」の定め方

          経営(または事業)サイド、広報サイドの見え方の差についてはこれまでいくつか、noteに書いてきた。 その中で「広報の目的を決めましょう」と、広報担当者目線ではよく言われることを当たり前かのように書いてきたが、経営・事業目線では結構やりにくいかもしれないなと感じることがあったので、もうちょっと活かしやすいようにまとめてみる。 ※上記に記載した内容はやや端折っているので、可能であれば合わせてご一読いただきたい。 「広報の目的」を定める効果改めて、広報をやるにあたっては会社・

          広報担当者の動きをも左右する「広報の目的」の定め方

          「わかる、できる」ということを伝えていく方法の考察

          今月もあと2時間なのにほぼ真っ白、いつものことだがまたダッシュで書かないといけない、、 最近、「私これわかる(できる)のになあ、なんか伝わらないなあ」と思うことがよくある。 伝えるやり方などに改善の余地はあるとはいえ、わかること・できることが伝わらないのはとても悲しいしジレンマがある。 さらに、ただ悲しいだけでなく、本来は来てほしい仕事が回ってきづらいとかの直接的な影響もあるだろう。 そしてこれは広報活動でも同じのはず、無名の会社などだと尚更、証明するものがなく、わかる・

          「わかる、できる」ということを伝えていく方法の考察

          オンラインでの社内コミュニケーション考察、特に失われているもの

          今月は月末にかけて個人的に大きい仕事の対応が重なっていて(個人的には修行期間と位置付けている)いつもみたいにギリギリ滑り込み記載できるスケジュールでは到底ないのだが。 なぜかnoteを書けずに月末最終日を迎えている。なぜだ。 ちなみに今日も「修行」のプログラムを絶賛対応中。。 社内コミュニケーションについての取材を受けたり、久し振りに何人かの社内メンバーに会って話をしたり、自分のタスク棚卸しについて人にヘルプしにくかったりしたことで気づいたことを言語化しておきたい。 「雑

          オンラインでの社内コミュニケーション考察、特に失われているもの

          「広めたい」と思った時に少し考えておきたいこと3つ

          今月も、目の前のことを行いながら棚卸したり、考えを聞いてもらったりして「広報の言語化」をまた少しやれた気がする。 そしてこのnoteも毎月書き始めて5年。何か思考が進んだのか、そうでもないのかわからないけど、この毎月の所作のおかげで考えることも語れることも増えたと思う。 最近は無理矢理続けている側面が強くてアウトプットも悩ましいけど、自分のためにも当面続けたい。 経営ありきで広報を考え、人事やマーケティングとの重なりも意識することで、明らかに業務の幅と深度が広がって。 そ

          「広めたい」と思った時に少し考えておきたいこと3つ

          「事後対応や予防」をめぐる、広報の板挟み

          こうやってnoteを毎月書き始めてそろそろ5年。最近は広報外業務も多くて、直接的に広報に役に立ちそうな言語化が減ってきて、諸々の事情などもありnoteを書くのもかなり大変なのだが、今回はちょうどよい気づきがあったので書き残しておく。 対応するそれは「予防」か「事後」か各社の広報の目的や考え方にもよるが、広報が向き合っている課題や対応は、何に向けてやっているのか1度考えてみるとよいのでは、と気づいた。 個人的には以下があるように思えている。 発信内容をマネジメントし、レピ

          「事後対応や予防」をめぐる、広報の板挟み