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北京ドタバタ旅行(60)

 例の土産物屋のポケットがいっぱい付いたチョッキに後ろ髪を引かれるような思いの父を乗せ、サンタナは昼食に向かいました。私たちは中国滞在3日目にして、初めて一般観光客が立ち寄るような、値段の高いレストランで昼食を取ることとしました。どのくらい高い値段かというと、お1人様50元(650円)という料理です。

 もはや中国滞在3日目にして、息子はしっかりと中国人化し、50元の昼食は
「た、たかいなぁ」
という物価感覚を持つに至りました。しかし前にも言いましたが、中国では50元有れば、大人3人はゆうに食べられる金額です。一体どういう料理が出るのだろうかと楽しみにしていました。ガイドと運転手は、安い食堂が有るそうで、そちらに行きましたので、同席しません。

 出された料理は、あまり覚えていませんが、中に肉料理がありました。味付けが日本人好みにしてあり、なかなかおいしかったので、比較的早くなくなりました。その後、見た目はおいしそうなのですが、やはり味付けが日本人には合わない料理もあり、あまり箸を付けないものもありました。

 先日街角のレストランで親子3人で100元足らず食べた料理の方が、はるかに量も多く、おいしかったのですが、まぁここは観光価格を設定しているのは間違い有りません。日本語の分かるガイドさんも再三の値下げで、当初の4割引で雇えたのですから、こういう紹介料をもらえるところで食事をするのも甘受しないと行けません。

北京ドタバタ旅行(61)

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