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「陳情令」を観たら、そこからが深すぎる沼だった話

どうも、nopopoです。
ずっとタイドラマを推してきましたが、このところ新しい沼に浸かってしまいましたので、その話を。

★説明の為、少しネタバレ含みます。
 未視聴の方はお気を付けください。

新しい沼のきっかけは、このドラマ
    ⇩

ドラマ「陳情令」日本語字幕版

あらすじ

五大世家【姑蘇藍氏(こそランし)、雲夢江氏(うんぽうジャンし)、清河聶氏(せいがニエし)、蘭陵金氏(らんりょうジンし)、岐山温氏(きざんウェンし)】が世の中を収める中、江氏で育てられた魏無羨(ウェイ・ウーシェン)と藍氏の藍忘機(ラン・ワンジー)が出会い、固い絆を結ぶ。二人は一緒に様々な事件を解決していくが、魏無羨は罪を着せられ、崖から落ちてしまい、死んでしまう。
16年後、かつて死んでしまったはずの魏無羨が、莫玄羽(モー・シェンユー)に献舎されて再びこの世に現れた。そして、藍忘機と再会し、また事件を解決していく中で、16年前の真実にたどり着いていく・・・

あらすじを読んだだけでは、ただの中国仙侠ファンタジーものか・・・と思ったのだけど、映像を観てびっくり!

世界観がすごい!
美しい情景と建物、そして着物や小物たち!
出演者は美男美女だらけ!
(美しすぎる藍忘機の横顔と途中に出てくる魏無羨の笑顔クリップにくぎづけ・・・)
話のスケール大きい!
ストーリーが気になる!

このオフィシャルトレーラーを観て、いてもたってもいられなくなり、すぐにドラマを観始めました。

ドラマは全50話

実は、このドラマ1年前から知っていたんですが、ずっと観ることができていませんでした。
その理由は、約40分が全50話もあるということ。
他にもドラマをたくさん観ていたのので、全50話を観る余裕がありませんでした。
ずっと後回しにしていましたが、気になって仕方が無かったのでとりあえず1話だけ観てみることに。
観始めると面白くて、50話という長さが全く気になりません!
というか、どのエピソードも必要なので50話ないとこの話は完結しないから仕方ない、と思います。

私は全話一気観したので約半月で50話観ました。
1度観たらロス&色々確かめたくてもう1周・・・
50話が長いという壁はあっという間に崩れ去りました。

最初の数話を観てこの後長いなあ、と思ったら難しいですが、次の話が気になって早く観たい!と思ったら50話はクリアできると思います。
そして、2周目、3周目・・・と沼にハマるかもしれません。

登場人物

※登場人物の名前紹介の前に、名前の呼び名について
 古代中国では、個人の名前に3つの呼び名があります。
◆姓(せい)・・・家族・一族に受け継がれる固有の名前。
◆名(めい)・・・本名。家族や目上の人、親しい相手以外が呼ぶのは
         失礼にあたる。
◆字(あざな)・・・成人する際につける通称で、「姓+字」で呼ぶのが
          一般的。
◆号(ごう)・・・身分や功績、世間からの評判などを表す称号。

小説「魔道祖師」より

魏無羨(ウェイ・ウーシェン)/莫玄羽(モー・シェンユー)
 姓:魏(ウェイ)字:無羨(ウーシェン)名:魏嬰(ウェイイン)
 号:夷陵老祖(いりょうろうそ) 

演じたのは肖戦(シャオジャン)
問題を起こすけれど周りから愛されるキャラクター。

雲夢江氏(うんむジャンし)で育てられた。
自由奔放でいたずら好き、藍忘機にちょっかいをかけてばかり。
夷陵老祖として人々から恐れられていたが、16年前命を落とす。
16年後、莫玄羽(モー・シェンユー)に献舎されて復活。

藍忘機(ラン・ワンジー)
姓:藍(ラン)字:忘機(ワンジー)名:藍湛(ランジャン) 
号:含光君(がんこうくん)

演じたのは王一博(ワン・イーポー)
無表情でほとんどしゃべりません。
ドラマ視聴2周目からは隠された気持ちが分かってきて藍湛沼に引きずり込まれました・・・

姑蘇藍氏(こそランし)の第二公子。
極めて高貴で美しいが性格は冷淡。
言葉数は少なく、感情を内に秘めている。
16年ぶりに再会した魏嬰と共に過ごす。

江晩吟(ジャン・ワンイン)
姓:江(ジャン)字:晩吟(ワンイン)名:江澄(ジャン・チョン)
号:三毒聖手(さんどくせいしゅ)

演じたのは汪卓成(ワン・ジュオチョン)
江澄と魏嬰の兄弟のようにして育ってきた関係性がすごく良い。

江家の長男。厭離の弟。現江氏宗主。
魏嬰と兄弟のように育ち、二人で「雲夢双傑」と称される。
負けず嫌いで攻撃的な性格。

江厭離(ジャン・イエンリー)

演じたのは宣璐(シュエン・ルー)
ドラマを観たらみんな師姉のことが大好きになります!

魏嬰の姉弟子で江澄の姉。魏嬰からは「師姉(スジュエ)」と呼ばれている。
後に金子軒(ジン・スーシェン)に嫁ぎ、金陵(ジンリン)を産む。
容姿も資質も並みだが、温和で優しく、芯が強い。
魏嬰のことを弟のようにかわいがっている。

藍曦臣(ラン・シーチェン)
姓:藍(ラン)字:曦臣(シーチェン)
号:沢蕪君(たくぶくん)

演じたのは劉海寛(リウ・ハイクアン)
高身長で素敵!

藍家の長男で藍忘機の兄。現藍家宗主。
三尊の一人。
美形で藍忘機とよく似ているが、性格は上品で穏やか。
感情を表に出さない藍忘機の気持ちを汲み取れ、弟の気持ちを尊重する良き兄。

俳優さんと声優さん

なんと、中国ドラマは声が吹き替えだそうです!
最初は自然すぎて吹き替えに全く気が付きませんでした。
というより、画像に音をのせているのには気が付いていたけれど、本人の声だと思っていました。
しかし、違うようです。ちゃんと公式でも発表しています。
なので、演技する俳優さんと声をあてている声優さんは違います。
※声優さんがアフレコをすることを「配音」と言うようです。

主演2人の俳優さんと声優さんはこちら。

魏無羨(ウェイ・ウーシェン)・・・演技:肖戦(シャオジャン)
                 配音:路知行
藍忘機(ラン・ワンジー)・・・演技:王一博(ワン・イーポー)
               配音:辺江

肖戦(シャオジャン)は陳情令で可愛さとかっこよさを余すところなくはっきしたためそれから大人気に。
とにかく彼の笑顔が可愛いんです!

「陳情令」の魏嬰の魅力は、肖戦(シャオジャン)の表情の魅力あってこそだと思います。

そして、魏嬰の配音は路知行さん
路知行さんののなんとも耳に心地よい透明感のある声が魏嬰の魅力をさらにアップさせています!
肖戦の声もいいんですが、路知行さんの声で聴いてしまったら素敵すぎて、もうこの声でないと魏無羨(ウェイ・ウーシェン)ではありません・・・


王一博(ワン・イーポー)は元韓国アイドルグループでダンスとラップを担当。バラエティに出演したり、フリースタイルダンスやスケボーで活躍するなど多彩な才能の持ち主。
クールビューティーが藍忘機(ラン・ワンジー)と同じ

そして、藍忘機の配音は辺江さん
低くて落ち着いた素敵男声です。
この声を当てたら全員イケメンになること間違いなし!

その他の俳優さん達もみんな若くてイケメン。
そして、若いからこそこのドラマのためにたくさん準備を重ねてきたようです。
それがこのドラマの成功につながったんじゃないかな、と思います。

⇩俳優たちがドラマのために準備してきたことをぎゅっと詰め込んだ動画。
 この努力を知ってドラマを観ると、感動が何倍にも膨れ上がります!

「陳情令」は俳優さんだけでなく、声優さん達の声もとても良く、ドラマを観終わる頃には登場人物たちの声が印象に残ると思います。
俳優と声優両方の良さがかけ合わさった作品なんですね。


聴いただけで陳情令の世界に惹きこまれる音楽

音楽監督は林海(リンハイ)先生。
下の動画の中でプロデューサーの楊夏(ヤンシア)さんが
「古典音楽や中国風音楽を言うと真っ先に思いつくのが林海先生だ」
と語っています。

物語の中で魏嬰が演奏する陳情という横笛と藍氏が演奏する古琴の音を取り入れた曲が多く、それが陳情令の世界を思い出させてくれます。

本当にどの曲も素晴らしい!
⇩このアルバムを聴くだけで陳情令の世界に行けます。

⇩俳優たちが歌う各キャラクターのテーマソングまであり!
 主題曲「無羈」(忘羨のメロディー)は本当に素晴らしい!


圧倒的に壮大で美しい世界観

このドラマは俳優さん達が素敵、ストーリーが面白いだけではありません。
壮大な世界観をきちんと作ってその上で制作したからこその素晴らしさがあります。
一度観たら、映画並みの世界観に驚くこと間違いなし!

この映像美を見てください!

江氏の仙府、蓮花塢(れんかう)
蓮花塢の中の様子
藍氏の仙府、雲深不知処(うんちんふちしょ)
藍氏の座学の様子。一同に白の着物を着て挨拶をする姿は美しい。
着物も同じように見えて実は世家によって肩の刺繍が違う。
藍氏の蔵書閣

⇩ロケが多いドラマなんだと思っていたらほとんどがCGでその技術に驚き!


世界観に惹かれたらこれを読まずにはいられません!
       ⇩

陳情令 公式設定資料集

壮大な世界観の舞台裏をスタッフ・キャストのインタビューや美麗な写真、イラストと共に紹介。また五大世家の人物設定など余すことなく収録した豪華2冊組。

libre「陳情令」公式設定資料集HPより

資料集本体に収録されているもの
・「陳情令」のアートコンセプトと世界観を作り上げたチーム:花田美術スタジオと美術監督:姫鵬さんのインタビュー
・文化背景や規則、礼儀など陳情令の世界観の全体設定
・ドラマの名シーンの場面設定イラスト
・五大世家それぞれの設定資料(建物、風景、衣装、小物など)
・特別編(義城・乱葬崗の設定資料)
・忘れ難き瞬間(名場面の写真の数々・・・)

別冊に収録されているもの
・脚本統括:楊夏(ヤンシア)さんのインタビュー
・肖戦(シャオジャン)と王一博(ワン・イーポー)のインタビュー
・その他キャスト俳優への撮影現場一問一答インタビュー
・メイキング回顧(ドラマの場面写真とそれにちなんだ俳優のコメント)
・声優インタビュー
・絵コンテ(舞天女との戦いのシーン)

ちょっと読んだだけでおなか一杯になる凝縮された内容の数々。
細かい設定まで書かれているので、美術に目を向けて再度ドラマを観てみるとまた違う楽しみ方ができます。
テレビドラマでこのスケールの設定を作り上げる中国ドラマがすごい!
観ているだけで美しい設定資料は永久保存です!

⇩設定資料集で写真と説明が載っている美術たち。
 公式動画で2つの美術特集を作るほどのこだわりぶりです。

別冊は俳優さんと声優さんたちのインタビュー集。
俳優さんについては動画でインタビューを観ることありましたが、声優さんのインタビューは初めて観たので、ファンとしてはすごく嬉しい!
主演2人だけでなく、主要人物全ての俳優さんと声優さんの言葉が入っていて、感動の一冊です・・・


「陳情令」の俳優さんや音楽が好きになったら、これを観ておかないと。
         ⇩

陳情令コンサート~Japan Special Mix Edition~

2019年9月21日(土)にタイのバンコクで開催された「陳情令ファンミーティング」2019年11月1日(金)2日(土)に中国の南京で開催された「陳情令中国風コンサート」計3公演を日本限定で編集したスペシャル映像。

TELASAサイト説明より

「陳情令」の主要キャストたちが勢ぞろいしたイベントを日本語字幕付きで観られます。

この動画の素敵ポイント
①主要キャスト勢ぞろい!
 主要キャスト総勢17人!(江厭離はいません)
 俳優たちの現代の素顔が見られ、本当の声が聴けます。
 (ドラマは吹替なので)

②キャラクターソングや挿入歌の生歌唱
 「陳情令」にはキャラクターそれぞれにテーマソングがあります。
 それをキャラクターを演じた俳優さん達が歌ってくれます。
 歌詞の内容はそのキャラクターの人生や心情を歌った内容。
 歌詞の日本語訳が見られるので、意味がよく分かります。
 バックスクリーンにはドラマの映像も流れ、感動が蘇ります。
 歌手の方が歌う曲もご本人登場で歌ってくれます。

③ダンスもあり!
 曲によってはダンスもあります。
 特に暁星塵(シャオ・シンチェン)役の宋継揚(ソン・シーヤン)のダンスが素敵です!
 センスを持って軽やかに舞う姿が壮麗✨

音楽監督・林海(リンハイ)さんのインタビューが聴ける!
 個人的にこれがイチオシです。
 「陳情令」のドラマは林海さんの作曲した曲とドラマの映像とが融合しているのが魅力の一つです。
 その音楽監督をした林海さんのこのドラマにかける想いを聴くことができ、感動です。
 王一博が琴を弾くドラマ映像を観てそれに合うような曲を作曲すると話されていて、「陳情令」の音楽にかける熱量の高さに驚きと感動が収まりません。

④これで最後のコンサート
 ドラマには必ず俳優さんの活動終了時期というものがあります。
 俳優さんも次の作品に行かなくてはいけませんからね。
 そのために、最後に俳優さんみんなが自分の役に「さよなら」を言う時間があります。


さて、めいっぱい中国版を楽しんだ後は違う楽しみ方を。
         ⇩

ドラマ「陳情令」日本語吹替版

このドラマには日本語吹き替え版もあります。
海外ドラマはオリジナルの音で聴くのが好きなので、あまり吹き替えは好んで観ないのですが、中国ドラマは元々が俳優さんの声ではなく声優さんの声。
ならば日本語吹き替えでも自然に聴けるのでは?とチャレンジしてみたら、これがまた良かった!
私は日本の声優さんに詳しくないのですが、アニメ好きの知り合いにキャスト一覧を見せたところ、声優陣がとても豪華なのだそうです。
そんな力の入った吹き替えは観ない理由がないですね。


※以上写真と動画は全て「中国ドラマ『陳情令』公式YouTube」よりお借りしました。


そして、ドラマ原作オタクとしては原作を読まないわけにはいきません!
という事で、すぐに原作小説を読みました。
      ⇩

小説「魔道祖師」

作者:墨香銅臭
イラスト:千二百

時を超え待ち続けた、運命の再会。
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。
しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。
それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。
正体を隠し過去と決別しようとするが、
よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、
藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。
自由奔放で快活な魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と、
品行方正で寡黙な藍忘機(ラン・ワンジー)。
前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、
なぜか彼はそばを離れようとせず――。
あの日の旋律が再び二人を巡りあわせる。

魔道祖師1 あらすじ より

原作小説を読んで私は衝撃を受けました!
理由は・・・
・小説の世界観がドラマと全く同じ
・登場人物の人数や設定もほぼ同じ
・時系列は違うけれど小説のエピソードは全てドラマに採用されていた
 ※小説のBL部分はドラマでは全てブロマンス程度に変更

ドラマ原作オタクなんで、好きになったドラマは全て原作小説を読んでいますが、ノベライズ出ない限り、結構内容が違うこと多いです。
大筋は一緒でもエピソードや登場人物、場所が違うなど・・・
しかし、「陳情令」に関しては原作の「魔道祖師」の世界観がそのままドラマ化されていたと分かりました。

私が気づいたドラマ化での変更点
・BLドラマが制作できないのでそこをブロマンスに変更したこと
・映像化するにはあまりにグロテスクなので少し綺麗にしたこと
 (例)・【小説】莫家で見つかる左腕→【ドラマ】刀霊
    ・戦闘シーンの目をそむけたくなるような内容は映像化していない 
女性の活躍がドラマで少し増えていること
 (例)・【ドラマ】祖姉が藍家の座学に参加 【小説】参加していない
    ・【ドラマ】綿綿の出番が増えていたような
の3点でした。

こんなに原作に忠実な世界観を表現したドラマは初めて観たので、とても感動しました!
小説の良さは、何と言っても映像や心情が文章表現されているところ。
ドラマでは分からなかったこまかい様子や登場人物たちの心情を知ることができました。
小説を読んで、ドラマでそれがどう表現されていたのか確認したくなりまたドラマを観て、ドラマのシーンを詳しく知りたくまた小説を読む・・・
永遠ループの完成です。

何と言っても、原作小説はBLです!
1~3巻にもBLならではの絡みがありますが、ほんの少しです。
3巻まではひたすら壮大なストーリーが展開するので、BL苦手な人でも読めると思います。
4巻はBL好きな人、お待たせしました!という内容。
BL好きなら4巻だけ何度も再読の可能性大です。

何より、本編終了後の番外編たちが素晴らしい!
読者の欲望を満たしてくれるお話の数々で、私はそこまで読んで初めて完結した感じがしました。

⇩原作者:墨香銅臭さんが綿矢りささんと対談しているこちらの雑誌。
「魔道祖師」の誕生秘話や墨香銅臭さんの作品の書き方、中国仙侠ファンタジー小説についてなど、「魔道祖師」についての理解がより深まります。


上記の「すばる6月号」を読んだら、なんと原作小説をそのままラジオドラマ化したものがあるとのこと!
これは聴いてみないと・・・
      ⇩

MiMi 日本語版「魔道祖師」ラジオドラマ

インタビュー読んですぐに聴き始めました。
⇩ラジオドラマ予告編

中国よみの名前に慣れている私にとってラジオドラマの登場人物たちの名前がすごく違和感・・・

魏無羨 【中国】ウェイ・ウーシェン → 【日本】ぎむせん
魏嬰  【中国】ウェイイン     → 【日本】ぎえい
藍忘機 【中国】ラン・ワンジー   → 【日本】らんぼうき
藍湛  【中国】ランジャン     → 【日本】らんざん

違和感たっぷりですよね?
最初は違和感しかありませんでした・・・

でも、繰り返し聴いていて気づいたんです。
全く原作を知らない人が聴いたときに、日本語読みの方が声から漢字が想像しやすいし、漢字変換するときにしやすい、と。
ラジオドラマ「魔道祖師」はドラマ「陳情令」より前に日本に上陸したので、ちゃんと考えられた読み方なんだなあ、と納得です。

そして、声優キャストもドラマ吹替版と違います
それも違和感だったんですが、「すばる6月号」で
原作者が各キャラクターの声の特徴をきっちり説明し、それを元に制作チームは候補者をリストアップし、候補が決定した所でまた原作者と話し合い・・・「最終的に決定したのは、私たちが考えた最高の声優陣です」とあったので、この声は原作者のイメージと合っているのか、と思うと納得せざるを得ません。

「陳情令」にしても「魔道祖師」にしても、原作者の意向を大事にしているようなので、私のイメージと違うだけで、これが本来のものなのかと興味深く聴きました。

ラジオドラマの内容としては、本当に原作小説と同じ!
BL部分もそのまま!
違うところは、映像や文章が無く音だけなので、登場人物のキャラクターの台詞でストーリーが分かるように台詞が増えています
実際はここまで話しているのか。
こんなこと実は言ってるのか。
と、また新しい発見の数々で、これまた新しい楽しみ方です。

そして、物語のカギとなる「忘羨」のメロディーが違います

YouTubeでも1期が無料公開されていますが、アプリだと主題歌も飛ばされず最後まで聴けます。
⇩弾幕コメントと字幕つきで楽しい。

ラジオドラマは何話か無料で聴けますが、途中から有料です。
課金するかどうか悩み中・・・・


ラジオドラマが思ったより面白かったんです。
でも、やっぱり魏嬰は路知行さんの中国語の声で聴きたい・・・
という事で中国のラジオドラマにも手を出してみました。
※ラジオドラマ藍湛役は辺江さんでは無いです。
            ⇩

猫耳FM 中国版「魔道祖師」ラジオドラマ

本家本元中国のラジオドラマです。
⇩弾幕コメントと字幕はそのまま。本家中国キャストで。

声優陣はドラマ「陳情令」の魏嬰役はもちろん路知行さん。
ラジオドラマの藍湛役は魏超さんという方なんですが、この声もまた良い!

ラジオドラマなんですが、聞くとドラマの映像が蘇ります・・・
だけど、内容は小説そのままなのでちゃんとBL・・・
え?そんなご褒美いいんですか?
この声だけで私は毎日の活力を補給できています。

ラジオドラマ中国版主題歌がすごくいい!

そして、このアプリ、神です!
起動音が好きなキャラクター声に設定できる!
(私は魏嬰と藍湛の声をその日の気分で設定し直してます)
アラーム(アプリ起動中のみ)に好きなキャラクターの声が設定できる!
(これも同じく魏嬰か藍湛の声)
ラジオドラマの練習風景やイベントの音声が聴ける!
(藍湛の「うん」を練習している音声、最高です・・・)
好きな声優さんの作品を辿ることができる。
(路知行さんの別の作品も聴いてます)

⇩「猫耳FM」は、この方の記事でいろいろ勉強させていただきました。
 すごく詳しくて分かりやすいです!

これも最初の方の話は無料ですが、途中から課金が必要。
こっちを先に課金しそうです・・・


さて、声優さんにハマったので、同じ声優さんでアニメがあったら観るに決まっていますよね・・・
      ⇩

アニメ「魔道祖師」

アニメはストーリーが原作に忠実、声優陣はドラマ吹替版と同じです。
ドラマとラジオドラマのいいとこどりですね!

私は実はグロいシーンが苦手なので、アニメの映像はちょっと苦手です。
でも、ドラマやラジオドラマと展開のスピードが違うようなので、気になっています。

探せば中国版のアニメもあるようです。
中国版ドラマとは藍湛役の辺江さんが同じようでそれ以外は違う様子。
声優さん配役はなかなか奥が深いです‥

漫画「魔道祖師」

アニメがあれば漫画もあります。

試し読みを読みましたが、すごく読みやすし最初の献舎のシーンの意味も分かりやすい。
小説よりも手軽に楽しめそうです。
漫画の日本語訳はまだ1巻しか出ていないので、気長に楽しむ感じです。


さて、「魔道祖師」を楽しんだら、墨香銅臭(モー・シャン・トン・シウ)さんの小説をもっと読みたくなりました。
     ⇩

小説「天官賜福」

墨香銅臭(モー・シャン・トン・シウ)さんの「魔道祖師」より後の作品です。
神様のお話なので、「魔道祖師」よりもスケールが大きいです。
国だけでなく天界(上天界・中天界)と下界、世界が3つもあります。
破壊も街単位です・・・
そして、主人公は800年生きている神。
こちらの想像力を試されているような内容ですが、面白いのでさくさくと読めてしまいます。
墨香銅臭(モー・シャン・トン・シウ)さんは戦いの描写がリアルで、本当に目の前でみているような錯覚になります。

アニメにもなっているようですが、怖いのが苦手な私は映像では観られません💦
それでも、観てみたいと思うくらいストーリーは面白いです。


配音の路知行さんと辺江さんの声にハマってしまったら・・・
             ⇩

ドラマ「トキメキ☆雲上堂スキャンダル」

「陳情令」や「魔道祖師」からなぜこのドラマ?と思われたかと思います。
これを観たきっかけは路知行さんと辺江さんペアの声が聴けるからです!
中国版「陳情令」「魔道祖師」で路知行さんと辺江さんの声に魅了されてしまった私は、この二人の声が聴きたくて探しました。
そしたら、このドラマで共演しているというではありませんか!
それは、観ないわけにはいきません。

路知行さん配音の雨楽暄(ユ・ラシュエン)
調子よさそうに見せているけれど芯のあるいい人です。
辺江さん配音の風承駿(フォン・チェンジュン)
何でもできてイケメン、いう事なし!

このドラマは女子禁制の学堂にあるきっかけで男装した女子が入学し、仲間と一緒に昔の身分や性別で差別されていた時代に社会を変えようと奮闘するお話です。
男女の恋愛はありますが、BLではありません。
なので、路知行さんと辺江さんのからみは仲間としてなんですが、この2人の声が毎話聴けるだけで私には大満足なドラマなのです!
そんな不純な動機で観始めたドラマでしたが、観てみたらストーリーが面白く、新しい俳優さんの推しもできてしまったので、また違う中国ドラマが観たくなってしまいました・・・





ということで、何気なく「陳情令」を観始めたらどんどん派生して中国ドラマを観たり、ラジオドラマを聴き始めたり、関連小説を読んだり・・・
何なら、中国語の本来の意味が知りたくて、YouTube中国語動画まで観たりしています。
「陳情令」は人気ドラマなので、この台詞を使った中国語学習動画や、解説動画がたくさんあります。

私が中国ドラマ沼に引きずり込まれてひたすら沼が広がり、深く沈みこんでいる様子が伝わったでしょうか?

この沼、広くて深いです。

でも、すごく楽しいです!

もしこの中に興味を持たれたものがあれば、観てみてください。
そして一緒に中国作品沼に浸りましょう。


この沼を楽しめているのは、中国沼先輩のアシストがあったからです。
陳情令を観始めた時に2周目、3周目の楽しさを教えてくれ、ずっと陳情令や魔道祖師の私のオタクトークに付き合ってくれています。
本当に感謝です。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


3月13日
中国版ラジオドラマの配役はよく調べるとドラマ版とは結構違っていました。
すみません💦訂正しました。

4月27日
アニメの声優さんは日本は同じようですが、中国は結構違っていました💦
訂正しました。
声優さんいついては後日まとめてみようと思います。




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