こんにちは、のっぺです。

iPhone大好きでずーっと独学でアプリ作って来ましたが、ここ数年で社会に出たりしたらコミュニティみたいなのがあるというのを知って指を咥えて見ていました。

iOSDC2017では、会社からチケット代が出るみたいな話を小耳に挟みながら自腹で個人スポンサーチケットを購入して参加しました。100%味わいたかったし、自腹出したら頑張れると思ったからですね。

peaksを書くような人たちが集まって話しているのを見ては自分もこういう人たちに覚えてもらいたいと思いながらセッションを聞いていました。

Xcodeの非公式プラグインを触ったことのあった僕は、懇親会でtakasek先生に非公式プラグインの話を聞きました。しかし、そこで「逆に詳しいのなら私も知りたい。自分もXcodePluginの事は何も分からなくて、今回の登壇の為に勉強した。」という返答をされたのは今も鮮明に（言い回しは違ったから鮮明じゃないけど）覚えています。

懇親会ではそれくらいで、コミュ障な自分は知り合いとばかり話していた記憶があります。それでも、iOSDC2017はとても興奮して楽しい時間でした。自分がこれまで一人で書いていたコードのコミュニティがこんなに大きく盛り上がっていることに驚きました。

そして、熱は全然冷めず気がついたらtry!Swift tokyo2017のチケットを手に入れていました。この頃にはもうiOSDC登壇したい！という気持ちだったで、try!Swiftもという心意気はあったのですが初めての参加という事もあって一回参加側で行ってから…とヒヨりました。そもそも募集してたのか…？

try!Swiftはどれも高度な内容で、ついて行くのに精一杯でした。英語だし。ただ、印象的だったのは通りかかった岸川さんに声をかけたら自分の事を知っていた事です。なぜに…？

そう、前に作ったAppleTV向けのアプリにrealmを使ってたんですね！そしてrealm blogにもリンク貼ってもらっていました。これは天才。先見の明。過去の俺という感じでした（？）ちなみにtvos対応する前のソースを無理やりコンパイルして使ってました。（ごめんなさい）

そういうわけで念願のpeaks著者に知ってもらうという思いは達成したわけですが、この後も謎にtarunonさんが自分の存在を認知していたということがアフターパーティで発覚して挨拶したりdiscordに入ったりしました。

めっちゃ嬉しい。

2018年になって、iOSDCで登壇するぞという意気込みはあったもののLTくらいしかしたことのなかった自分はまずはいろんなイベントに顔を出してみることにしました。

とりあえずconpassでpeaks書いてそうな人が参加するイベントをネトストして、参加しました。そして、出来るだけ登壇の応募もしてみました。

5分でも15分でも、誰もやってなさそうだとか、難しそうなものを選んでみました。そして、スピーカーとして参加すると懇親会の質が段違いに変わりました。

何が変わったって、話しかけてもらえるんです！これはコミュ障こそ登壇だなと思いモチベに繋がりました。しかも話しかけてくれた人に別の場所で会ったら話しかけれる！好循環ハイパーループの完成です（？）

その勢いで、iOSDC 2018にCfPを６本出しました。全部、やってない事です。採択されたらやろうと思った事です。ちょっとネタっぽい内容も入れました。

そして通ったのがMetalの話でした。５つのCfPの中で一番やってみたかった内容でした。最高！

そういう訳でiOSDC 2018はスピーカーとして参加したのですが、正直めちゃめちゃ話かけて貰えました。本当にありがとうございます。自分で判断する事ではないですが、コミュニティの一員にはなれたんじゃないかと思うくらいにコミュニケーションが出来ました。そして、これからも色々イベントに顔を出すと思います。狐がいたらぜひ会話相手になってください。段々と自分から話しかけられるようになって来た気がします。

これからの目標としては、本、書きます。技術書展５。これは前回の技術書展行った時にコミュニティ先導してる人は同人誌も書いてる説を感じたからです。見よう見まねですが、やってみようと思います（もう時間が危うい）

あとは、コンパイラとか、Swift自体のアレコレ。カッコいい（やるとは言っていない）とかまたアプリ作るとか、AR気になるとかiPad欲しいとかCoreML使いたいとかMetal突き詰めてみるとか動画とか配信とかキツネ村行きたいとか…

という訳で、iOSDC他多くのイベント、自分の人生のターニングポイントになってますよー！というのをアピってみました。本当に関係者各位そのほか全員ありがとうございました！楽しかった！！

エモい話でだいぶ使っちゃいましたが、記事分けた時にタイトル思い浮かばないので、話した事書きます。

スライドはこれ！動画は出たら貼ります！！！

以下もらった質問（うろ覚え

Q: Lottie知ってる？なんで使わんの？

Lottieは、AFのレイヤーをCALayerで再現するので、Tweenアニメーションには強いですが毎フレーム絵柄の変わるシーケンスアニメーションには弱いです。しかし、ベクターが使えるので大きく表示しても重くなりにくい上に綺麗に表示できる利点はあります。また、グラデーションの表示など一部再現出来ない表現やプラットフォームごとに再現性が異なる点があります。

一方でKitsunebiは、mp4をそのまま再生するためどれだけ見た目がリッチになっても負荷が変わらない利点があります。また、mp4と完全に同じ見た目で再生できるのでAFの作り方や表示の再現性によるデザイナーとの不一致がほぼありません。しかし、解像度によってはボケたり重くなることがあります。

一長一短なので、自分のサービスに向いている方を利用すると良いと思います。

Q: OpenGLESはObjCの方が書きやすいのにKitsunebiをObjCで書かないのなんで？？

Swiftで書いた方が人気出そうって思ったのと、Swift版書かれてそっちが人気出たら嫌だなぁと思ったからです。

余談ですが、Kitsunebiの前身であるAlphaMaskVideoPlayerはtry!Swiftで堤さんに見せたら「流行らせたいなら名前どうにかした方がいいよ」（意訳）と言われたのでちょっと流行ること意識してます。ちょっとね。

Q: HLSで配信してる？

rtmpで配信して、4G/LTEならHLS、WiFiならrtmpで視聴してます。本当は全部rtmpがいいけどAppleのレビューガイドラインにそう書いてあるのでそうしてる。Android版はrtmpオンリー。遅延はHLSでも0.3~1.0秒くらいになる算段があります。

Q: Kitsunebiは半透明には対応してる？

してます！アルファ値マップが灰色の箇所は半透明になります。

Q: 美顔美肌フィルターってどうやってるの？

AppStoreにも記載がありますが、SenseTimeのSDK使っています。SNOWとかと同じやつです。（今は知らない）

Q: Androidとコードの共通化はしているか

してないです。シェーダのロジックが非常に簡単なので共通化はしてないけど、ほぼ同じ意味のコードになってます。

またGLES側のコードも複雑ではないのでObjC/Swiftとkotlinの両方で書かれています。

以上です！！！！🦊🦊🦊🦊🦊